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お前は10年生きてきたが あいつはそのあいだ、死んだも同然だ
なんて騒々しくて愛おしい人たちなんでしょう。
浦島太郎…もとい、10年間もの長い期間眠っていた眠り姫・しのぶのそれからのお話。
10年ってあまりにも長い期間だと思うんですよ。
ずっと献身的にしのぶを見守っていたマコトにとってはとても長いもの。けれど、眠っていたしのぶにしてみれば10年前というのは昨日のことのようでまるで実感がない。
この辺りの意識や感覚の差が効いてくる2巻でした。
1巻の10年前のマコトと比べると、やはり今のマコトというのはものすごくいい男じゃないですか。
年相応に落ち着いていて、しのぶを献身的に想う優しさと深い愛情が滲み出ているような魅力的な男性。
しのぶから病院に来るなと言われれば1歩引き、物分かりも良い大人なのだけれど、でも思うところもあって…と、いわゆるスパダリと呼ばれる人間の内側の部分を見た気がしたというか。
セリフでどうこうではなく、表情やちょっとした仕草で切なくなってしまうほどマコトの心情が伝わってくるのがすごいです。コミカルな中でも魅せてくれます。
リハビリに懸命に励むしのぶや、しのぶとしのぶの母のエピソード、自分の足でマコトを迎えに行くしのぶ…他、好きなエピソードが詰まった2巻でしたが、1番好きなのは涙を流しながら抱きしめ合う2人の図でした。
10年間チクタクと変わらず時を刻み続けていた者と、10年間時を刻めてはいなかった者。一見幸せな日々が戻ったようにも見える2人。しかしながら、10年の空白と人生の歩みの差はあまりにも大きい。
幸せの中で若干の陰りが見え隠れする2巻でした。
2人の幸せを願いながら引き続きこの先の未来を見守りたいです。
まず、表紙の絵がとても素敵!
小さい男の子が出てくるシーンがあるんですが、子供を描くのもお上手です。
老若男女クオリティ高いこの安心感。
9話扉絵に悩殺された人は私です。
何人の目を釘付けにしたんだろう!笑
定期的に摂取したいです。
マコちゃん、こんなに身長もあって体格がよくてモデルのような男前なのに、すっごく守りたくなる可愛さもあって…あれ?私何を見てたんだっけ?横にも縦にも大きい大人の男よね???ってなります。(錯覚)
ヒロイン感が増しています。かわいい…!
そして、眼鏡スーツはありがたすぎました!!!
…と、さぞこういう大きな男が好みな人のように萌えを語っていますが、アリだしイケるけどドストライクではなかった人でした。
画力の高さと面白さを気に入って読んでいました。
東條先生なんて顕著。
優しくて包容力があって結婚するならこういう人が幸せだろうなぁ~とは思うけど、華よりも優しさと安心感の人というか…人として素敵だけど、好みか?と言われるとお顔も好みじゃない。大きいのも怖い。(しのマコは好み)
お分かりかと思いますが、私はこの作品に出てくるような筋肉質で恰幅のいい大きい男の魅力を知らずだったんです。
”大きくて穏やかなくまさん”の安心感と素敵さに目覚められたのは大きな収穫です。
そのよさに気づけてからは、しのマコへの好きも膨れ上がりました。
気づきをくれた東條先生には是非幸せになってほしいです。
しかしマコちゃんはあげられないので応援できないジレンマ…。
他にいい人が現れてくれないかなぁ。
この本の読者さんやこれから読もうと思われている方の何割かには、私のように登場人物たちはドストライクのタイプ(体型容姿)ではないけどお話やキャラクターが気になって…という方がいるんじゃないかと思っています。
ここに「でもイケる」と手を出してドはまりした読者がいますし、タイプじゃなくてもすごく面白いです。
そんなことはお構いなしで読んでも素敵な作品ですが、途中で目覚めた方は読み返した時の自分の目の変化も面白いと思います。
比較的供給が少ない系統の萌えをこんなに魅力的に描いてくれて、そうじゃなかった人にも魅力と萌えを伝えてしまう表現力に感服です。
しのぶが目覚めてリハビリに励む2巻目。
回復なんてまだまだだろうに、
しのぶは東條の存在に気づいちゃったんだな~と辛いです…うぅ…。
そんなんで牽制したり嫌味言ったり、
自分の心に負担かけて大丈夫かと心配になりました。
その必死さに泣けます。
マコの方は心理描写はないけど表情には不穏なものが混じってて、
あぁ…やっぱり…となります。
情とか義務感とかが混じってないわけないんじゃないかなあ。
マコにとっては積み重ねた10年だから。
それでも瑞々しい恋心を保ってたらそっちの方がびっくりだし。
会社員になったマコは感情を隠すことも上手くなったのかな。
少しずつ続きを読むのが怖くなってきました。
10年眠り続けたお姫さまを見守り続けた王子さまは 群れを嫌った元手負いの獣
外人顔の穴熊ゴリラが人馴れするまでがぺろっと抜けてるような気はしても そこを気にする暇がなかったんですよ 何せ小賢しい毒舌なお姫さまのテンションが高すぎて
しかも ちょいちょい腹の底からオッサンみたいな変な笑いが出ちゃう ガチムチおねぇ集団の言葉のチョイスや ランチキ騒ぎまで入ってくる始末
いろんな人に守られ支えられ それを糧にいつ目を醒ますかもわからない眠り姫を一途に想い費やす時間
人って弱ってくると魔が差すものなのよね きっと逢魔時みたいなもんが人生にもあって それが魔物呼び寄せちゃうんだわよ…… なんて1冊にいろんな感情ぶっ込まれてて お話の重みより状況確認だけで手一杯?
