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表題作花恋つらね 1

新井 源介(野田 淳平)
大谷屋御曹司
松川 惣五郎(東 周吾)
玉乃屋御曹司

あらすじ

有望な若手女形の惣五郎と、立役の若手有望株の源介。
同い年で人気もある2人。しかし、惣五郎は源介をライバル視している。
ある日そんな二人が夫婦役で共演することになり……?
梨園の御曹司同士の恋絵巻、華やかに開幕!!

作品情報

作品名
花恋つらね 1
著者
夏目イサク 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
花恋つらね
発売日
電子発売日
ISBN
9784403665226
4.1

(337)

(159)

萌々

(115)

(38)

中立

(10)

趣味じゃない

(15)

レビュー数
36
得点
1379
評価数
337
平均
4.1 / 5
神率
47.2%

レビュー投稿数36

絵柄がツボ過ぎて

イサクさんは昔からきれいな絵柄でしたが、ここ最近、美しさに磨きがかかっている気がします。
もう表紙が!美しすぎて激しく萌えてしまった…。
赤い着物に、紅いアイライン、そして深紅の背景。素敵です。

さて、感想を。



主人公は梨園の名門『玉乃屋』の次男・惣五郎。表紙の彼です。
家柄良しかつイケメンさんで、ハイスペックな彼は自分に圧倒的な自信を持つ反面、人からの評価にも敏感に反応してしまうちょっとメンドクサイ性格の持ち主。
なぜそうなってしまったのかというと、同い年の、同じく梨園の『大谷屋』の御曹司・源介の歌舞伎を見たから。
源介の歌舞伎を見るまでは「自分が一番」と絶大な自信を持っていましたが、圧倒的な演技をみせる源介の姿を見て『あいつには負けたくない』と勝手にライバル心を抱いています。ゆえに、自分の演技に過剰に反応してしまっています。
そんな中、源介が惣五郎の通う高校に転入してきて、そして、同じ演目で共演することになり…。

というお話。

自分に自信のあるナルシストかと思うと、ちょっとネガティブな思考も根底に持つ惣五郎。そして、ちょっと天然さん。
努力家でありながら飄々とした態度の源介。
キャラの性格はイサク作品の『どうしようもないけれど』の二人とちょっと似てる感じ。

二人とも歌舞伎にかける意気込みはしっかり持っていて、精進する二人がなんとも素敵でした。
私は歌舞伎って片手で数えられる回数しか見たことはないのですが(つまりまったくもって知識がない)、歌舞伎に関するプチ情報が所々に書かれているので理解しやすい。

歌舞伎がメインのお話ではありますが、この二人、実は高校生。表紙を見たときは高校生だと思わず20代半ばくらいなのかと思ってましたが。なので、高校生活の話もあり、学校の友達の話もあり、歌舞伎一辺倒のお話になっていなかったところもよかった。

脇を固めるキャラたちもいい味出してます。
惣五郎の祖父であり師匠でもある菊右衛門に、いとこの武市。
学校の友達の俳優の寛人。
特にじいちゃんが渋くて素敵。

イサク作品の攻めというと、大人で、しっかりした感じの攻めが多い気がしますが、『花恋つらね』の攻めくん(だと思う)源介は、まだ高校生ということもあってなんか青い。けど、そこがいい!応援したくなるナイスガイでした。

1巻では全然ラブまで行ってません。
源介の、惣五郎への想いが透けて見えてるな~、くらい。これから二人の仲がどういう風に進展していくのか非常に楽しみです。

10

夏目先生の作品では一番好きです

安定の夏目先生クオリティ!
すべての作品を読んでいる訳ではないのですが、いくつか読んだ作品の中では一番好きです。

歌舞伎には詳しくないので、詳しい方のような歌舞伎描写に物足りなさを感じることもありませんでした。
扉絵がどれも素敵で、それだけで歌舞伎という題材で作品を作ってもらえて良かったです!

主人公の二人も高校生ということで、どちらも可愛らしいです。受けのぼっちゃんっぽさが良いです。
未熟な御曹子二人のこれからの成長と進展が楽しみです。

古典芸能を題材にしたBLが好きなのですが、一巻で完結してしまうものばかりで、もっと読みたいと思っていました。今回は続刊もあるので、じっくり歌舞伎もラブも描いて欲しいです。

10

かわいいです

とりあえずめちゃんこかわいい。かわいいです。
何回も読みたくなる作品といいますか、どれだけ読み返しても飽きないです。かわいいです。
歌舞伎ものというか着物大好きなのでとても嬉しいです。かわいいです。

3

強気な美人で天然な主人公

夏目先生が大好きで長い間積読していたこの作品、ようやく読みました。
やっぱり夏目先生の世界大好きです。
歌舞伎が舞台ということで憧れもありますが、自分に理解できるかなと不安もありましたが、いろんな所に注釈ありますし、私たちに興味のある演目とかを題材にしてくれてハマりやすい。歌舞伎見に行きたいなと思いました。

そうなんです。まだBでLな要素が少ないので、素直に歌舞伎の世界に浸りました。
歌舞伎の世界は本名じゃなくて役者名で呼び合うのが普通なのかな?学校とかでも?
そんな中、本名で呼び合う武兄との関係は源助じゃなくても羨ましくなりますよね。

夏目先生の受けさんは天然で人たらしが多い気がします。今回の惣五もちょっと強気なところが可愛い天然さんですね。可愛いなあ。こんな可愛い人が歌舞伎の女形だと、ますます歌舞伎が魅力的になりますよね。

この先、Lな雰囲気になれるのかな?源助がいつから惚れていたのか、まだ謎ですが、めちゃくちゃ今後が楽しみです。

0

全巻大人買いしてしまった…!

シリーズ完結、おめでとうございます・:*+.

ずっとずっと読んでみたくて、でもなんとなく”歌舞伎”って身近じゃないしなあ…と躊躇していたこちらのシリーズ。

メイトさんで1巻〜10巻が綺麗に並べられていて、その表紙イラストと色遣いの美麗さに、気付いたら全巻カゴに入れてレジに持って行ってました//

現在完結記念フェア中で、美麗かつかわいい描き下ろしビジュアルボード(全4種)がもらえるのですが、これ、描き下ろしイラストがめっちゃめちゃ可愛かった…!!
これから少しずつ読んでじっくり歌舞伎の世界を楽しんでいきます◎

源介と惣五郎、同じ歌舞伎界で生きる男同士のバチバチか…!?と
”ケンカップル”を思い浮かべていたら。

惣五郎がほぼ一方的にライバル視してたのか!笑

源介が明るいわんこ系で素直に「惣五郎のファン」なんて言うものだから、そりゃ惣五郎としては照れ照れ、嬉しいうふふな気分になっちゃうよなあ〜、と読みながらニヤニヤ( ̄∀ ̄)

惣五郎のお兄ちゃん的存在に焼きもちを焼き、「妬いてるだろ」って惣五郎に言われて素直に認められる源介、攻めだけどなんだかかーわーいーいー!!
そんな独占欲を、どこか嬉しく思っている惣五郎の表情もまた良くて。
なんだこれは…めちゃくちゃ萌えが広がる…

歌舞伎の演目、役柄についてなども合間合間に分かりやすく解説してあって興味が湧きます。読後すぐネットで「歌舞伎 初心者 おすすめ 演目」なんて検索してしまった;今年中に一度、鑑賞に行ってみたいものです。

これからしばらくこちらのシリーズを読み耽り(特典を眺めてうっとりしながら✨)、日々の潤いにしたいと思います。2巻以降も楽しみ〜!

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