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表題作Loved Circus

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:あとがき(描き下ろし)

あらすじ

地味で平凡なサラリーマン・ケイは、全てを投げ打って惚れた風俗嬢を借金から救おうとするも、投資に失敗。
人生に絶望したまま自殺を図るが死にきれず、次に目を覚ますと、そこはゲイ向け風俗店〈サーカス〉の店内で……!?
ワケあり男4人がサーカスで共に暮らし、働き、それぞれの愛や生き方を見つけていく――
「どこでだってよき人生は送れるんだよ、心次第さ」
注目の新鋭・朝田ねむいの最新作!

作品情報

作品名
Loved Circus
著者
朝田ねむい 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
ISBN
9784829685686
4.2

(223)

(114)

萌々

(68)

(31)

中立

(6)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
37
得点
941
評価数
223
平均
4.2 / 5
神率
51.1%

レビュー投稿数37

甘ったるくないBL

私は基本、甘ったるくてらぶらぶで
ハッピーエンド大好き侍なのですが、
この作品はその中の一つしか
合ってなかったけれど、
面白かったです!

出てくるキャラクターのそれぞれが
(お客の一人一人まで)、
個性的で何かを背負ってる。
一筋縄では行かないというか、
ちょっとしたドラマか映画を
見ているような感覚になります。

あれだけのページで
じっくり書き込んであるので、
なかなか読み応えのあるお話に仕上がっています。

確かに、ジョーやリンの話とか、
もっともっと描いて欲しかった気もしますが、
そこまで行くと広げすぎなので、
あのくらいで良かったのかと。

途中、この話どう転がっていくの?と、
余計な心配してしまいましたが、
心配なんか全然要らない!
最後まで面白く読ませて頂きました!

朝田さんらしい読ませる作品です。
最後も上手く納まって、
私の好きな後味がじんわり残る逸品。

作品としては
神評価に値すると思うのだけれど、
BLとして評価するなら「萌✕2」!

0

Circusへようこそ

最近、朝田ねむい先生の作品を続けて読んでいます。「スリーピングデッド」「Dear, My GOD」に続き、これが三作品目です。

やはり設定が良いです。古い倉庫を改装したかのようなゲイ専門風俗店「サーカス」、店内はいくつかの部屋に分かれていて、従業員4名はそこでベッドを並べ共同生活を送っています。
従業員みなそれぞれが訳ありだったりでそれぞれの人生を送って来てここにいる、人間模様が描かれた作品です。
それだけで既に面白い。とにかくお話として面白い、それが朝田ねむい先生の作品の醍醐味であり何度も読みたいと思う所以です。

シロさんのキャラクターが最高です。黒のタートルネックも目の下のホクロも長い睫毛も流し目もすべてが良い。休みの日はいっぱい寝るところも良い。シロさんが顔色ひとつ変えず “僕に集中して” と言うコマでは死にそうになりました。センシュアル過ぎました。
「スリーピングデッド」の佐田もそうですが、朝田ねむい先生の描くパジャマを着た男性がなんとも言えず色気があって好きです。パジャマ買おうかなと考えています。

登場人物皆、人生色々なことがあってもシリアスになり過ぎず生きていける明るさが素敵です。
映像化や実写化されてもとても素晴らしくなりそうな作品だなと感じました。

1

いいヒューマンドラマだった


朝田ねむい先生の作品の中では不穏な空気が少なめ、BLも少なめ。
私が読んだ中ではこんな感じです。

BLが強い >「マイリトルインフェルノ」>「スリーピングデッド」>「
Loved Circus」>「兄の忠告」

今回は、受け攻めも挿入までしていないので明確ではありませんが、それでもやっぱり面白かった!

男性風俗店で働く人たちが中心となったお話で、主人個の周りの人たちにもドラマがありました。
そう、かなりドラマっぽいです。
一人一人のキャラが確立していて面白い!
映像化もしやすそうな読みやすさでした。

BLっぽさを求めている方には物足りないかもしれませんが、たまには気分転換したい!という方にはオススメです。

0

人生模様

作者様の立地点というかスタンスというか目の付け所というか。
そういうのが非常に独自ですよね。
本作も「BL」とはちょっと違う。
boyたちがラブラブでエロエロで、と思って読むなら、そこは盛大に肩透かし。
それどころか、彼らの境遇は非常に悲惨で、ラブのラの字も無いというか。
ワケアリで、そこにしか生活の糧が無い、転落の果てというような男性x男性の風俗店「Circus」。
そこで生きるそれぞれの男たち。
シロという美しい男がそこの「女神」かと思いきや。
彼が一番ゆがんでた。
シロの真実が明かされてからの「Circus」の真実が胸に迫る。

顧客たちの切実な欲求。
生きていくための拠り所。
受け皿。
そんな究極の人生観に触れた男たちが生きていくさまが胸アツ。
男の娘に扮していたリンは、好きな女性と結ばれ。
ギャンブル狂のジョーは、一途な男に絆されたのか人生を一変させた。
巻き込まれたていのケイは…?
シロに恩を感じ、今度は自分がシロを支えたい/支えなければと思ったのか?

ラストは、ケイとシロが旅行をしているという設定がありました。
でも私はケイとシロは肉体関係は無いのでは?と思った。
シロの体のこともあるけど、ケイは甲斐甲斐しく世話/介助をするけど抱いたり抱かれたりは無いような気がする。
でも心だけで恋人かも、とは思う。
そして「Circus」の皆は、そういう結びつきもアリだと知っていると思う。
エロを超えた愛、ならここにたくさんある、ような気がする。

0

ようこそ、サーカスへ!

んんんん〜!めちゃくちゃ、良かった。。。
私、ストーリー重視なもので〜朝田先生は外せない1人だわ。

「ようこそ、サーカスへ!」
朝田ねむい先生の描くコミックは、どれも1本の映画を観ているようだ。

無駄な絡みもなく、風俗店の従業員にスポットをあてたストーリー。
訳ありの4人。シロ、ジョー、りん、ケイ。
そして、団長&マリアさん。
それぞれが、全く違うタイプが織り成す日常。
出会いもあれば、別れもあり。
重すぎず、途中笑えるところもあり、最後は
シロと、ケイ〜収まる所に収まった感じだね。

0

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