初恋アミューズメント

hatsukoi amusement

初恋アミューズメント
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×219
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

139

レビュー数
7
得点
133
評価数
32
平均
4.2 / 5
神率
31.3%
著者
 

作家さんの新作発表
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イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
発売日
価格
¥920(税抜)  
ISBN
9784813013174

あらすじ

イマイチ売れないミステリ作家・木村正信は、ある日、編集部で憧れの売れっ子漫画家の鈴木一太郎と知り合って・・・

表題作初恋アミューズメント

鈴木一太郎、正信憧れの超売れっ子漫画家、27
木村正信、会社勤めの傍らイマイチ売れないミステリ作家業、27

同時収録作品初恋バーニング

藤原壮介、人気作家 、24
小宮山旭、敏腕編集で壮介の担当、31

その他の収録作品

  • 初恋バカップル(月村奎原作・秋平しろマンガ)
  • あとがき

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レビュー投稿数7

暴走する自尊心

電子化を待っていまして、やっと読めました。
『初恋大パニック』のスピンオフ。
またしても『才能への嫉妬』が書かれています。
いや、これが面白くも恥ずかしい。
自分のことを書かれている様で、いやー恥ずかしい、恥ずかしい。

「才能ってエキセントリックなもの」と思い込んで「平凡じゃダメだ」って思っていたことはありませんか?
このお話の主人公の木村正信くんは当にそれ!
小説家としてデビューしているということは、ちゃーんと力があるはずなのに、その思い込みのせいでわざと明後日の方向に物語を進めてしまうんです。
自分が好きなのは一般受けするお話なのに、その事も大っぴらに言えなくて、昔から大ファンだった鈴木一太郎くんにも「大ファンです」と言えない……くだらない自尊心だって分かっているのにですよ。
この辺がね、まるで自分の事の様で恥ずかしいんです。
でも、笑えるの。あまりにも、良く解るから。

月村さんはコンプレックスを抱える登場人物を書いてきた作家さんだと思いますけれど、ある時期から、そのコンプレックスの『痛さ』の質が変わって来たような気がするんですよ。
私は月村さんが「それでも大丈夫」と言ってくれている様に思えるのです。
優しい!
今回、特にそう感じました。

ものを作る姐さま方に是非読んでいただきたい一冊です。

2

前作を知ってると、より一層楽しい

スピンオフですが、この本だけでも楽しめます。
でも、前作を知ってるとより楽しいかと…!
私は、前作の2人のその後も知れて。とっても
幸せでしたー!

売れっ子漫画家 鈴木 × あまり売れない作家 正信


正信はめちゃくちゃネガティブで、心の中で毒舌だったりと、なかなか面倒な性格。笑 でも、社会人としても働いているので、きちんとした常識人。そんな反面、売れてる作家達に嫉妬したり、愚痴ノートを書いたり、鈴木に誘ってもらえないからと明後日の方向にやきもきして頑張ったり、なにやってんだと笑えて、そして可愛い。
鈴木は、前作で旭にアプローチしていた時と同じく、ちゃらくて軽くて、非凡な才能があって突拍子も無い事をしたりする。でも、余裕と包容力があって正信を受け止めてくれます。

また、本編の他にもう1話、前作の2人の話も読めちゃいます。こちらは相変わらずラブラブで、前作を読んだ人には、ぜひ知ってほしい、癒されるお話でした。

さくっと楽しい話を読みたい人にうってつけだと思います。

3

ティーパッグひとつで二人分

『初恋大パニック』のスピンオフ。
やっと読めた!買ってそのまま放置してたんですが、
もっと早く読んでおけばよかった!
と、後悔するくらい、久しぶりに月村奎先生のお話がドンピシャでした。
こっちのスピンオフの方が遥かに好き。
自分自身、スピンオフ作品を好きになることが滅多にないのでびっくりですが…。

受けさんの正信。
これまためっちゃめんどくさい被害妄想過多受け。
だけども正信自身、日記帳に愚痴を吐き出すうえに口は悪い笑。
そんなめんどくさいまーくんを包み込むのが
前作では当て馬的ポジションだった攻めさんの鈴木先生。
基本、チャラ男は攻めも受けも受け付けないのですが、
鈴木先生、めっちゃ好き!!!
あー…正信には鈴木先生じゃなきゃダメじゃん。って
結果、破れ鍋に綴じ蓋的に落ち着いた2人。
正信が段々素直なかわいい受けになっていくのを
鈴木先生が実は包容力大なとこを見せてくれるのを
存分に堪能出来る1冊でした。

2人がコラボした作品、読みたい!買いたい!

6

人気漫画家とプライドの高いミステリ作家



「初恋大パニック」のスピンオフ。
長編「初恋アミューズメント」正信(本編受け)視点(一部前作攻め視点)
短編「初恋バーニング」旭(前作受け)視点の前作カップル
漫画「初恋バカップル」本編カップル
となっていました。

以下、本編。
木村正信は兼業作家です。
作家が本業でサラリーマンは副業のつもりですが、実収入はサラリーで賄っているぱっとしないミステリ作家です。
ちまたでは「モヤミス」「キモミス」と呼ばれるアンバランスな作風で知られています。
なにもかも凡庸な自分からの脱却を図ろうと苦労した結果の作風です。
最近担当が変わり、前作「初恋大パニック」の受け様・小宮山旭に担当されることになりました。今までの担当と違い、何度も直接会って打ち合わせをしてくれるのですが、読者受けするような修正を促されることを良しとせず、原稿が遅々として進みません。

そんな中、旭との打ち合わせの場で売れっ子漫画家・鈴木一太郎(攻め)と売れっ子作家・藤原壮介(前作攻め)と鉢合わせるのです。鈴木の漫画の大ファンの正信は喜ぶのですが、高いプライドが邪魔をしてサインをねだることができません。その上、二人の自分に対する態度が売れっ子だから見下げられてると勝手に勘違いしては腹を立ててしまうのです。

正信はとても面倒な性格でした。無駄にプライドが高く、卑屈で、なんでも悪いほうに取ってしまう。はじめはなんと感じの悪い人物だと思って読んでいました
が、自分の中の自尊心と折り合いをつけようと必死なんだと思うとかわいらしく思えるから不思議です。承認欲求が強く、それを原動力として作品を書くタイプの作家で天才肌の壮介や鈴木とは真逆のタイプといえるでしょう。
旭と壮介が鈴木に迫られたことを聞き及び、ゲイでもないのに自分は何もされなかったと腹をたて、わざわざ誘われるためにゲイバーに行ってみたり、誘われたら誘われたで断るのは鈴木に恥をかかせるからと流されようとしたり、鈴木が初めての人はお断りだと言ったら泣いて抗議したりとやってることがちぐはぐで笑えます。

鈴木は人気漫画家で、とてもフリーダムで、他人が自分をどう思うかなどを気にすることなく、自由に生きている人です。
いきなりアイデアが降りてくるため、どこにいても創作の世界に入っていき、その辺のものにアイデアを書きまくる癖があり、彼の周りのものは落書きだらけです。
性に関しても奔放で、フィーリングが合えば犬でもOKと豪語する解放ぶりです。


正信は二人に激しく嫉妬しながらも、鈴木の好きなものを好きと言える自由さをとてもうらやましく思いつつ、感性が似ている鈴木といることがとても楽だと思うのです。
鈴木といるうちに、壮介がただ不器用なだけな青年だとか、旭のアドバイスの意味などがわかってくるようになります。

