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発売当時に読んだ時、私はまだBL歴1年ちょっとで。
「座裏屋蘭丸」というペンネームやズバッと描かれるエロシーンに驚きと衝撃を受けたものでした。
電子で買い直して久々に読んでもやっぱり初読みの時の感服感を感じました。
本作は短編集。
全てかなりの描写が含まれています。
「眠り男と恋男」
ノンケとゲイが仕事のパートナー。だがノンケは夜に意識なく誰とでも性行為をしてしまう奇病で…
…という設定はちょっとトンデモだけど、ゲイのジュードはロイスが好きなわけで、だから余計に切ない。
ストーリーとしては「絆され」になるのかな。ジュードには良かったねだけど関係性は危なっかしい。
「優しいディナー」
シェフの霧野は葵くんを弄るついでに彼の酷い偏食を面白がってる…?と最初は思ったんだけど、食べられなくなった理由がキツい。こういう事ってあると思う。
エロはストーリーに対して過剰な気はします。
「夜を逃げる」
夜が嫌いなハル。ユーゴを都合のいいセフレにしてたけど、ユーゴはハルに本気になる。
こちらも「絆され」といえるかな。ワンコに癒されてください。
「太陽と秘密」
少年をひと夏もて遊んだ既婚者の優男。そいつが舞い戻ってきて…
一度は傷つけたし、乗り合いバスでの本番行為など、コイツは許せん。
「待つ花」
なんとも淫靡なシチュエーション。これ、周りはみんな知ってる…んでしょ?
一葉ちゃんの緊縛M字開脚、恥ずかしい処全部見ちゃってごめんね…みたいな気分。
絵は非常に素晴らしい。エロ描写も。
でも今思うとせっかくストーリーが良いのにエロが強すぎるかもと感じたり。バランスですかね。
「眠り男と恋男」「優しいディナー」「夜を逃げる」「太陽と秘密」「待つ花」「眠り男と恋男 その後」の6編を収録した短編集。
長編ばかり読んでいたので短編集は新鮮でした。それにしてもおしゃれな表紙ですね。レコードのジャケットみたい。
表題作の「眠り男と恋男」がこの中では一番好きな作品です。
主人公のジュードの悩みは、相棒のロイスの奇病のこと。ロイスは睡眠中、無意識のうちに相手かまわずセックスをする、しかもそのことを本人はまったく覚えていない。本当はロイスはノンケのはずなのに、ジュードは襲われてしまっており、相手が男でもいいらしく、余計に傷つき、でも誰にも言えないしで、悶々としているというところから始まるお話。
2週間前から始まった、というのがポイントで、要は病を抑えていた薬を切らしたときから、なんですよね。本人は自分が何をしたか覚えていないし、これまで多分大きなトラブルもなかったのでしょうが、あまり切実に感じてないのがたちが悪いです。全部わかって全部背負い込んでいるジュードがとにかく可哀相。ロイスのことを好きだから余計、相手が誰でもいいらしい夜の秘め事を自分の中で消化できず、さりとて自分以外とはして欲しくなく、どうしようと思うんですよね。
表紙もおしゃれですが、この作品の語り口も大変にセンスを感じます。冒頭の「商売仲間になったのが4年前 共同で部屋を借りるようになってまる2年 いかがわしいことになったのは昨日で7回目」にノックアウトです。詩的でありつつ説明にもなっていて、登場する数字の単位が異なっている。もうこの冒頭の1ページ目で大拍手でして、しかも次のページのタイトルバックの遠景が最高の一言です。こちら側に背中を向けるロイスが、画面の奥にいるジュードの背中を見ている。つまり、こちら側からは二人とも背面しか見えていなくて、でも上下に配置している大コマにより両者の表情も分かる、という。素晴らし過ぎます。ついでに、この作品の一番最後のページの最後のコマは、二人が背中合わせでくっついているカットなので、最初と最後で対になってもいるのでした。ああ、マンガってなんて素晴らしい。
ほかに、「夜を逃げる」も良かったです。
子供の頃のバス事故がきっかけで夜が怖いハル。薄暗い部屋がいやで引っ越してすぐに東側に窓をつけ、その時に知り合った建具屋のユーゴと身体の関係を続けている。夜だけそばに居てくれればいいのに、朝もいちゃいちゃしたがるユーゴが少し鬱陶しくて「もう来るな」と告げてしまうのですが、不測の事態が起きて、……というお話。
夜だけでいいのにというのが身勝手と思うものの、その裏には夜を怖れる自分への嫌悪や羞恥が含まれていて、その分だけ余計に強がってしまうのだと思えば、ハルのことが愛しく思えてきます。ユーゴはハルの過去のことは知りませんが、夜を怖がっていることには気付いていると思う。だから蝋燭もたくさん付けていたし、夜に外に出ようとも言わない。
見た目も優しくてユーゴはいい子だなあと思っていたら、とんでもないSぶりだったのでギャップに驚きました。敢えてクローズアップされてませんが執着もすごいので、今後ハルは愛し尽くされるでしょう。でもちょうどいいのかも。いつか夜の街を二人で歩けるようになるといいな。
先に『メス堕ちBL』というアンソロジーを買ってエロさと受けの可愛さにハマり、えー!これって続きだったの?!と前作品をやっとこ探し。
自分が買ってる某電子書籍になかったため、別の電子書籍を新規登録してまでして読んで・・・大満足でした!
海外映画を観ているような情景と、肌のツヤ感、エロの際どいアングル、愛おしい乳首・・・
ロイスには無神経さにイラッとさせられたけど、最終的にしっかりジュードの可愛さに気づいたため許す!
座裏屋先生の作品の中でも重くないため、たまーに供給したくなります♡
睡眠中無意識に性行動に走りそれを覚えていない病気に罹ったロイス、仕事仲間で密かにロイスに想いを寄せていたジュードは記憶のない彼に抱かれていて…。投薬で治る事を知っていながら言い出せないジュードの恋心が切なくて、気づいてしまったロイスとの関係が病気のせいだけじゃなく、本物になっていくところが嬉しい。
表題作含む6本の短編集の本作。他のお話も切なく美しく淫靡なものばかり!セッがどれも本当にエロティックでめっちゃ好き。ラストが眠り男の描き下ろしで、また2人のお話が読めて良かった〜。海外は靴履いたままセッするの普通なの?(笑)
すごい、スゴイ、凄い、SUGOI、sugoi、、、ありとあらゆる世にある「凄い」をこの作品に贈りたい、そして叫びたい!好きだーーーーーっ
「リカシガ」はきゅん摂取、「ねむこい」はぎゅんっっ…ッ摂取
ぎゅんっって何?…は…ど…どうぞお察し下さい(///ω///)
今更過ぎる最高作品なので内容はすんばらしい胸熱レビューの数々を!
ホントにスゴイ短編集なんだよなーーー
短編の域を越してるストーリーと魅惑的なキャラで充実した芸術作品ばかり
蘭丸先生、天才過ぎる…
この作品初版が2015年、それから2年後の2017年に刊行されたアンソロ、その名も「メス堕ちBL」でねむこいの2人、ジュードとロイスに会えるなんて思ってなかったからめちゃくちゃ興奮したのを思い出す…
ほんと、このアンソロも優秀だったなぁ(脱線しちゃうからこの辺で)
取り合えず、幸運にも今からねむこいに出会う方達の為に「後日談があるよ~」をお伝えしておこう!という使命感に勝手に駆られてレビューをあげました
この2人の後日談、エロだけじゃなくてちゃんと話もあるので可能なら是非ご一緒に♡おススメです
それにしても2015年かぁ…
全っ然色褪せないなぁ、1mmも…・・ビックリする位色褪せない所か魅力が増すばかり…なんだろ、この本、魔力でも宿ってるの?
一生解けない魔力…最高な魔力だな!
