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表題作被写界深度 下

紺野遼平
写真学科の大学生、20歳
早川秀一郎
インディーズバンドのギター担当で遼平の同級生

その他の収録作品

  • いれるいれないの話
  • ある日の後戯
  • カバー下:早川サイド、紺野サイド

あらすじ

──早川の3年間 ちゃんと見ときゃよかった
旧校舎屋上の扉を開くと、気持ちよさそうに歌を口ずさむ早川がいた。
屋上以外では会う事のない奇妙な関係だった。
だけど、「あの日」から早川が屋上に来ることはなくなった。
今でも時々、最後に見た早川の顔を思い出す。
偶然か必然か、止まっていた時間が動きだす──…!

3年の空白、めぐりあい、合わさる時間、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ

作品情報

作品名
被写界深度 下
著者
苑生 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
被写界深度
発売日
ISBN
9784813031628
4.4

(392)

(246)

萌々

(92)

(32)

中立

(17)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
39
得点
1711
評価数
392
平均
4.4 / 5
神率
62.8%

レビュー投稿数39

まるで上質な映画を一本見終わった気分

(上下巻まとめてのレビューです)
2019年頃に読破。
2023年に見た時は ちるちるでシリーズ累計約2800点だったのに、今は約3600点!
やっぱり実写化の影響でしょうね、スンゴ…。
BL AWARD 2018年 次に来るBL 4位作品、私的神作です。

ノンケ同級生DK~>20歳頃までで「カメラ好きイケメンx下半身ユル目な黒髪DK」。
ミュージシャンとして身につまされる部分も大いにあり、涙しました。
おそらく音楽を一時期やめる理由にモヤる人はいると思う。
でもいろんなタイプの音楽家は実際にいますので…しかもまだ高校生ですから。
これはどんな分野でも同じで、たとえ天才でも才能があっても、周りからしてみれば「そんな理由で?!」と思えるようなきっかけで夢を断念したり、活動そのものを辞めてしまうことは往々にしてあります。

このレベルで個人サイトからで、デビュー作とは…末おそろしい才能ですね。
とにかく絵が美しい!特に上巻の表紙!(上下巻ともに「好きな表紙」本棚にINしました)
踏切のシーンなんか部屋に飾りたいぐらい。
独特のギャグもおもろい!
てゆーか離婚後でも婚氏続称届を役所に提出すれば、婚姻中の苗字を名乗ることができるのは知らなかったです。
(ググった)
相変わらずBLって勉強になるわぁ…
内面描写も丁寧で素晴らしい。
ほんっっっとーーーに大満足です。

<注意点>
・19ページの番外編(行きたい場所「被写界深度」応募者限定小冊子2018)も普通に各種電書サイトで買えるのでぜひ!
・上下巻+番外編まで含めても、色々とえrいことはしてても結局最後まではしてないので、挿入なしでも我慢できる人向けです
・受けが大人の女性にフェされる描写あり
・受けが無理やり攻めにフェ&兜合わせする描写あり
・受けに片思いする女生徒がいます(でもイイ子)
・攻めに元カノあり

1

No Title

多田さんの言う「学生の甘酸っぱい恋の話」は、絶対に紺ちゃんと元カノのことじゃなくて、明らかに紺ちゃんと早川のことじゃないか!(笑)特に好きなシーンは、紺ちゃんと多田さん、梅ちゃんで飲んでいたシーンで、梅ちゃんが言った「男か女か、どっちか決めなきゃだめ?」というセリフです。たとえ今まで同性を好きになったことがなくても、自分が同性愛者だと思っていなくても、今好きになった人がたまたま同性だったとしても、それでいいじゃないですか。結局、人は皆「人間」という個体として生きていて、もうひとつの個体に対して抱く愛は、形が違っても本質的にはすべて「愛」なのではないでしょうか?

1

No Title

ちょっと投げやりで乱れた日々を過ごしてた高校生の早川が、秘密の居場所の屋上で出会った紺野。
カメラが好きな紺ちゃんの被写体に向ける視線は真っ直ぐだ。好きだった音楽を手放した苦しさを抱えている早川には、その揺らぎのなさが眩しくて⋯。

怖くて一方的に離れてしまった早川だけど、3年後にバンドマンとカメラマンとして再会してしまうのは運命なのかな。
無理やり蓋をした想いがまた溢れ出して、今度は逃げずに正面からぶつかる2人。3年越しの告白やり直しと想いの成就がたまらない〜!
動じないイケメン紺ちゃんと、ヤル気いっぱいな早川くんがもう可愛くて。学生の頃の思春期真っ只中の悩みから、少し大人になった2人の本当の自分を見せ合って一緒に過ごしていく関係がとても良き!!

2

キャラの魅力が物語る!

 上下巻読んでの感想です。
 紺ちゃん、早川、二人のキャラクターをすごく丁寧に描いているところがすごく好きです。絵も好みなんですが、読んでいて、ああ、こんな事言いそう、紺ちゃんはそうだよね、早川はそうはいかないよねって、共感しながら、腑に落ちながら。厚みのある、リアリティのある二人が進めていく物語だからこその魅力を強く感じました。
 二人のやり取りにも、特に上巻の高校生編ではDKらしさが随所に表現されていて、そこからもリアルな二人を感じることができました。よく、キャラクターがどんどん動いて物語を進めていってくれるっていうような事を見かけますが、こんな感じなのかなあ。初めての感覚でした、上手く表現できませんが。
 ハピエンなんですが、このあとの二人、また軽妙なやり取りをしつつも、互いへの想いや相手を大切にする様子が散りばめられた続きが見たいなあと。

0

挿れる挿れないの攻防が微笑ましい

最後の最後まで早川君の尻穴は過保護なまでに守られ、見届ける事叶わず。
別冊の「行きたい場所」は頑張って○股まで
進んだもののまたも尻穴は活躍できず。
紺ちゃんは受け止めるまで3年かかった一方で早川君は高校生の時から紺ちゃんで悶々としてたので前のめりになるのは仕方なし。
空白の3年間も紺ちゃんはノンケだったし早くえっちしたい早川君との攻防が微笑ましい。
『こんなスルスル ケツの穴にち○こ入んねぇ…』のくだりから、『う○こは出すだけだけど、ち○こは出し入れすんだぞ』のやりとりは正論だけど雰囲気も何もあったものではない。真顔でち○の談義をする2人がいつか結ばれるのを見たいような見たくないような…。

1

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