今作は、はじめに壮介視点が少し、そのあとはすべて正信視点で、鈴木視点がないので鈴木が正信のことをどう思っていたかは最後のほうまではっきりとはしません。後の告白を聞くと、鈴木がさりげなく誘ってきても、気を使ってくれてるんだと勝手に勘違いしてスルーしたり、慣れてないと相手してもらえないと暴走したりする姿は百戦錬磨の鈴木が振り回されてるようでした。それもこれも正信の変わった思考回路に加え、鈴木の「セックスはレジャー」「初めての人とはしない」と最初に豪語したこともせいだと思うと自業自得かなとも思います。
絡みは二回で、初めては比較的普通でしたが、2回目(それ以降も)はボディペインティングを絡めたちょっとマニアックなもので、ちょっとびっくりしました。
油性ペンで書くみたいなので、他の人に見つからないといいですね。


鈴木の柔軟な思考に感化されコンプレックスだった凡庸な自分の武器が実はそこだということに気づき、自分が書きたいものを楽しんで書けるようになった正信のこれからの活躍が楽しみです。

作者様は本作だけでも大丈夫とおっっしゃっていますが、私は前作を読んでるからこそ楽しめる部分はたくさんあったと思います。
プロローグのところは前作攻め様・壮介視点だし、けっこう物語に絡んできているので、鈴木を含めた3人のことを前知識として知ってからだとすんなり物語の中に入れるんじゃないかと思います。
前作二人のその後も読めて私はとても楽しかったです。

0

らくがきは是非水性で…(笑)

「初恋大パニック」が好きで、続編かと思い喜んで手にとってみたらスピンオフで。
残念な気持ちを抱えながら読んでみたら、前作より好きかも?と思うくらい良かったです!

売れない作家の正信は、好きな漫画の作家・鈴木に会えて喜んでいたら自分をバカにされたように感じてしまい悪印象を持ってしまいます。
それでいて鈴木は男女問わず誘いをかけるのに、自分には何もないと卑屈な思いを抱えて…と、なんともネガティブな正信ですが、嫌な感じではなく何だか可愛いんです(´∀`*)
ゲイでもないくせに鈴木を誘ったりするなんて、ちょっと違う方向向いた負けず嫌いで(笑)
お相手の鈴木も良いキャラです。
所謂天才型で、閃いたら時と場所を考えずに描いちゃう、明るく悪意など持ってなさげな人。
性格的には正信の対局にいるような鈴木だからこそ、うまくいくんだろうな〜と思いました。
正信の勘違いと鈴木の今までの行いにより、すんなりくっつく訳ではないけど、その過程も楽しく読めました。

「初恋バーニング」という短編も収録されてますが、こちらは壮介×旭のお話。
まだ「藤原くん」呼びの旭に、名前で呼んで欲しい壮介。
エロ有りの可愛らしいお話でした(〃ω〃)

このシリーズ大好きなので、続編かスピンオフをまた読みたいです(*´ω`*)

2

スピンオフですが知らなくてもOK

初恋大パニックのスピンオフ。
プロローグは初恋大パニックの攻め視点で、最後にそちらのカプのSSが収録されています。

受けは、いまいち頭打ちな兼業ミステリ作家、正信。
27歳ながら小柄で、未成年に見えてしまうこともあるコンプレックスの塊。
攻めの鈴木は人気漫画家、27歳。
バイで、恋愛でなくスポーツのような感覚でセックスをする人タラシ。

鈴木は口調が「〜っす」なんですけど、そこが気になりましたねえ。
それ以外はかなりわたし得の攻めキャラです。
ちょっと変わっていて若干チャラい。
彼が出ているというスピン元は未読なのですが、俄然読みたくなりました。
そして受けはぐるぐる思考の沼に落ちるネガティヴさん。
これは月村さんの書かれる受けのデフォですね(苦笑
成功者の鈴木を最初穿った目で見ていた(そして心の中で思いっきり罵倒していた)正信ですが、鈴木のナチュラルな気遣いや人柄にコロリとやられてしまうさまは微笑ましい限り。
サラサラと読めてしまい、読書に時間がなかなかとれない方にうってつけかもしれません。

4

斜め上ぶりに爆笑!

「初恋大パニック」のスピンオフになります。
そちらの方が好きすぎて、正直「スピンオフより壮介と旭で続きを出してくれよ!!」と思っておりましたが、これがすごくすごく面白かったのです。
テイストとしてはラブコメになるのですが、主人公のズレっぷりが「もうこれ、ギャグでしょ!」と言った感じで。最初から最後まで笑わせてもらいました。
また、漫画家らしい凄いプレイ来たー!!
口絵カラーをご覧になれば、この凄いプレイがどんなものかすぐお分かりいただけると思います。
これは月村先生も楽しんで書かれたんだろうなぁと文面から伝わって参りました。旭達もしっかり出て来るので、「大パニック」ファンにも楽しんでいただけるのでは無いでしょうか。

内容です。
会社員の傍ら、イマイチ売れないミステリ小説を書いている正信。
ある日、編集部で憧れの売れっ子漫画家・鈴木一太郎と出会います。
被害妄想気味の正信は、鈴木の売れっ子らしいおおらかな態度に反感を抱きますが、ひょんなキッカケから共に過ごした事で、彼の人柄に惹かれるように。しかし、鈴木の「初めての人とはしない」発言にショックを受けてー・・・というものです。

こちら、ちょっと変則的でして、最初だけ「初恋大パニック」の壮介視点で進みます。相変わらずコミュ障な壮介視点で見た正信なのですが、小説を書くだけで無く、更に会社勤めと立派な社会人スキルの持ち主。コンプレックスを刺激する、すごく羨ましい存在です。
ここから正信視点に切り替わり、やたら自意識過剰で被害妄想気味な彼の内面が分かるという仕組みになってます。

いやこれ、普通に考えたら決して好かれるタイプの主人公では無いのです。勘違い系と言いますか、やたら卑屈なのに自尊心だけは異常に高い。いちいち人の言動をマイナス方面にとって勝手にプライドを傷付けられているのですが、その自尊心の高さ故、如才ない態度で平気なふり。恥をかく事が耐えられないタイプなんですね。
これだけで、かなり面倒臭いタイプだとお分かりいただけると思うのですが、しかしそこは月村マジック。これが存外可愛らしく仕上がっているのです。

そもそも、この正信。彼自身は自分のごくごく平凡さに強いコンプレックスを持っているのです。
いや、全然平凡じゃないから!!!
いちいち思考が斜め上にズレてまして、突拍子も無い方向に暴走するんです。攻めである鈴木のアプローチを、気を遣わせて申し訳ないてな具合に。このズレや勘違いぶりが大変笑わせてくれるんですね。

そんな正信に振り回され気味な鈴木。彼は彼で本来結構な個性派だと思うのですが、正信のあまりの斜め上ぶりに、ずいぶんマトモな人間に見えて来たりします。
これ鈴木視点で書かれていたら、アプローチは華麗にスルーされ、なついてきたと思ったらいきなり距離をとられと、かなり気の毒なお話になるんじゃないでしょうか。

そんな感じで(主に正信の暴走による)面倒臭いズレに最初は笑わせてもらい、読み進めると徐々にヤキモキしてくる。・・・ーからの恋の成就です。二人の誤解が解け、そして正信の本心がやっと鈴木に伝わったシーンには、もう爽快感すら覚えました。ほんと、最高に萌えました。

あと、エロ多めです。よく筆プレイと言ったりしますが、こちらはペンプレイとでも言うのでしょうか・・・。今回はずいぶん目新しい方法で乳首を攻めてます!
正信が「変態!」と泣きを入れてるのにも萌えました。

他、壮介と旭カップルが主役になる短編の「初恋バーニング」。
こちらは二人がイチャついている日常です。
そして、秋平しろ先生による漫画「初恋バカップル」。こちらもタイトルそのまま。正信達バカップルがイチャついている内容になってます。

と、盛り沢山になってまして、かなりお得だと思います。とにかく笑ってキュンとしてと、楽しく読めました。





8

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