• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作炎の蜃気楼(5) まほろばの龍神

直江信綱 27歳
高校二年生 仰木高耶

あらすじ

奈良市内で、火の玉が人間を襲う事件が発生。殺された塩原という人物の家に向かった高耶たちは、そこで妖怪にとりつかれた少女・なぎと出会う。宿敵・織田軍もなぜか、彼女を狙い動き出して!?

作品情報

作品名
炎の蜃気楼(5) まほろばの龍神
著者
桑原水菜 
イラスト
東城和実 
媒体
小説
出版社
集英社
レーベル
コバルト文庫【非BL】
シリーズ
炎の蜃気楼
発売日
ISBN
9784086115926
3.5

(4)

(1)

萌々

(1)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
13
評価数
4
平均
3.5 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

匂い系から真正へ。

『耐えればいい。今までだって耐えてきた。できないはずはない。なのに。』

 『なぜ今、こんなにあの人が欲しいのか!』

 変態ぽさを醸し出していた直江の気持ちが、忠誠心以上のものだとはっきり明かされる5巻。急変した環境に戸惑い、心痛める高耶を慰める直江。
「自分自身の価値を忘れないでくささい。もし忘れそうになったら、私がいつでも思い出させてあげますから」
記憶がないから優しくあれる2人の関係。景虎の記憶が甦ることを恐れる2人。
「このままじゃ……いけないのか?」
このままでいたいと思う反面、記憶を封じて逃げた景虎を責めたくなる気持ちを抑えられず、高耶に冷たくあたる直江。

(いっそ壊れてしまえばいい)
この人が、壊れてしまえばいい。

壊れた頭で、そんな事を考える直江。

→直江崩壊の5,5巻につづく。

1

奈良ですね。

「ホイホイ火」という火の玉が夜な夜な出没するらしいということで、奈良に調査に来た高耶と千秋。
火の玉に殺されたという塩原の家に向かった二人は、その家の少女なぎが妖怪に憑りつかれているのに気づきます。
その妖怪は茶釜の付喪神「平蜘蛛」。
直江も合流してきて、平蜘蛛が関わっているなら松永久秀だろうということに。
調査を再開していたら、なぎを織田軍が狙っていて・・・。

高耶の景虎としての記憶も徐々に戻ってきてます。
直江としては、複雑みたいです・・・。
出来れば思い出してほしくないけど、思い出して貰わなきゃ困るっていう状況が何ともな感じでした。

ちなみに今回出てきた織田の換生者は、佐々成政。
それとは別で、明智光秀も復活しているらしいです。

私この本読んで奈良に行きたくなって、行ったんですよね。
このお話読んでいると、奈良に限らず行ける範囲で、ついつい舞台になった場所に行きたくなります。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP