• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作炎の蜃気楼(4) 琥珀の流星群

直江信綱 27歳
高校二年生 仰木高耶

あらすじ

高坂弾正の陰謀で慈光寺を爆破されて、九死に一生を得た高耶。一方、仙台に集結した綾子たちは、『金輪法』を用いた巨大な結界で最上義康を包囲しようと、その行方を追っていたのだが…!?

作品情報

作品名
炎の蜃気楼(4) 琥珀の流星群
著者
桑原水菜 
イラスト
東城和実 
媒体
小説
出版社
集英社
レーベル
コバルト文庫【非BL】
シリーズ
炎の蜃気楼
発売日
ISBN
9784086115667
3.8

(5)

(2)

萌々

(1)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
18
評価数
5
平均
3.8 / 5
神率
40%

レビュー投稿数2

強くなるとは冷酷さを身につけるということなのだろうか。

 記憶は戻らないまま、《力》を使えるようになってきた高耶。
周囲の人を守るために、もっと力がいる。景虎の記憶が必要なのだろうか。直江が必要としているのは自分ではなく景虎か。景虎の記憶を思い出せば直江は喜んでくれるのか。そうしたら自分はどうなるのか。自分は仰木高耶ではないのか。
優しいけれど時折突き放すような直江の真意が分からず、すがりたいのに甘えられず。揺れる高耶さん17歳。
闘いは容赦なく襲いかかり、人の死に直面した高耶さんの台詞。
「直江。お前が死ぬのは、……だめだからな」
「俺は、おまえじゃないと嫌だからな」
この命令口調!! 直江でなくても狂います。
→5巻につづく。

0

仙台編、決着

高坂に爆破された、慈光寺。高耶は無事だったが国領が瀕死の重傷を、国領の奥さんが亡くなってしまいます。
自分の無力を嘆く高耶は、景虎の<力>を取り戻そうとして・・・。
千秋は譲を連れて仙台に合流。綾子と「金輪の法」を用いた結界やら、呪法やらをしている最上義康を追っていて・・・。
直江は、小次郎(政宗の弟)に逃がされ高耶達に合流します。
色々ありつつ、仙台に向かってくる最上を何とかするため、伊達軍と協力することになります。

それにしても、譲は何者?高耶の役目に譲のそばにいることが入ってるみたいな話もあったし。
直江には、他者を換生させる能力があると。この力でかつて美奈子に景虎を換生させたと・・・それはまた厄介なことだ、二人の関係がこじれてるなぁ。

最後に他の陣営の動きもあったし、続きが楽しみ♪
刀を持って戦う高耶はかっこよかったです(笑)
高耶の母に対しての想いとか家族に対しての想いとかが、もう一つのテーマかな?と感じた仙台編でした。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP