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――その日、俺は義理の弟とセックスをした。
市梨きみ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
ツンデレ 3
背徳感 3
エロ 3
な感じだと思います。
女好きな義弟の朔くん×女嫌いな義兄の秋さんのカプです。両親の再婚で義兄弟となった秋さんと朔くん。大学進学をきっかけに、一人暮らしをしている秋さんの家に押し掛けてきた朔くん。朔くんに嫌われていると思っていた秋さんは、兄弟の関係を修復しようとするが、朔くんは女遊びをするばかりで…。
女遊びをする朔くんや女嫌いの秋さんなので、展開として絡み描写はありませんが、女の子キャラが結構出しゃばってますね。
秋さんが男とキスをしたことがあると知ってしまった朔くん。だけどキスが気持ち良くなかったと口走った秋さんに、気持ち良いキスをする。そして更に気持ち良いことを最後までしちゃう。行為中に、朔くんが秋さんをアキと呼び捨てにするのが良いですね。義兄弟だけどやっぱり背徳感が堪らなく萌えます。
兄弟だからと、昨夜のことを無かったことにするが、朔くんへの想いから1人で慰める秋さん。その後、表向きは普通の兄弟として接して、朔くんの発散に付き合う歪な関係になってしまう。だけど、朔くんからの想いを知り上手くいきそうになるが、義母からの荷物と手紙で、自分達は家族だと、現実に引き戻される。兄弟物の醍醐味と言う様な辛さが絶妙に描かれています。
お互いの家族愛も素敵ですが、それが徐々に明確な愛になっていく描写がちょっと背徳的だけど萌えます。ちゃんと想いを伝える時の決意や覚悟が素敵で、最後はハッピーエンドになりますので、是非とも読んでほしいです。
義理の兄弟という関係が好きな方には是非読んで頂きたいです。
義弟は義兄への気持ちを女性で解消しているので、女性との関係を匂わせる描写が多いです。苦手な方はご注意下さい。
初めは義弟が義兄を好きなんだろうな、片想いかなと思いましたが、なんと両片想いでした。
しかし、義兄が義弟と初めて身体の関係を持ったにも関わらず、何もなかったことにしたために話が拗れていきます。
家に帰らない義弟を繋ぎ止めるためにセフレ関係になるところは切なかったです。
何がしたかったのか分からない当て馬の登場だったり、この期に及んでまた義弟を突き放す身勝手な義兄にちょっと苛々してしまう場面もありましたが、ハッピーエンドに収まったので良かったです。
その後のふたりのラブラブさがとても良かったので神評価です。
SNSで凄くいい作品だとよく評価されていたので自分も買ってみようと思い購入しましたが、私にはあまりあわなかったかなと思いました。
特に事前に見ていたレビューの評価がとても高かったので、期待しすぎた部分もあったのかもしれません。
ストーリーはとても面白かったのですが、びっくりしたときの表情や怒っているときの表情の絵が深刻的過ぎるというか、影入れすぎでは?と思ってしまい一度気になるとそこばかりに目が行ってしまい、気になってあまりお話に集中できなかったです。
あとは展開が速すぎてついていけない部分が多かったです。
感情の起伏がかなり激しくて、次から次へと進んでいくお話に、ぜんぜんついていけなかったです。
テーマ自体は面白かったですが、「また読み返したい!!」とはならないかなと思いました。
ずっとすれ違い続ける義兄弟のふたり…
兄の気持ちも、弟の気持ちも、わかるから、胸が締め付けられながら読んでいました…
最後が怒涛の展開だったので、もう少し…!もう少し詳しく…!しりたい!続きが読みたい!!そんなエンドでした!!
ただ...一つだけ。代弁。
ケーキ「解せぬ!!!」
(毎度捨てられるケーキよ...笑)
めっちゃ普通の話だった。
よく義兄弟ものにあるストーリーそのもので、既視感だらけだった。
そこに、兄・秋の母親のネグレクトだの、高校時代に友達に襲われそうになったトラウマだの、いろんな要素を盛り込みすぎ。
友達に襲われたエピソードは、その後その友達と再会して当て馬にでもなるのかと思ったら、捨て台詞吐いてあっさり去って行き、何だったの?となりました。
母親のネグレクトが秋の女性嫌いに繋がっていることを描きたかったのはわかるけど、母親の彼氏が秋に性的虐待したの?と思わせるような描写の必要性もよくわからなかった。
色んな不穏な要素を入れた割には、内容が普通過ぎて拍子抜けした感じです。
あとタイトルは一捻りした感じはあるけど、内容と合ってないと思う。
ただ市梨先生の描くショタ朔は可愛かった。