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  • 制服をまとえば、うまく嘘がつけたのに。

制服をまとえば、うまく嘘がつけたのに。

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表題作制服をまとえば、うまく嘘がつけたのに。

宇梶 紡(28),副操縦士,ナンバーワンエース
桜庭 奏太(28),副操縦士,チャラ系の天才肌

その他の収録作品

  • ふたり一緒なら
  • ぜんぶ君のせいにして。

あらすじ

幼馴染でライバル副操縦士たちの歪んでいく境界線。

同期は訓練生ばかりの中、若くして航空機の副操縦士となり
パイロットとしてキャリアを重ねている桜庭奏太。
顔よし・頭よし・セフレが絶えない人生イージーモードを送っているが
唯一目障りなのは――幼馴染であり、副操縦士として
ナンバーワンエースと評される宇梶 紡の存在。

いつも飄々と流す宇梶に、桜庭の敵愾心は高まる日々。
だが女遊びがアダとなり、桜庭は同僚CAからストーカー被害に遭ってしまう。
エスカレートする行為に辟易した桜庭は
「俺とゲイにならないか!?」と宇梶にある依頼を持ちかけて…?

作品情報

作品名
制服をまとえば、うまく嘘がつけたのに。
著者
楔ケリ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
道玄坂書房
レーベル
MIKE+comics
発売日
ISBN
9784866250267
3.8

(129)

(44)

萌々

(37)

(33)

中立

(10)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
14
得点
477
評価数
129
平均
3.8 / 5
神率
34.1%

レビュー投稿数14

やればできるじゃん、2人とも

 楔ケリ先生の作品の中でも、かなりのお気に入りになりました。クールな宇梶と、周りにチャラいと評される桜庭。王道な組み合わせではあるけれど、今はパイロッットとして同じ職場で働く2人が、実は幼馴染で昔は桜庭が宇梶の前をいく圧倒的な存在だった。そういう2人の今までの関係性を回想で読み、より今の2人への萌えが高まっていった気がします。

 宇梶がここまで出世したのは、ひとえに桜庭の隣に堂々と並べる存在になりたかったから。幼い頃はよくいじめられていた自分を守ってくれた桜庭に、彼は長年並々ならぬ想いを抱えてきた。一生隠すつもりだったその想いが、桜庭の気紛れによって徐々に暴かれていくわけですが、こうなったらいけるところまでいってやるという態度の宇梶と、初めて知る彼の一面に戸惑ったり嫉妬したりいろんな感情に苛まれる桜庭との対比も丁寧に描かれていたと思います。時々誘い受けになるというか、宇梶を挑発する桜庭も、最後はいつも宇梶に主導権を握られていて、下剋上っぽい関係性にもすごく萌えました。幼馴染からライバル、そして恋人へ。そういう展開がお好きな方にはオススメです。

1

幼なじみ副操縦士もの

幼なじみから就職まで一緒で同じ副操縦士にまでなって。

受けは一緒にいたいからここまできたの?それともライバルのつもり?
受けの気持ちの移り変わりがよくわかりませんでした。
しかし残酷ですよね。攻めの前で女の子達と散々関係を持って。それでも攻めは受けの望むライバルでいようとしてたのに。

受けの気持ちはセフレでいるときから徐々に傾いて来たのかな?それとも恋心とはわからず、でも攻めは俺のなのに!って気持ちをずっと子供の頃から持っててこじらせたのかな?

ラブラブになってからもエロエロですね。しかもお金持ってるからやることがリッチです。

理解力がなくて、というかはまれなくて。色々詰め込んであるけどあんまり萌えられませんでした。

タイトルは攻めの気持ちなのかな?

1

パイロットもいいよね

イケメンパイロット×イケメンパイロットで、面白くないはずがない!
絵は綺麗だし、話しもグイグイ引き込まれました。

小学生からの幼馴染・奏太と宇梶(カジ)は、ライバル同士。
幼い頃は奏太について回っていたカジが、気付けばいつも前を歩くようになっていた…。
幼馴染・ライバル・セフレ…その先は?境界線は…?

カジは明らかに奏太が好きです。
でも、ちゃんと言葉にしない…だからこじれる…そこにイライラしました。
やっぱり、最後は奏太なのかなって。
昔から優しくて男気あるのは奏太のほう。
どんなにカジが優秀で人気があっても、やっぱり奏太には敵わない部分があるのかなー、と思いました。
付き合ってからは、カジのムッツリが存分に発揮されていて面白かった。

前後ではなく隣を歩き、ずっと対等な関係で居られるんだろうなと思わせる読後も心地よかったです。

0

そりゃ重版もするわ...

【⚠️がっつりネタバレしてます】
タイトルに惹かれて手に取り、表紙の攻の表情に良作であることを確信し購入。

「昔からここに挿れることばっか考えてた」と言う宇梶が何人かのゲイとは経験済みであること、「頭の中で警鐘が鳴り響いてるのに」気持ち良さの前にライバル心さえも捨てて求めてしまう桜庭etc···。人間のどうしようもなく汚い部分の上澄みが描き出されているように感じられて、読んでいて最高に胸が高鳴りました。そりゃ重版もするわ···

宇梶の気持ちを知ってから読み返すと切なさがカンストします。「おれとゲイにならないか!?」と言われた時、思いが通い合う前の行為中等、各場面の宇梶の気持ちを妄想すると夜も眠れません。そりゃ重版もするわ···

ライバル心、だけじゃない。付き合いの長さだけ煮詰められて、原型が分からなくなってしまった複雑な気持ち。桜庭のそれが上手く表現されていて変な声出ました。そりゃ重版もするわ···

綺麗なだけのBLに物足りなさを感じている方におすすめの1冊です。
最後に一言。宇梶紡ぎゃんかわ。そりゃ重版も(以下略)

1

幼馴染みの腐れ縁ものとしてなら萌える

パイロットものとして期待して読んだものの、お仕事BLとしてはイマイチ。
制服姿や仕事ぶりにストイックさが足りなかったのと、年配男性(二人の上司にあたるベテラン操縦士)が渋く描ければもっと良かったのにな、とも思う。

このコミックは、幼馴染みからの腐れ縁ものとして読んだようほうがグッとくる気がする。
幼馴染みとして気兼ねしない間柄、操縦士という花形フィルターを取り払った二人の素のほうに萌え要素を感じた。
受け・桜庭は小学生の頃は攻め・宇梶をリードしてたのに、進路を考える辺りから追い越されてしまった時点で宇梶に対して対抗意識が芽生えてしまう。
幼馴染みとしての感情面で劣勢気味だった桜庭だが、両想いになると恋愛面で余裕を出している様子が色っぽいと思った。
桜庭ってば昔から無意識に宇梶を振り回してたんじゃないかな?とも思えるが、子供の頃は大人しそうな雰囲気だった宇梶も桜庭の女たらしな一面にしっかり反撃できているし自己主張もできているしで、案外と上手くいきそうなカップルだ。

リーマンものでも良かった気がするのだが、この人のオメガバースものがリーマン同志らしいから被らないようにしたのだろうか?
(*あーすんません、私まだ『狂い鳴くのは~』は未読です…)

ちなみに第二話の中の「幼馴染みという関係が汚れたようで〇〇した」って故意に消されている一言だが、どんな言葉が入るのか私も分らないなぁ。
不適切な表現に引っ掛かったとは思えないのだけど…
普段は電子書籍での局部修正は多少は妥協できるが、こっちのほうが逆に気になる。

0

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