きみの寝顔も、洗濯物もゴミさえも愛おしい―― 俺の脳内は淫らなきみでいっぱい

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表題作妄想怖男子

浅田 定有希 妄想癖・ストーカー(会社員)
山内 十(会社員・浅田の同僚)

同時収録作品妄想怖男子

課長 (浅田の妄想の中のみ)
山内 十(浅田の妄想の中のみ)

同時収録作品おにのこ

里(村長)
山内 一 (十の兄・役所勤め)

その他の収録作品

  • 顔(表題作描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • カバー下おまけ漫画

あらすじ

俺は知っている。課長ときみの秘密を――
資料室で腕を縛られ犯されるきみ。
玩具を挿れたまま仕事をさせられるきみ。
トイレで教育されるきみ…。
そんな妄想を繰り返す浅田は、同期の山内を一途に想い続け(ストーカーし)ている。
寮の隣の部屋に住み、山内のためにゴミ出し(中身詮索)から洗濯物の取り込み(&使用)までする浅田に山内は――!?
山内の兄・一と幼なじみの里の話も収録!

<収録内容タイトル>
・妄想男子
・怖男子
・ともに帰る
・ちわ喧嘩
・おにのこ
・ふる里
・デート
・あいつの知らないこと
・顔(描き下ろし)

作品情報

作品名
妄想怖男子
著者
碗島子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
ISBN
9784861349102
3.8

(76)

(19)

萌々

(33)

(18)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
17
得点
285
評価数
76
平均
3.8 / 5
神率
25%

レビュー投稿数17

タイトル通り

妄想怖男子…そのままでした。
「どこかで笑って下さっていたら」とあとがきにありましたが、すみません私は笑えなかったです。
怖い。

私はギャグやコメディは好きだけど、上級者ではないのでナンセンスなだけなのはおもしろく感じられないんですよね。わからない。怖い。

シュールだとしても、もう少し笑いどころがある方が好きです。

萌えにしても、執着攻めに萌える人多いみたいですが、私はそれは愛ある表現あってこそなんですよね。

根底に愛はあるのだろうけど、表面上怖いだけ、受けは怖がっている(実はうれしいのかもだけどそこまで読み取れない)のは残念ながら萌えない。
本作もまさにそうでした。

浅田がストーカーで変態なのはまあいいです。
ただ、度を過ぎていて怖い。

山内がほぼ表情が固いので萌えない。
内心は浅田のことが好きなんだろうけど。

もう1本にいたっては無理矢理ですもんね。
変態はまだいいけど(程度にもよりますが)レイプは苦手です。
結果受けが受け入れて両思いだとしても嫌です。

こちらのお話も怖かったです。

1

クセのあるエロ

ASADA!!!!

怖い、というか気持ち悪いよ、アサダくん、、ヤマウチくんがいなかっぺの心広いマンで本当に良かったよね〜そうじゃなかったらタイホされているレベルのストーカーっぷり。でもアサダくんの妄想は大好きだよ、もっとやれ。

里(まさか村長だったとは、、若い)とオニーチャン、こっちはこっちで激萌えます。鬼に扮した?幼馴染に抱かれて「友達いなくなった」と泣く姿がなんともいじらしくてTAMARANAI

気持ち悪いけど前向きなクズ攻好きな方にはおすすめです。メンヘラはいません(メンヘラ苦手!)。

ムラのしきたりガー、とか、エロい神事ガー、とか、そういうものが好きな方はもれなくムラムラすると思います。もっと続きが欲しいです。どっちのCPも良いけど、個人的には兄ズ推し。

2

キモエロ眼鏡万歳

表紙買いです。エロ眼鏡大好き。
碗さんは知っていたのですが、他の作品の試し読みでエロが好みのタイプじゃないなと感じて今まで手を出さなかった作家さんなのです。
でもエロ眼鏡が私を呼ぶんです。
性癖には抗えず購入しました。

このエロ眼鏡くんこと浅田。同期で隣の席の山内が好きで、山内をストーカーしたり妄想したりしている。
ネタバレしますが、もう最初っから1話まるまる妄想なんですよね、まさかの。
自分と山内じゃなくて課長と山内の妄想なのが怖男子ですよねー。変態ー!
この変態を受け入れる山内もたいがいですが。理由はちゃんとあるんだけどね。

山内は地図にも載らない村の出身ということで、二人で田舎に帰ります。
そこでまさかの別カプ登場。
山内の兄とその友人なのですが、このカプを匂わせておいて、また浅田と山内の話に戻るあたり、作者さんのテクニックを感じました。
肩透かし感や焦ららせてる感あります。

兄、一と里の話は閉鎖的な村で行われている仄暗い風習をモチーフにしており、こういうストーリーをこの怖男子の話に絡めてくるあたりが作者さんの味なのでしょうか。
怖男子の話とは別ベクトルで不気味で隠微な感じが性癖をくすぐる。たぶん何回も読み返す作品になると思います。

他の作品も俄然読みたくなりました。

3

振り切れまくった妄想男子

妄想のレベルが桁違いでした。

対象に対してあからさまだし、顔が常に興奮状態だし、妄想だけじゃなく犯罪レベルのストーカー状態だし、こんなひと、ふつうの社会生活送れるんだろうか?と不安になるくらいなのに、押しの強さで仕事みできてるし、何でしょうか、この生き物は。
気持ち悪いんです。
なのに面白い。
こんな狂った浅田を受け入れてしまう山内は、どれだけ懐が広いのでしょうか。
心配と不安しかないけど、なんだかんだで楽しくやっていくのかな。
山内の地元に帰るたびに、祭りで浅田が豆餅みたいなのを食べてるのがツボでした。

サイドストーリー的に山内兄と友人・里の話があるのですが、こっちはちょっと悲壮感が漂っていて、村の繁栄云々の話は正直怖すぎました。
とはいえ、最後のページに必ずオチがくるのでちょっとは救われるのですが、浅田×山内の話のお供としては、わたしにはちょっと怖すぎました。

変態すぎる変態は無理という方には厳しいレベルの気持ち悪さ。
このキャラを描き切ったことが単純にすごいです。

2

クセになる

読み途中の心境→ふざけてる(笑)
読み終えての心境→すごいわ!
こんな印象です。
笑いからダーク、キュンまで味わえるジェットコースターみたいな一冊なんです。

課長と山内のイケナイ関係で、それを覗き見する浅田。課長がドSで、それを泣きながらも受け入れる山内にワクワクしていたら、全て妄想かい!!とツッコミを入れたくなる展開。
そうなんです!浅田の妄想がヒドい(笑)いや逆に最高なんです!
妄想だけでなく、ストーカーまがいな事もしており、でも山内はそれをさらっと見過ごすクールさ。

そして、山内の実家では、兄の一の話が。
こちらは、急にダークな展開になり、またまた妄想?と思いきや、そのまま突っ走るから驚きました。

碗先生の作品は、いくつか読んでいますが、掴みどころのない、新しい感覚の作品で、苦てさもあるのですが、なぜかクセになり、最読したくなります。
今作も同じ感じがして、クセになりました。

2

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