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一緒にいつづけたら、好きな気持ちがだめになりそう…。
原作未読。
発売から10年近く経ってからこのシリーズに出会いましたが、魅了されています。
聴取順番が発表順でないため、登場人物のことがわかりつつ、性格や言動の変化にとても驚かされたり、ああ、そういうことだったのかと納得したりしました。
シリーズの他作品でも感じましたが、独特の世界観とその詳細な設定が素晴らしいです。
今作のメインはなんといってもロウクラス、カイコガ起源の郁でしょう。
カイコガ起源のため、身体が弱く数年前から口をきくこともできなくなってしまった小柄で真っ白な郁が、密かに片想いをしていたハイクラス、タランチュラ起源の高飛車お坊ちゃまの陶也と知り合い、気まぐれで付き合ってもらうようになることから物語が始まります。
アプリのLINEなどがない時代、メールはあるけれど、主な意思伝達手段は筆談、または唇を読む、というもの。手間がかかり面倒だからこその、じれったさと、その手段をとってまで交流をしようとする気持ちの重さ大きさを感じます。
不便だった時代の恋愛っていいなと思わされました。
斉藤壮馬さん演じる郁が素晴らしいです。口が利けないので内心の言葉、という表現では、流暢にしゃべりますが、陶也と対面しているときは息遣いや、あ、う、というようなかすれた音のみになりますが、それらの息遣いや単音にすごく気持ちが伝わってきます。
陶也はハイクラス屈指の名家出身でお坊ちゃまの中のお坊ちゃま、高飛車でわがまま、不遜、なのですが、郁と触れ合ううちに郁に惹かれ、郁の言動に意図せずして振り回されていく様子が、人間らしくなっていく、目覚めていく、ようで感動しました。
ストーリー自体、今作もかなり凝っていて、BLというよりも、家族や恋人の間にある情、それも、かなり重たくてドロッとした情が強めに描かれています。
陶也も郁もつらい思いをすることになりますが、あれこれ悪さをしてきた陶也はともかく、郁はそこまでひどい目に遭わされなくても、と聴いていて胸が痛くなりました。
篤郎がメインの別作品「愛の罠にはまれ!」を先に聴取しており、作中で篤郎が過去にやらかした事件について聴いてはいたけれど、印象以上のひどさに驚かされました。
繰り返しになりますが、独特の世界観と詳細な設定が素晴らしい作品です。
原作未読です。
CD自体二枚組と、ボリュームが少ないわけではないのですが、他の方のレビューを読み、
大幅にカットされていることを知りました。
小説原作はボリュームがあり、さらにこの世界観。
設定が擬人化と独特な世界観で、
キャストの人数も多いおなると、私のような
原作未読では、ストーリーについていけなくなる可能性もある。ですが原作未読が吉な部分もあると思います。カットされている箇所に神経質きならず、違和感なく聞けました。なんかさらっと流されたなと感じる部分が全くなかったとは言えませんが。
どこをカットするかは補足するか等は製作者側の力量で永遠の課題なんだとは思います。
本編が、救いのないほど、主人公が不幸設定なので、おまけCDは確かに飛びっきり甘い内容のものが欲しかった。
でもテーマが本当に辛くて何回も泣いてしまいました。
家族がテーマなのか、恋愛がテーマなのかどっち付かずな感じはしてしまったけど、正直もう少し恋愛に比重がおいても良かったのでは??これBLCD?て確かに疑問になりました。
とても聞く相手を選ぶ作品だなと思うちょっと苦手な方も多いと思います。
「愛の罠にはまれ!」とは、セットで聞くのが正解なんだろうなと思いました。
私の日課は深夜にBLCDを嗜むことなのですが、前からずっと気になっていた此方の作品をやっと手に入れましたので軽い気持ちで聴き始めました。
かつてここまで泣いたCDは無いです。腐女子歴5年くらいのまだまだ初心者なのですが、それなりに枚数は聴いてきたつもりです。過去にもこのような感じのCDは聴いてきたはずなのですが、なんでだろ。こんなに泣いたこと無いので自身が一番驚いてます。これはこの後の私の腐女子人生に多大な影響を及ぼすほどの...本当にこの作品に出逢えてよかった。
お話の内容とかは書けないです...もともとレビュー下手だしあれこれ書くより聴いてほしい!ってスタンスでやってるので(じゃあ書くな、という話なのですが...すみません...)...これはご自身の耳で体験して頂きたいです。合うか合わないかは人それぞれだと思いますし、皆さんがいいねって仰ってる作品を読んでその気持ちに共感できなかったこともありますので、皆様のレビューを参考にしつつ、是非ご自身で...!!と思う次第で御座います。
私はこの作品を聴いて、『命ってなんだろう』『生きるって、しぬってなんだろう』『愛し愛されるってなんだろう』...そういうことを、郁ちゃんと陶也くんと一緒に考えました。長くは生きられない、という状況下の中で、『愛』と『し』の狭間で揺れ動きもがき苦しむ郁ちゃんの境遇に、何度泣かされたことか。物語の結末、郁ちゃんが出した答えにも涙が出ました。あぁ、そういうことなんだな、ってストンと胸に落ちてきて...うーん、泣くよ。これはもうボロ泣きですよ...こんな泣いたの過去に本当に無いです。涙もろいのでよく泣くけど、ここまで穴という穴から液体が出てくるなんてなかったよ。
本当にこの作品に出逢えてよかった。感謝しか無いです。このシリーズは不幸境遇の子が多くてメンタル辛いけど、いっぱい考えさせられる素敵な作品です。今も郁ちゃんと陶也くんは、あの町で幸せに暮らしてるんだよね。ずっと幸せでいてほしい。
ありがとうございました。
(何の役にも立てそうもないレビューを投稿してしまいすみません...少しでも聴きたい、と思ってくださる方がいらっしゃることを願って。)
*
壮馬くんが喋れない役。その表現だけを楽しみに聴く2枚組+ミニドラマ。
しかもラブ度が低く絡みがほぼ無いらしい。
苦行かな?と思って聴き始めたら、キャストの魅力で全然聴ける。
トラック3で壮馬くんがノートを読み上げるシーンが、あまりに薄幸健気で泣ける。
態度の悪い興津さんもいじらしい壮馬くんも素敵。
「なあ…抱いてもいいか?」「いいのか?」に「うん」と答えた声が幸せと涙の境界線。
「可愛い…可愛い…」と二度言う気持ちもわかる。
なんて感動的なの!
口のきけない子が情事で上げる声ってヤバイ。
しかも非常に身体の弱い設定+怪我をしている状態なので、
つらいだろうに、彼と愛し合う行為だから、したい。
という悲壮感に似た決意が壮馬くんの演技から伝わってくる。
原作未読なので、解釈違いかもしれないが。
涙声に似た感じ入った声がさあ…ヤバイだろ…。
壮馬くんありがとう…。
もう私、このCDはここで終わっても値段以上のものは聴けたと思いましたね、まだ1/3ですが。
そもそもメロドラマ風味ではあるが、
郁が泣いて泣いて「別れましょう」と切り出すシーンはBGMのせいでギャグ紙一重。
演技は100点満点だけど。
壮馬くんは最高。
そんなに泣かないで…。
同じトラックの興津さんの慟哭も、また良い泣き演技。
ディスク2は壮馬くんのナレーションからスタート。
切々と胸に迫る悲痛。
本当に陰のある役がハマる。
4年後に再会したら攻めさんは人が変わったように憑き物が落ちて良い人。
受けちゃんは死に近付いたぶんだけ思い詰めている。
お互いに好きなままなのにもどかしいね~!
篤郎を呼び出して4人で対峙するシーンがテーマの核となる会話ですが、
凄む興津さんも怒鳴り散らす松岡さんもマーヴェラス…。
その後の言い合いで号泣告白するシーンは、
壮馬くんがこんなに声を荒げるのは珍しいのでは…という迫力。
結局、特殊すぎる設定ではあるが、
郁の心配事は「好きな人の負担になりたくない」という普遍的なもの。
生死こそ絡むが3行で済む話。
家族ものとしては一応話はオチるが、恋愛ものとしては評価できない。
二人が両想いの時間って何分あった?
初回盤ミニドラマ。
4年前の二人。甘い内容ではあるが、ほのぼの。
そうじゃない。
ここは本編後日談の甘エロをやるところだ。
だからねえ…ここまで170分聴いてきたが、肩透かし感が凄い。
BLCDの構成としてナシ。
キャストの演技は楽しめたけど…。
トークは初回盤より通販特典のほうがテンションが高い。
役や演技の話もこちらでしている。
が、お題に行かずもっと作品の話をしてほしかった。
じゃないと浮かばれない…。
種族や階級、薬物、家族関係など色んな人間ドラマ要素が凝縮されている虫の世界。
ドキドキハラハラしながら聴き入ってしまうほど世界観もストーリーも完成度が高い。
やさぐれた攻めが受けの純粋な愛情に触れて、戸惑いつつも惹かれてしまい、人間(?)として成長していく更生物語の描写に、メイン二人の好演が更に説得力を持たせている。
特に心に刺さったのが筆談やモノローグがない会話シーンでの郁の演技。
映像や絵もなく文字もない状況においても、息遣いと母音だけでここまで表情の可愛さを出せる壮馬くんの表現力に感動。
音声しかないのに、郁の泣く顔も、焦る顔も、安堵する顔も、恐怖に怯える顔も、期待に輝く顔も、恥ずかしがる顔も、幸せそうに微笑む顔も、目の前に鮮やかに浮かんでくる。
口がきけない受けの設定といえば、『牛泥棒』でも思ったんだが、
ドラマCDで喋れない役って、実は叫びや泣きなど派手な演技よりも声優の力量が試されるのではないかと。
