君は夏のなか 初回限定版

kimi wa natsu no naka

君は夏のなか 初回限定版
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神46
  • 萌×237
  • 萌11
  • 中立6
  • しゅみじゃない3

29

レビュー数
6
得点
417
評価数
103
平均
4.1 / 5
神率
44.7%
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
シリーズ
GATEAU ガトーコミックス(コミックス・一迅社)
発売日
価格
¥879(税抜)  
ISBN
9784758077149

あらすじ

男子高校生2人、夏、聖地巡礼。

お互いに映画が好き―――
佐伯千晴と戸田渉は
そんなよくある共通点から仲良くなった。

一緒にいると楽しい、自然とそうなったある日
2人の関係を一変する出来事が・・・。
落ち着かない気持ちの中、
千晴が夏休みを使って聖地巡礼しようと持ちかけてきて・・・

人を好きになる、ということ。
それはどうしようもない、ということ。

男子高校生2人が紡ぐ、眩しくて愛しい青春劇。

表題作君は夏のなか 初回限定版

?佐伯千晴、イケメン高校生
?戸田渉、千晴の同級生で趣味友

その他の収録作品

  • カバー下:あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数6

読むほどにより深まる。

小冊子付の初回限定版を購入するべきです。コミック本編を読んだあなたは、彼等の「それから」と「あの時」が読みたくなる、知りたくなるはずです。
この小冊子で明かされた内容がお気に入りです。佐伯のいじらしさと言うのか、健気さと言うのか、計算高いとも取られる行動をしてしまう必死さが可愛いです。攻めなのに。受け攻め未確定のようですが、おそらく佐伯が攻めではないかと予想中です。

単純に学生ものかなーと思って読んでいたら、まさかの再会もので驚きました。
それまで話したことのなかったモテモテイケメン同級生の佐伯と趣味が同じだと偶然知り、今では月に2、3回一緒に映画館へ行く程の仲になった渉。いつものように映画館で映画を観た帰り、いつものように映画の感想を話していると、佐伯から突然の告白をされた。
この告白がけっこう最初のほうであるのですが、そこに至るまでに渉視点での佐伯と渉の出会いから今にかけての付き合いや周囲から見た二人の様子などが描かれているので、突然で驚くという印象はあまりありませんでした。当人である渉はとても驚いていましたが(笑)
その告白から、少しずつ渉が佐伯を意識するようになり、少しずつ恋に近づいていく様子はもどかくしも微笑ましかったです。佐伯も変わらず素直に好きだという気持ちを表現していて微笑ましかったです。
ただ、佐伯のその言葉の端々で謙虚さではなく、想いが成就することはないと諦めていることが伝わってきてやるせなかったです。やるせないだけでなく、「諦めんなよ!」と叱咤激励したくもなりました。

佐伯は話の流れで、自分が渉に告白したのは「勇気」ではなく「覚悟」だと告げます。
告白も、夏休みの間だけの聖地巡礼も、渉への想いを諦めるため。2学期からの引っ越し&転校を期に、渉との繋がりを断ち切るため。そういう覚悟で「好きだ」と嘘偽りない想いを伝えながら、「一緒にいたい」という本当の想いを隠し、自分の心に嘘を吐いていた。そして、もう一つの隠し事。
そんな佐伯の伝えてくる言葉に、隠していることがあるようにずっと感じ続けていた渉は流石です。最後の浜辺での渉の一言に重みがあります。
佐伯の覚悟という諦めから、引っ越し先も転校先もわからず、電話番号を変えられて連絡手段すらも失った渉の憔悴ぶり、落胆ぶり、そこから生まれる怒り、憤りが切なく苦しかったです。本気で、このまま何年も会えないとかだったらどうしよう、と不安になりました。

そんな夏の終わり。2学期が始まって1ヶ月程経った頃、渉に届いた佐伯からの一通の手紙。
そこで明かされたのが、幼い頃の佐伯と渉の出会い。佐伯の渉に対する痛い程の想い。
佐伯の今までの意味ありげな態度や言動にも一気に合点がいきました。いろいろ、あーでもない、こーでもないと考えていたので、すっきり。
再会ものだったのか!という衝撃も束の間。消印という小さな手掛かりから、佐伯が今いる場所に目星を付けて即行動に移す渉、かっこいいです。しかも、正解している。流石です。

再会した渉がまず真っ先にしたことは、佐伯を一発殴ること。
古矢さんの作品でこんな暴力的な場面が出てくるなんて……!と驚く気持ちもありつつ、心情的には一発殴ってよし!と感じていました。そのくらいしないと、渉の想いは佐伯に伝わらなかっただろうし、渉の心も納得できなかっただろうし、佐伯自身も自分の心を決められなかっただろうと。
渉の必死の訴えに、漸く自分の想いを正直に嘘偽りなく隠すこともなく伝えることができるようになった佐伯。
ここまで、どれだけやきもきさせられたことか……。

幼い頃の佐伯にとってのヒーロー、渉。
そんな渉は、高校生になった今の佐伯にとってもヒーローでした。

ほんと、渉の行動力がなかったら、終わってたからね!もーう、弱気過ぎてこんなに苛々させられたキャラは久々でした。でも、愛しい。
実は、発売日に購入した本作ですが、一回目の読了で妙な違和感を覚えてしまい、レビューが書けませんでした。古矢さんの作品であり、好きな高校生ものであり、再会ものでもあり、好きにならないわけがないのに好きだと断言できないのは何故だ、と。自分にとってはそれが不思議でならなくて、しばらく時間を置いてからもう一度読んでみることにしました。
そうして、時間を置いてからもう一度読んでみると……いい!
何故、一回目で好きだと断言できなかったかという理由も何となくわかった気がします。

この作品は、何回も読んでいるうちに味が出てくるのだと思います。
端々に散りばめられた伏線や伏線のようなものを感じる度、見つける度により深く物語の中に入っていける。ひとつひとつを噛み締めるように読める。
やはり、古矢さんの作品です。今回は少し内容を詰め込み過ぎなのかなーとも思っていましたが、いつものように心情が丁寧に描かれていました。その心情描写が今回はいつもより淡く控えめに描かれていたので、私の読解力では一回で把握しきれなかったようです。

表紙の夏空が清々しくて素敵です。二人が引きで描かれているのも良いです。

2

キレイな絵とお話でした

人気のある作家さんの新刊だったので読ませていただきました。
既刊は未読です。まず、絵が綺麗です。
表紙同様、人物も背景も、とっても丁寧に描かれていると感じました。
ストーリーですが、これもまた綺麗でした、青くて鮮やかで・・
映画が好きなもの同士、聖地巡礼するといった設定や高校生、まっすぐ、青春が好みの方には、もうどストライクだと思います。
エッチな展開はないので、男臭くなく、体より気持ちのやりとりが大事!という方にもお勧めです。

個人的には、自分が高校生BLに求めている要素が感じられませんでした。
二人もストーリーもきれい過ぎて、何の心配もなく読み進められるのでスラスラと読んでしまえて、気づいたら終わってた、という感じです。
BLの中ではとても読みやすいけれど、好みは分かれるのかな、と思います。
表情などよく描かれているので萌で、お話としては中立です。

1

爽やか青春ものなのに、母親エピソードが本当に残念。

爽やかイケメン佐伯とごく普通の高校生・渉という接点がない二人だったけど、どちらも映画好きという共通点を見つけてから仲良くなります。

中学生の頃は来るもの拒まず付き合っていたのに、高校生になってからは一切彼女を作らないイケメン佐伯。
そんな佐伯が渉にさらっと告白するも、気持ちを受けて入れてくれなくていいし、望んでいない。その代わり…と一緒に映画の聖地巡礼をしてほしいと言ってきて、電車に乗って色々巡るんだけど、小旅行みたいな高揚感も相まって爽やかで青春だねぇって感じ。
佐伯が好き!という気持ちを前面に押し出さずにいるんだけど、隠しつつも抑えきれないし、渉もそれを意識しないようにしている様子が甘酸っぱくて読んでてめちゃくすぐったい気分になります。