ガワだけ大人で中身は真っ新な子どものような王子さまの健気さと どんなときもテンション高めなお姫さま
なにぃぃいい まだまだ終わってなかっただとぉおおおッ!!!!!
新規開拓で徘徊してて見つけたはじめましての作家さん
3巻で終わりかと思ってたのに こんなところで気づくなんてッ! Orz ナンテコッタイ
いや 正直表紙でちょっとひくくらい絵面は濃いし いろんなもの突っ込みすぎてゴチャッとした感はあるんだけどなかなかどうして 一度波に乗ってしまえば変なテンションもクセになってくるというか とにかく王子さまのマコちゃんが出す不思議な雰囲気に微妙にハマれないでいるおねぇ設定すら気にならなくなってくる
眠っていた10年に起こった自分が知ることのない出来事 一度だけさした魔が落とす影
ツッコミどころは多々あるんだけど 10年の眠りから覚め 見た目の老いや通じなくなった言葉にかつての姫が浦島太郎になっての葛藤に エゴに 大奮闘 アホっぽいのになぜか切なくなる
好き嫌いはハッキリ別れそうだけど 個人的には面白くてしかたない
なんならこのお話の住人になってもいいくらい濃いキャラと 十年寝太郎とそれを見守り続けた王子さまの苦悩と日常 ←浦島太郎どこ行った?
うーーーん 1・2巻だけでもいい具合にまとまってたけど 読めば読んだだけこの波乱しかない日常が永遠に続いてほしいと思ってしまう
完結してると思って買ったけど こうなったらどこまでも追っかけますよ このふたりも!
コマがすっきりして、絵が見やすく更にきれいになっている気がします。
特に、しのぶがマコトに抱きつく絵は色っぽくていいですね。
表情も体の密着具合や角度なんかも。
とても感動的で笑いもあり、いい話なのに胸が締め付けられるのはなぜだろう。
順調に進んでいると、どこかで不穏な展開、マコトの過去話がくるのではないかと身構えてしまう。
扉絵でマコトの背中の火傷痕が見えていたから。
でも、描きおろしで火傷はマコトの母親だと話していたので、3巻でその話がくるのでしょうか。
(子どもの虐待話が苦手でその手のエピソードがきそうで今からビクビク)
2巻の内容としては、しのぶが順調に回復してマコトと一緒に住むことになり本当によかった。
しのぶの見栄と嫉妬でマコトを遠ざけたこともちゃんと謝ったし。
「もうひとりにしないから…」
としのぶの言葉にマコトも号泣したシーンはよかった。
そこでしのぶを抱きしめるかと思いきや、腕がだらんとなったのはそれだけ脱力したということなんだろうか。
にしても、マコトがますますいい男ですね。
とにかくやさしい、かわいいのに渋くてかっこいい。
主任になり、職場でも人望があって。
会社にも最初から、しのぶとのことを話していたのがマコトらしい。
しのぶも百合子さんとの確執がなくなったのもよかった。
2人らしいやりとりで。
感動的なシーンが多いけれど、合間にテンポよく挟まれる笑いがとても好き。
マコトが職場で普通にヘビを首にまきつけていたりw
オネエさま方のやりとりは相変わらず全部おもしろいし。
しのぶがマコトとイチャイチャしようとすると邪魔が入るのはもうお約束ですかねw
3巻ではイチャイチャできるんでしょうか。