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表題作四人のにびいろ(1)

十川誠
ヤクザ山之辺組の若頭
ベティ
誠の愛人

同時収録作品四人のにびいろ(1)

十川誠
異父兄
十川相
異父弟

同時収録作品四人のにびいろ(1)

巻き込まれ型ヤンキー
ベティ
ヤクザの愛人

その他の収録作品

  • Bonus track

あらすじ

俺を蹂躙しながら兄貴は
あてのない愛を欲して叫んでいる

ヤクザ一家の息子、誠と相は異父兄弟。

母親に愛されなかった誠は、
癇癪のような性欲を相にぶつける。
相は、兄のたぎる熱を穴で受け入れたのだった。

異様なつながりを経て、
主従関係を結んだ二人はヤクザとなった。
誠が囲い始めた愛人・ベティの逃亡をきっかけに、
ベティに惚れたヤンキー・勇が
十川兄弟の歪な関係に引きずり込まれ…!?

作品情報

作品名
四人のにびいろ(1)
著者
akabeko 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
シリーズ
四人のにびいろ
発売日
電子発売日
ISBN
9784396784409
4.1

(220)

(114)

萌々

(51)

(37)

中立

(11)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
28
得点
896
評価数
220
平均
4.1 / 5
神率
51.8%

レビュー投稿数28

結末まで読んで神。4人の幸せを願わずにいられなくなる物語

全3巻読んでのレビューになります。

いや………泣くッッッ
めちゃくちゃよかったです。

ヤクザ一家の異父兄弟、兄の誠と弟の相(あい)。
誠の愛人ベティと、ひょんなことからベティと出会うヤンキー・勇(ゆう)。
この4人が織りなす、歪と純愛が入り混ざるバイオレンスなラブストーリー…みたいな感じでしょうか。

最初はやっぱり、キャラクターそれぞれの心情や行動原理が掴めきれずそこかしらに不穏な空気が漂ってます。
誠、乱暴だし狂犬すぎない?
相って誠に従属的すぎない?
ベティ何者?(マジで何者!?)
勇くんは、多分良い子…(;_;)

そんな得体のしれなかった彼等の内側に触れていくごとに、呑み込まれていく…
魅力が少しずつ少しずつ分かってきて、胸をガシッと掴まれました。
4人ともみんな好き。みんな、どこか愛おしい。

誰に対しても乱暴で、愛人であるベティのことでさえ、執着心はとても強いのに扱い方はまるでオモチャのようで尊重しない。
そんな誠の中にある根幹。誠の今を形成した幼い日の過去。
誠と、誠の父親を恨む母親。母親は、誠と父親の違う相だけを愛した。
親からも誰からも愛情をもらえなくて、母親から愛される弟の真似ばかりしていた。
なんで自分だけが愛されないか、分かるわけもなくひとりぼっちだった幼いころ…

幼い誠が本当に可愛くって、なんだか泣けそうになるんです。

ベティは母親に似ている。
誠は、母親に似たベティを支配して蹂躙して、甘やかして甘やかされて、無意識のうちに母親への復讐と愛情をベティで消化してるんですね。
そして、唯一自分を認めてくれた、父親の部下である山之辺のことを親父と呼び、本当の父親のように…それ以上に、忠誠を誓っている。
誠にとって擬似でもなんでも、"愛をくれる家族"が必要だったんです。

高校生の頃の誠と相が、初めて身体を繋げた時の描写は胸が苦しくなりました。
ちなみに相、人相的には完全に攻めっぽいですが受けです。
なかば強引に誠が相を抱いたように見えて、どことなく相がそうなるように誘導しているようにも見える。
ひとりぼっちで可哀想な誠を、受け入れられるのは自分しかいないのだと。

誠に比べて相は、母親から愛されて育ち、優秀で周りからも一目置かれて、上手く生きているような感じに見えます。
けれど相も、本当は酷く歪で欠けているんです。
相の歪さは2巻以降でより分かっていきますが、この時点ではまだ、狂犬な兄の面倒を献身的に見る良く出来た弟、みたいな感じでしょう。

そんな、本当はすごく欠けている相と、同じくすごく欠けている誠。
そうでありながら生きていくためには、
こんな自分でも愛して、愛されたいのは、お互いだけなんだという気持ちが相から伝わってきて胸が苦しい。