意外な急展開を見せるのだけど、私は佐伯から来た手紙に書かれていた母親について憤りを感じずにはいられませんでした。
女の子が欲しかった母親からときどきさせられていた女装というネタです。
記憶にない3歳くらいまでに女の子の格好をさせて楽しむのならまだいいのだけど、7歳から10歳まで着せられて外に連れ出されて人目に晒されるも、母親の嬉しそうな姿につい拒否できなくて…というやつ、これは完全な虐待ですよ…。だって本人は「息子としての自分は必要とされていないんだ」と思ってたんですよ…。悪意がある、なしの問題じゃないです。子供の人格否定だし子供は母親の着せ替え人形じゃないって!
さらりと素敵な思い出エピソードの一環みたいに描いてますけど、私から見れば完全な毒親です。母親は泣いて謝ればすむって問題ではない。(女装が悪いのではなく、着ている本人も喜んで二人でキャイキャイ楽しんでいるなら全く文句はないです。)
「嫌なものは嫌と言え」というセリフがこの作品の佐伯と渉の過去と現在を繋げるキーワードになっているのだけど、こんな胸糞エピソードと絡めて欲しくなかった…。

というわけで、読んでいて一挙にトーンダウンしてしまいました。本当にこれだけが残念です。

これがなければ萌萌か場合によっては神でした。

1

爽やかだけど

嫌いではないんですが…むしろ落ち着いたイケメン×平凡という、割と好きなカップリングなんですが、うーん…。
いい作品だとは思いますが、イマイチかなぁ。
あとちょっと突き抜けた表現力がないと、響くものがないというか…えらそうですみません。
とても爽やかで絵も綺麗だし、聖地巡礼も見ていて楽しそうだなとは思うんです。
でもどこか、「本人達だけ楽しそう」感があるというか、置いてきぼり感がすごい。
表現力がすごい作家さんなら、読者もその場にいるかのような引き込みがあるんですけどね。
それがストーリー全体への入り込み方にも繋がるので。
イマイチ入り込めない作品でした。

2

爽やか

夏の暑さと男子高校生の爽やかさが丁寧に紡がれていくのが古矢さんだなーって感じでした。
同じ趣味の佐伯くんと渉くんのひと夏の想い出です。
古矢さんは季節の描写が上手いですねー。
夏の温度、湿度、太陽の眩しさ、高校時代に感じていたまんまのが蘇ってきました。素晴らしい夏感!
とにかく二人の距離のラブみがヤバイです。
出会いも心地良い関係の継続もひとえに佐伯くんの隠れた努力の上に成り立っていたのが愛おしいった。
それにちゃんと気付いて、考えて、自分も行動していく渉くんの素直さも最高。
天使か、この子らは。
小冊子に書かれている内容が本編の前後のお話なのですが、これは本編に入るべきなのでは…?初回以降に購入した人は読めないのかと思うと残念です。

2

お気に入り

夏らしい話を読みたくて、書店で表紙買いしました。初読みの作家さんで、初回限定盤の小冊子付きは値段も高かったので、購入しようか迷いましたが、本当に購入して良かったです。
落ち着いた雰囲気でモテる佐伯くんと、真っ直ぐで感情が表情に出やすい渉くん、2人の男子高校生の話でした。
この作品で、一番好きなところは空気感です。二人は映画の聖地巡礼をしているので、舞台も素敵ですし、好意や感情の動きなども丁寧に描かれています。男子高校生の青春している感じが眩しく、作品全体が優しく柔らかな空気感で、読後は温かい気持ちになりました。
最後は、なんとなく展開は読めたのですが、ドラマチックで映画好きの二人にはぴったりだと思いました。
あと、私の趣味なのですが、腕時計している男の子が好きで、私服のときの腕の感じが最高でした。

6

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