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先日の『君と夏のなか : 3』の発売を機に、久々にシリーズ1巻であるこちらの作品から読み返しておりました。
眩しさに目がくらんでいるうちに、一瞬で過ぎ去ってしまう夏の儚い透明感。そんな空気を味わうことのできるこの作品が大好きです。
作者の古矢先生も今作の後書きでおっしゃっているように、漫画や小説、そして映画などで描かれる二次元の夏、イデアの夏はかくも美しい。
そこには理想の明るい太陽と澄んだ風ときらめく海があります。
その上、この作品には互いへの想いを大切にあたためながら徐々に心を通わせていく二人がいます。
ストーリーは王道と言えるのでしょう。が、その王道こそがいつも私達人間を感動させるのだと思います。
理想の夏に息づく普遍的な愛の物語。
どの夏にも、何度でも読み返したい一冊です。
純愛なストーリーでした。同じ趣味を通じて親友になり、そこから曖昧で片思いの感情が芽生えるという展開…。中盤まで読むと、結末が何となく予想できましたが、やはり千晴の行動には歯がゆさを感じました(笑)。まったく渉に選択の機会を与えていませんね!これも昔よくある恋愛マンガの定番パターン。二人の最初の出会いには伏線が張られていましたが、この部分の展開は少し急ぎ足だったかもしれません…。とりあえず第一巻だけ読んだので、今後の展開ではより深みのあるストーリーになることを期待しています。
古矢渚先生の作品が大好きでいくつか読んでいますが、どれも登場人物の気持ちが切なくて、読者の心を揺さぶり、ハラハラドキドキさせてくれます!なのでこちらもネタバレ無しで読むのをオススメします!シリーズ全て読んでますが、2人の思いが通じる1巻がやはり原点にして至高です!夏休み中に共通の趣味の映画の聖地巡礼をするという話ですが、クラスの人気者の千晴が渉に声をかけたのは、2人の過去にとある出来事があったからというのがアツイです!オススメです!
渚先生のこのコミックスは私の大好きな青春bl漫画です、青春で憂鬱な雰囲気がいっぱいで、本当に夏のようです。二人の出会いはとてもロマンチックで、細々とした日常の中で愛が生まれていきます。短い別れでも、渉が千晴への恋愛感情をより深く感じさせてくれ、とても感動しました。後のページでもわかるように、二人の幼い頃のヒーローと落ち姫のような奇遇は、千晴にとってかけがえのない存在だったはずですから、高校で再会した渉を、思わず一方的に見つめては、恋をしては近づこうとするところまで青春ですよね。
男子高校生たちの爽やかなお話でした。表紙と口絵がめっちゃ好き。表紙で二人が手に持ってるポ○リと三○矢サイダーがキャラに合ってるな~ってとことか、口絵の佐伯のでれっとした笑顔とか。ずっと見ていたくなります。
本編ももちろん爽やかで、イケメン×普通の王道です。BLとして読んでいれば渉はもう佐伯を好きになってるよね、という描写がありますが、安易に自覚や告白の流れにならないゆっくりさが良いです。それがまだまだこれから!という爽やかな読後感に繋がってる感じも好き。
電子で初回限定小冊子は番外編として別売りになってたんですが、本編内に入れるのは無理でも、巻末おまけあたりで一冊の中に収録して欲しい内容でした。イケメンの片思い時代のエピソード最高。
