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表題作君と夏のなか 2 限定版

佐伯千晴、大学2年生
戸田渉、大学2年生

あらすじ

「泣きたくなるのは、いつも夏なんだ。」

大学2年生になった戸田渉と佐伯千晴。
佐伯の留学が終わり、再び一緒に過ごす夏がやってきた。
渉はバイト前の限られた時間を使って出迎えに行き、少しでも早く会いたい気持ちを隠せずにいた。
勿論、それは佐伯も同じこと。2ヵ月ぶりの恋人との再会に心を躍らせていた。
そして、2人は渉の二十歳の誕生日を祝うため、映画デートを計画する――。

限定版
描き下ろし20P小冊子付き

作品情報

作品名
君と夏のなか 2 限定版
著者
古矢渚 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
シリーズ
君は夏のなか
発売日
電子発売日
ISBN
9784758024419
4.5

(103)

(68)

萌々

(27)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
472
評価数
103
平均
4.5 / 5
神率
66%

レビュー投稿数9

爽やかな2人

20歳になった彼らの話。
20歳になっても爽やかですね。
渉くんが元気で生き生きと作品の中で動き回っていると、読んでいる私も元気になります。アクティブな彼の大好きな映画の世界。その映画館で一生懸命働いている姿がいいな。好きなものに関連付けた仕事をして、楽しいと思える姿にも元気をもらえます。

そんな元気いっぱいな彼が、意識の下で千春が消えたことを未だに引きずっているところが、胸に刺さりました。本人も気付いていないところが更に胸に刺さります。
千晴がそれに気付いて、ちゃんと謝ってくれたのと、もう離れないことを約束してくれたので、彼の心の傷は癒えるのではないかなと思います。

表紙の青さと「夏」という単語。そして爽やかな2人がとても良く似合っていて、これから先も幸せになれそうな気がします。
この先、大人になったら、またいろいろと問題が生まれるかもしれないけど、このお互いが大好きという気持ちを、この二人なら色褪せずに持ち続けられるんじゃないかなと思いました。

6

尊くって涙が出たよ

お久しぶりの千晴×渉です。
千晴は海外に語学留学かな?2ヶ月ぶりの恋人たち…にしてはサラッとな再会だよな、と思ってましたがバックハグで久々の渉を補給する千晴。
…萌。
ていうか、バイト前の少しの時間にでも千晴の顔が見たい渉も可愛かったですね。

この巻で2人は20歳を迎えます。
お酒を飲んで可愛くなった渉を前に、相変わらず理性が吹っ飛ばない千晴が凄い。
つか、まだ2人ってエッチしてないの???って感じですよね。
渉の事を本当に大好きで、離したくないっていう千晴の感情が伝わってきて目頭が熱くなるー。

千晴が突然居なくなった時の悲しさを本人に伝えられたのが良かったですね。何でも伝えられる2人になれた気がする。
んで2人のお初が…!
ほとんど朝チュンに近いくらいの描写でしたが、見守ってきたものとしては、お赤飯炊きたいくらいでした。

ホントに千晴が渉の事を好きすぎるのはよく分かるんだけど、渉もしっかりちゃんと千晴の事好きなんだよな〜。
お互いを大事に想いあってるのが、尊過ぎて何とも言えない気持ちになりました。

4

もっと2人の未来を読みたい!

1巻は恋人同士としてのお話としては物足りなかったんですが、2巻では恋人同士らしくなってて感無量でした。

冒頭のいきなりの千晴の留学帰りにビックリしました。そして、帰国を待ち焦がれてた渉の姿にもビックリして嬉しくなりました。こういう恋人らしいシーンが読みたかったんです。

ゆっくり進み過ぎてダラけてしまう作品が多い中、彼等がサクッと二年生になってて、更に二十歳になってて特別感がありました。成人年齢が引き下げられたと言っても二十歳ってちょっと違いますよね。

誕生日の贈り物を考えたり初めてのお酒を一緒に飲むと約束したりと、読んでてちょっと大人になった彼等の日常を覗き見してるような感覚に凄く萌えました。

渉のバイト先での後輩君とか、千晴の母親の急襲とか物語に変化を付けつつ、それでも淡々とお話が進むところが凄く好みでした。

酔った渉が素直になるのが可愛いし、無意識のうちにトラウマが出ちゃうのがいじらしくて萌えました。

でも、今までと違うのが千晴の成長でしょうか?ますます良い男になっていました。

千晴が三年生で長期留学に行きたいとかとチラッと言ってたので、凄く気になるところです。渉の事だから応援するんだろうなと思いながら、長期ってどんくらいなのよって思っちゃいました。

続編希望です!

2

最高すぎる続編!

↓ネタバレ含みます!(シリーズ前作の内容についても多少触れてます)


大好きなシリーズの続編ということで単行本発売を楽しみに待っていました!二人らしく、また恋人として少し成長をした姿も見れて最高の一冊でした…!君は〜からシリーズを改めて読み返しつつ読むことをオススメします!



二十歳になる二人です(お誕生日回もあります)、お酒解禁!酒に酔って素直になる渉の可愛さがヤバいです!

そしてお酒で素が出ることも関係してくるのですが、今巻の主要素は渉のトラウマです。
今シリーズを読んでいる方はご存知の通り君は〜で千晴が黙って渉の前から姿を消しました。表上は解決したように思えていましたが、その件は渉の心に本人ですら自分では気づかないものの、傷として残っていたようで、ついつい無意識に千晴が離れるのを嫌がります。
今作を読むにあたって前作を読み返しましたが、たしかにトラウマとして残っても仕方がないですよね…。
今作ではその件について改めて二人で向き合います。トラウマとは描きましたが、渉本人が自覚がないので重苦しい感じではないです…!
新たな大きな事件が起こるわけではなく、君は〜の件を深掘りしてくれたのがとても良かったです…!大好きな作品の続編を読んでいるんだ…!という気持ちになれました。

そしてそして二人がついに…!この二人だしずっとプラトニックなままかも?と思っていましたがついに最後までしましたね…!二人らしさが溢れてて良かった〜。最後までしたといっても、修正が必要ない程度のサラッとした描写なのでエロ描写が苦手な方でも大丈夫だと思います!



読後感が爽やかでやっぱりこのシリーズが好きだなぁと改めて思いました。爽やかで読むと幸せで暖かな気持ちにしてくれるシリーズです。さらに続編が読みたくなりました…!

2

続編の続編にして最高!

スッキリとした絵柄、シリーズを通して爽やか。
高校生、大学生の男の子ならもう少し下半身に振り回されたりしない?なんて若干思ったこともありますが、千晴→渉だった恋がゆっくりだけど着実に愛になっていく…その機微を見付けては微笑ましく思い、お気に入りのシリーズです。
だから、この二人はこれでいいんだって受け止めていた作品、でした。

20歳になりお酒を飲めるようになった二人。
そこから渉の新たな一面、無防備なかわいい姿や深層心理が垣間見え、続編にして深い素敵な一冊になっていました。

本編から続編や番外編の短編を経て、まさか高校時代の黙って転校した件が尾を引いてくるなんて!
渉本人さえ、もう済んだことと納得しているつもりだからこそ、慣れないお酒で暴かれる深層心理に胸が締め付けられました。
それをバカなことをしたと思いつつも後悔するより大事なものだと言える千晴は本当内面もイケメンです。

そして、この二人のえっちに立ち会える(?)なんて!
描写としてはエロ度0ですが、この二人はこれでいい、えっちなしと納得していただけに、ちゃんと描かれたことに感激でした。

渉のバイト先の先輩の千晴への距離の詰め方はちょっと急だな、とは思いましたが、先輩からすると試写会断った時には好きな子の存在に気付いていて、キス目撃で相手が分かり、ちょっとおせっかいですが同性同士ということで「試写会を断った時の様子を見せたかった」を千晴に伝えてあげたかったのかな〜、なんて思ったり。

そして、バイト仲間・斉藤さんの"イケメンかつかわいいが優勝"という言葉を借り、介抱してくれて本音を語る千晴に対して「優勝」と微笑む渉が可愛くてやられました!君も優勝だよ!!!

2

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