限定特典と割引が充実!
―――お前の一番大事なものは何だ?
槙尾の背景が見えてきた3巻でした!
相変わらず、最初は新キャラ詐欺師お姉さんと和智の元カノの登場でこのパターンか……と思ったのですが、まさかの槙尾の和智への独占欲が見えて歓喜しました!
和智は目に見えて槙尾の心配もするし独占欲も執着も強いのがわかるんですけど、どうしてもここまで槙尾の和智への矢印が曖昧だったので……。
そして、3巻にして槙尾の複雑な関係が見えて来ました。元詐欺師でバーテンダーという現在の状況ですが、裏にはヤクザが関係している??
個人的に若頭に対する槙尾の気持ちがどういうものなのか掴めなかったのですが……元は愛人??好きだったのかなぁ……??
居なくなった槙尾を探し当てて自分の身もなりふり構わずヤクザの前に飛び込んできた和智の愛!!どうなる事かとハラハラしましたが、槙尾の和智への思いは強くなった気がします!
かけひきばっかりやってないで素直になれ!!とも思いますが笑
悪い人間の周りには悪い人間が集まってくる。
またまた、和智の元に詐欺師がやってくる。今度は女詐欺師。プラス元カノストーカー。
こんな厄介な案件も楽しんでる槙尾。
ラブコメな感じでいくんかなと思ってたら突然置き手紙で居なくなっちゃった気が気じゃない和智。
最初の方で部下の女性が彼氏に振られて仕事が手につかない状態を冷たく叱咤してたけど、絶対この期間の和智変になってたよね。
仕事の描写がなくて槙尾探す事に必死な姿しか見えなかったけど。
あの団体の人たちと槙尾の出会いは何だったんだろう。燃やされた写真に写ってた人は誰?お母さん?
この先出てくるんだろけど気になるな。
杜江さんと槙尾の関係が特に気になるんやけども。私はあの時やっちゃってて欲しかったな。和智への気持ちがチラついて杜江さんはその気にならないような良識ある人だったけど、もっと悪い大人でその上でやっちゃうような人がよかったや。
でも、そんな相手だとこの先厄介な事になるかもしれないからしない人で良かったんだろけども。
シーモアで1日だけ全巻解放で読了
なぜか3巻から白線修正にめっちゃ見えてました。
そこまで凶器ではないね、和智の和智。
三巻は受けの気持ちが攻めに傾いてるのが分かるシーンがたくさんありました。
というのも、今回は受けの周辺人物が初登場!
受けよりも更に扱いづらそうな面々が現れます。
なぜ詐欺師をしているのか、受けのバックについてるのは誰なのか。
それが段々と分かりかけてくる回でした。
危険な相手だと分かっても、何を犠牲にしても受けを探し出し連れ出す。
そんな攻めの、受けしか見てない感じが相変わらず良かったです。
そして、今までとはまったくタイプの違う攻めに絆されていく受け。
この先もきっと受けを手に入れるには様々な課題がある予感を残しながら次巻へ…。
槙尾がなかなか複雑な立場だったんですね。
槙尾はゲームや駆け引きばかりの世界で。
和智へ近づく詐欺師も野放しにして和智の反応をうかがったり。
まあなぜか絶妙なタイミングで駆けつけるのですが、なぜわかった?
和智は槙尾以外にはまるで冷血漢ですね。
人の感情がここまでわからないとは。
しかし槙尾だけが和智の誠実さを知っていて。
後半は槙尾が探すなと言って消えるのを和智が必死になって探す話で。
情報に踊らされたりお金がかかったり。
なんだか金持ちのゲームみたい。
槙尾は和智を恋人だと認めたら弱みを作っちゃうから二人を守るために認めないんでしょうか。
3巻でございます。
前半は和智と目に見えないカードを使って、ポーカーを楽しむ槙尾の回。
後半は槙尾、実家に帰らせていただきます、でした。
新キャラ続々登場です。
女詐欺師・姉崎、竜征会若頭の杜江、弁護士の白洲。
前半では姉崎が和智をカモろうとして返り討ちに遭いますが、槙尾以外の人間には感情で接することのない和智をカモれるのは槙尾くらいのもの。
その上、槙尾が自分の手持ちのカードだと思っていた和智の元カノも、ばっさり切り捨てる和智。強い。この冷徹さ、共感力の完全欠如が本来の和智なんですよね。
ただ槙尾も黙っては終わらせないわけで、元カノが和智に向けたナイフで負傷して、和智に罪悪感を抱かせることで勝利!
と、思いきや…。
冷酷人間・和智が槙尾にだけ見せる人間らしい感情にヤラレて勝負はドロー。
他人の感情に対しては、馬鹿正直な理性でしか返せない和智だからこそ、自分の感情を誤魔化すこともしない。駆け引きを楽しむ槙尾がゾクゾクするのは、そういう自分しか知らない和智を引き出しているつもりが、さらに予想の上をいくところまで和智が見せてくるからなんでしょうね。
後半は「実家に帰る」という書き置きを残して消えた槙尾に、慌てふためく和智。
ここでは和智が見ていられませんでした。
我を忘れて動揺しまくったり、清丸の張った罠に気付けなかったり、いいところなしですが、その分野生の勘で何とか切り抜けていました。
これ、和智は野生の勘と言っていますが、冷静な状況判断の賜物に見えました。あの状況で、白洲の睨みにビビりながらも観察して、誰がどういう立場かということを瞬時に見抜いているわけですもんね。
それにしても白洲が何を仕掛けてくるか怖いですね。
槙尾の過去の回想が少し出ていましたが、893より非情な白洲。大事なものを失った瞬間の絶望した顔が見たいという怖ろしい変態だけに、槙尾にとっての和智の価値を知ったからには、仕掛けてきますよね…。
というのはさておき。
3巻のハイライトは「槙尾、震える」ではないでしょうか。
古巣に戻って、世話になっている杜江を誘ったときの震えとフラッシュバック。
ここ、最高でしたね。
目的のためならからだを使うことに何の躊躇いもない槙尾が、震える…。
それほどまでに無意識下で大きな存在になっている和智とどうなっていくのか。
4巻に続く!!
