BLコミック&BL小説、業界最大級の品揃え!
『耐えればいい。今までだって耐えてきた。できないはずはない。なのに。』
『なぜ今、こんなにあの人が欲しいのか!』
変態ぽさを醸し出していた直江の気持ちが、忠誠心以上のものだとはっきり明かされる5巻。急変した環境に戸惑い、心痛める高耶を慰める直江。
「自分自身の価値を忘れないでくささい。もし忘れそうになったら、私がいつでも思い出させてあげますから」
記憶がないから優しくあれる2人の関係。景虎の記憶が甦ることを恐れる2人。
「このままじゃ……いけないのか?」
このままでいたいと思う反面、記憶を封じて逃げた景虎を責めたくなる気持ちを抑えられず、高耶に冷たくあたる直江。
(いっそ壊れてしまえばいい)
この人が、壊れてしまえばいい。
壊れた頭で、そんな事を考える直江。
→直江崩壊の5,5巻につづく。
「ホイホイ火」という火の玉が夜な夜な出没するらしいということで、奈良に調査に来た高耶と千秋。
火の玉に殺されたという塩原の家に向かった二人は、その家の少女なぎが妖怪に憑りつかれているのに気づきます。
その妖怪は茶釜の付喪神「平蜘蛛」。
直江も合流してきて、平蜘蛛が関わっているなら松永久秀だろうということに。
調査を再開していたら、なぎを織田軍が狙っていて・・・。
高耶の景虎としての記憶も徐々に戻ってきてます。
直江としては、複雑みたいです・・・。
出来れば思い出してほしくないけど、思い出して貰わなきゃ困るっていう状況が何ともな感じでした。
ちなみに今回出てきた織田の換生者は、佐々成政。
それとは別で、明智光秀も復活しているらしいです。
私この本読んで奈良に行きたくなって、行ったんですよね。
このお話読んでいると、奈良に限らず行ける範囲で、ついつい舞台になった場所に行きたくなります。