「家」に捉われた麗人は、支配者の執愛にどこまでも堕ちていく――。

蜜華の檻 ~堕ちた麗人~

mitsuka no ori

蜜華の檻 ~堕ちた麗人~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×210
  • 萌8
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

63

レビュー数
4
得点
81
評価数
23
平均
3.6 / 5
神率
13%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
シリーズ
角川ルビー文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784041055694

あらすじ

「困っているなら助けてやる」屋敷を売らなければいけない程に困窮した華族家の長男・千秋に手を差し伸べたのは、かつては対立し、会いたくないと思っていた同級生――眞鍋だった。千秋と病弱な姉ごと屋敷を引き取るという資産家の眞鍋の提案に、やむなく従う千秋。美しい姉が目当てではと疑うが、眞鍋は不自然に千秋に触れ、過去の過ちを呼び覚ます。その感情に目を背けていた折、三人の関係を大きく変える事件が! 独占欲を剥き出した眞鍋は、千秋を夜ごと陵辱して…。

表題作蜜華の檻 ~堕ちた麗人~

眞鍋高明・実業家・27歳
華倉千秋・元華族の翻訳者・27歳

評価・レビューする

レビュー投稿数4

いつもよりまとも?な執着もの

丸木先生らしい受け溺愛の執着攻めですが、いつもよりサイコパス度は控えめで、割とまともな気がします。
何か大どんでん返しがあるかとハラハラしていましたが、シンプルな展開でした。
まさにタイトル通りの終わり方で、受けが幸せならそれはそれで良かったではと思います。
欲を言えば執着ものの定番の攻めの嫉妬とかがもう少し読みたかったなー。
受けのこと大好きなのは最初から最後まで分かるのですが、ビジネスライクなところがあるというか、読めない部分がありました。
もう一歩萌え要素があればと期待してしまいました。

0

挿絵が素晴らしい

丸木さんの作品は当たりハズレがあります。高評価のレビューが多くても、私的には地雷があったりと・・いつも買うとき迷います。今回もどうしようと迷い、あらすじを読んで、大丈夫かなと判断し購入しました。結果、買ってよかったです。
あらすじなどは他の方が書いていますので、割愛します。ざっくりいうと、華族だった千秋が戦争後華族制度が廃止し、お金がなくなり屋敷を手放そうとしたところに眞鍋が千秋の屋敷を買うというお話。相変わらず、攻め様が受け様に執着しますが、今回は他作品ほどの執着はありませんでした。眞鍋は学生の頃から千秋のことが好きで、10年も思い続けていますが、その割には話の内容的には薄い。千秋の屋敷を買って、千秋を手元に置こうとするけど、その後何があるのかと思いきや、特に無く。私としては監禁とか・・そういうのがあったら(私の希望です)もっと面白かったかな?お姉さんの八重子がいたから、そんなことできないと思いますが・・。今回の攻め様は割とまとも・・?後半に色々とありますが、それもあっさりめでした。
もともと、ルビー文庫さんはそんなに濃ゆいシーンはありませんよね。大人のルビー文庫と謳っていても、それほど濃ゆーい大人?な話は書けないんですかね?丸木さんの作品にしてはおとなしめな印象でした。
しかし、色々と書きましたが今回のお話、大好きです!!もっと、こう展開すればいいなぁという希望はありますが、あっさりと読めて特に後味が悪くなかったので良かったです。

0

もう一捻り欲しい

ルビー文庫さんはあまりエロに特化しているイメージがないのですが、そのルビー文庫さんが「大人のルビー文庫フェア 2017」と銘打ったフェアを開催。その第一陣として発行された本書。

丸木さんに笠井さんのタッグという事で、発売を楽しみに待っていました。内容はすでに書いてくださっているので感想を。ネタバレを含んでいます。苦手な方はご注意を。


時は戦後。華族制度が廃止され、成り上がりものたちが私財を肥やしていた時代。
丸木さんて華族ものを描かれることが多い気がしますが、この作品も華族たちの没落と新しい時代を描いた作品でした。

華族制度が廃止され、父親が将来を悲観して自殺してしまった千秋が主人公。
子どもの頃にすでに母を亡くしていた千秋は病弱な姉の千重子を抱え、屋敷や自分たちの生活を守るために必死に働きますが、元華族で優雅な生活をしていた彼らに時代は容赦なく襲い掛かります。
父親の「屋敷だけは守ってほしい」という言葉だけを心の支えにしていた千秋ですが、屋敷を手放すことを決心します。そんな時に病弱な姉ごと屋敷を買い取ってやると現れたのは、千晶のかつての学友の眞鍋で…。

というお話。

やんごとなき家柄で「華族」という事に誇りを持っている千秋。
勲功華族(=新華族)の出である眞鍋。
そんな彼らは意見の相違から学生時代対立することも多く、卒業後接点もなく。そんな眞鍋がなぜ自分たちを助けてくれるのか疑問に思いつつも、病弱な姉に負担をかけたくない一心で眞鍋の申し出を受け入れる千秋なのですが。

二人の学生時代のエピソードや、かつての学友たちの登場も交えながら、二人の感情の機微が細やかに描かれています。

端から見ると眞鍋が千秋にべタ惚れなのは明白なのですが、「男同士である」という禁忌や「元華族としてのプライド」が千秋にあり、そのためなかなかラブい空気にはなりません。

また丸木さんと言えば執着・激甘攻めってテッパンな気がしますが、この眞鍋という男は千秋に執着はしているものの成り上がりものらしく物事を損得で考える節があり、千秋をべたべたに甘やかすだけの攻めさんとは異なります。なので、途中まではあまり甘さもエロさもない。

話の中盤で千重子が亡くなるシーンがありますが、そのシーンがストーリーを大きく転換させていくことになります。父亡きあと千重子だけが心の支えだった千秋にとって、「千重子の死」は彼の根底を揺るがすほどの大きな出来事なんですね。

姉を亡くし茫然自失する千秋に、陰から、そして表立って助けてくれる眞鍋が非常にスパダリ感満載でカッコよかったです。

ただ、二人がくっついてからはあっさり終わってしまったのがちょっと物足りなかった。最後の終わり方はちょっと意味深な文章で締めくくられてはいましたが、丸木さん作品なので、そこはもうひとひねり欲しかったな、というのが正直な感想。出版しているレーベルの兼ね合いもあるんでしょうか。

「大人のルビー文庫フェア 2017」と謳っている割にはさほどエロにも特化していなかったような気が。笠井さんの描かれた表紙はかなり攻めてます。これをリアル書店で買う勇気はなかったなあ…。表紙を拝見したときはどんだけエロいのかと思ったりしましたが、中身は通常の丸木さん仕様だった気がします。

もう少しドロドロの執着愛的なお話をイメージしていましたが、千重子がめちゃめちゃいい人であることや、千秋がごく常識的な感覚を持っている人物であること、そして眞鍋が千秋に執着しながらも表立っては行動を起こさないことなどから、割とあっさり目のお話でした。
サクッと甘くてエロさもあるお話が読みたいときにお勧めの1冊かと思います。

それと笠井さんの挿絵は今回も神でした。
綺麗で、うっとり眺めてしまいます。
チラリと見えるフンドシにも萌えが滾ってしまいました☆

3

違った意味で怖さがある

丸木文華先生の新作、そして大好きな笠井あゆみ先生の挿絵ということで読ませて貰いました!
簡単に言えば、「蜜華の檻〜落ちた麗人〜」のタイトル通りだったなと思いました。


※ネタバレあり(話の流れ)


華族でプライドが高い主人公(受け)の千秋の一族が困窮し、困っている所にかつて対立していた同級生の眞鍋(攻め)と再会する。眞鍋は資産家となっており「自分(主人公)とお姉さんを養ってやる」と2人と屋敷を引き取ります。
屋敷の主人となった眞鍋(攻め)にほだされ、プライドが高かった受けが段々と眞鍋にいいようにされる流れです。
最初は嫌々でしたが最後の方だとラブラブです。
しかし…初めにいた頃のプライドの高い主人公の面影はなくなりました。
(華人であるべき主人公が死んだ様に)
眞鍋(攻め)の策略にまんまと嵌り、憎しみを抱きながら体を繋いでいたはずが、快楽で人が変わったかのように眞鍋(攻め)に寄り添うようになる…
お互いに心も結ばれたので、そこ辺りだとハッピーエンドかな?っと思いました。

けど最後の文面を読むと…
恐らく…バッドエンドと捉えていいかな…

2人から見るとハッピーエンド
華族(家族)から見るとバッドエンド
そんな感じがしました。

私的に最後の文面は一番キモだと思ってます。読まれると方は注目してみるといいかもしれません。
それと攻めの「※ションション飲んでやる」な変態発言も見所です(笑)

12

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