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表題作炎の蜃気楼(40) 千億の夜をこえて

直江信綱
仰木高耶

あらすじ

超ロングシリーズ「炎の蜃気楼」堂々完結!直江と共に傷ついた身体で信長のいる天御柱に向かった高耶。二人はその中で懐かしい人の思念に出会う。最後の決着をつけるため、信長を追う高耶の前に現れたものとは!?

作品情報

作品名
炎の蜃気楼(40) 千億の夜をこえて
著者
桑原水菜 
イラスト
浜田翔子 
媒体
小説
出版社
集英社
レーベル
コバルト文庫【非BL】
シリーズ
炎の蜃気楼
発売日
ISBN
9784086004121
5

(22)

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萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
110
評価数
22
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数3

想いは、消えない。

悪霊調伏の為“換生”という方法で他者の体を奪い、記憶を無くさず生き続けてきた上杉謙信の息子・仰木高耶(景虎)と直江信綱。
信長との最終決戦――、そして長き愛憎の果てに二人が辿り着いた答えは、想像を絶する感動だった…。
ミラージュ最終巻。

生きる事、愛する事。ミラージュはいろんなメッセージが詰め込まれ、最終巻を読み終わる頃には本当に何年もの時を過ごしたような気持ちになりました。
このラストに関しては、いろいろ意見があると思いますが…。
切なく、苦しく、涙が溢れても、私はミラージュを思い出す時なぜかとても暖かい気持ちになります。
壮大な、愛の物語。長いですが是非最終巻まで読んで見て下さい。人生変わると思います。

8

名作・・・

最終回に涙してからもう5年以上たつのか、という気分です。

私の場合アニメで知ってから小説へ、中学生でお金もない中1巻から即大人買いしました(>_<)でも間違ってはなかったと思います。
下手なものを買うよりよっぽど価値のある作品だと思うし、何より
「炎の蜃気楼」は私にたくさんのことを教えてくれました。

何百年たってもかわることのない愛、簡単には越えることができない憎しみや劣等感、出会ったたくさんの人たちの温かさや心の闇・・・。
これらすべてが40巻までの歴史の中に刻まれています。

ラストのシーンではいまだに涙が出てしまう私。
結末は人それぞれ想うところがあるかもしれませんが、高耶と直江の歴史を見てきた人ならば賛否つけられないはず。
これが二人の生きた証なんですから・・・。終わりではなくこれからも二人はともに生きていくんです。

どうかひとりでも多くこの作品に触れあう人が増えますように(*^_^*)






8

変態の神が、純愛の神に。奇跡の最終巻。

 涙、涙の最終巻。2人のこれまでと、これからの幸福を想って涙。恐怖と否認と悲しみの涙。感動の涙。そして何より幸せの涙。
 ありきたりのハッピーエンドでもなく、慰めをとってつけるような悲しい結末でもなく、読者がそれぞれ自分の中にあるミラージュの世界を自由に拡げていけるような、奇跡のラストでした。どんなに絶望的でもいつも希望の光があったミラージュ。最終巻にもそれがあって、決して終わらない、まだまだこれからの物語。どんな過酷な状況でも前に進み続けた登場人物たちに倣って、進まなければ、と思います。
 けれどやっぱり悲しいものは悲しい! ストーリーがどうこうではなく、「完」の文字に胸を抉られて未だ出血が止まりません。

8

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