Renta!限定描き下ろし付
誠治はかつて警官でしたが、今は退職して商店を継いで、一般市民のおじさんです。一方誠治が警官になるように勧めた晋は無事に警官になり、今やすっかり警官の制服が似合うようになりました。
誠治は警察官のときに、不良に絡まれている学生だった晋をかばったために不良に殴られてしまいましたが、時は巡り、晋は夏祭りの日に誠治をかばうためにコンビニ強盗に殴打されます。何の因果かと思いますが、警察官の仕事は誠治が言うように危険を伴う仕事ですね。
晋と誠治はかなり年が離れていますが、晋はずっと誠治のことが好きなのです。無事に長い片思いは終わりますが、年の差よりも誠治の包容力が心に残りました。
ずっと前に購入して、もう何度も読んでいますが最近また読み返し改めて本当にいいなとしみじみ感じてレビュー。
にやま先生の作品は胸にぐっとせまる台詞が多いのに前後の自然なやりとりのお陰でわざとらしさがなく安心して感動に浸れます。晋ちゃんの一途さカッコ良さ真面目さと誠治くんの懐の深さ誠実さに、この2人はこの先もずっと変わらず幸せが永遠に続くのだなと、何気ないささやかな日常のやり取りに永久的な愛を感じます。どの巻も最終話が素敵で見応えもあり。昔懐かしい商店街の雰囲気やあたたかな人間関係にも癒やされほっとひと息つきながら読める本当に素晴らしい作品です。
画力も高く、話の流れやテンポもよくて読みやすいです。前までBLは少女漫画みたいな線の細いイケメン同士のものばかり読んでいたんですが、こちらの作品に出会ってちょっと肉感的というか筋肉質な感じの絵柄の絡みにも目覚めてしまいました。そして何より攻めの受け大好きワンコ系な感じがたまらないです!寡黙ムッツリなところもカワイイし、受けが好きすぎて受けからもらった物(10円とか使用済みのゴムの袋とかw)全部大事に取ってるのもかわいすぎる!
スピンオフ作品ということですが、未読でも特に問題なく読むことが出来ました。
話のテンポが良く、受けが陽気な性格なので、良い意味で軽く読むことの出来る作品でした。
一途な攻めに対して、受けは軽いノリのことが多いのですが、決して攻めの気持ちを軽く捉えている訳ではなく、きちんと気持ちを理解した上で受け止めていることが伝わってくる絶妙なキャラクターでした。
二人の年齢差や男同士であることなど、葛藤するような描写は殆どありませんが、私はその軽さが非常に読みやすく、キャラクターにも好感を持つことが出来ました。
多幸感をありがとうございます。
なんだよこの幸せな気持ちは、、、。おすそわけありがとうございます。さっきからありがとうございます、
ばっかりだけどホントにそれが第一声です。語彙力失うよ、拝むね。
幸せの宝石箱!やろが。
それだけではなく、誠治のセリフが男子校ノリで笑えるけど、見た目モロ男子の晋が真面目に返してたり、照れていたり、キュンキュンしていたりで、そのギャップにやられます。ストーリーの緩急のつけどころの塩梅が最高かよ。
こちら最終巻ですが、変わらずこれからの二人の幸せな日々はどこまで続くよ。
って思えました。