そもそも身体を繋げようと相が思ってたかは分かりません。私はこの頃の相は、決して最初から、身体で誠と繋がろうとしたのではないんじゃないかと勝手に思ってます。
でも、誠が、女性を受け入れられず抱くことの出来ない誠が、母親の腕に抱かれることすらなかった誠が、自分の身体に慰めを求めてきた時…
愛を知らない誠に、自分が少しでも与えられるなら…
そんな気持ちだったんじゃないでしょうか…
"俺の胎でよけりゃいれてやるよ"
この心情に、相の歪だけど誠への深い深い情が
見えて切なくて愛おしいです。

誠は、相のこと、どう思ってるの?
本当に愛してるのはベティなの?

相は、ベティだけを抱くようになった誠を見て、どう思ってるの?
誠のこと、どこまで本気で愛してるの?

ベティは、誠のこと、どう思ってるの?
自分を助けた勇のことは?

勇は、ベティとどうなりたいの?
どこまでの覚悟があるの…?

四者四様、気になることだらけです。
でもこれ全部、2巻以降でしっかり解消されていきます。
それぞれが抱えている過去、心情が丁寧に描かれていてもう全員が全員めちゃくちゃ愛おしいです。もう4人とも絶対に幸せになってほしい…

思ってた以上に濃厚で、芯のあるストーリーとキャラクター達。
脇のオジヤクザ達も良い味出してます。
私は特に、山之辺さんがめちゃくちゃ好き…
1巻時点では、どことなくやなヤツ〜くらいの気持ちでしたが、次巻からです。次からが重要なんです。
いいですか?重要なことなので2回言いましたけど、刺さる人には絶対刺さる山之辺さん、めちゃくちゃ素敵なのでぜひ!!2巻も3巻も読んでみてくださいね!!!





1

バイオレンス バブちゃん!

3巻読んで世界観に圧倒されました!!

誠のキレ具合がヤバい!かわいい!拗らせすぎた純粋さ~~~かわいい!!
俺はなんだってできる!!って顔して突っ込みながらバブちゃんだったのとんでもなかった。
腹に入れてるのに完全に抱かれている(尊い)

誠のぶっ飛びを包み込んでくる相の拗らせ具合も狂おしくて最高!!
「俺の胎でよけりゃいれてやるよ」と、誠を受け入れる姿が男前!!
だけど、相は相で誠がいないと駄目なのたまらん!!静かに熱くご執心!!囲い込み!!食らいつき!!っぷりが危うくて最高!!
血の繋がりがあるのは特権!俺が一番近い存在!!ってのをグイグイ押し出してくる ドでか狂心最高!!

見事な胎内回帰!!温かさにしみじみしちゃいました。

任侠義兄弟成分を濃縮も濃縮な殺伐さ、面倒臭い怨み嫉妬のドロドロもおじさん達!!漢の拗らせは栄養満点!!!


最初から最後まで誠が可愛くてしかたなかった。
去勢はって頑張ってる子がヨチヨチされてるの愛おしい!
想像の斜め上の上の行動してくるの面白くて、人質無視してぶっぱなすのも、カチコミのとこも、両手叩いちゃいました。
破天荒キレキレ取り扱い注意な狂犬が よしよしギュッてされにいくの可愛すぎる。
相には全力で横暴働いてるの甘えよね…

相と誠、俺を見てくれ!!と噛み付くように離してくれない片割れがいて良かった!!!!!


3巻の中に、2カプ収まって、満足感あるのもすごい(永遠に見てたいですが!!)
六勇も光の射し方がとても良い…
自分の居場所や価値がないと諦め全開だった六が勇の底抜けさに かわいいかわいい甘やかしたいってなってるのがとても良かった!

誠ベティの間に恋愛的な愛はなかったにしても、一緒にいて満たされるものがベティにもあった、何かしらの愛はあったと思いたいところです。

1

逃げて〜!

ヤクザで近親で人前でペットで暴力で、うわ〜。こんなお話だったとは。

誠が不憫ではあるのですが、愛され方を知らないとはいえ今の暴君ぶりは…。
相も誠が可哀想で贖罪のつもりかなんでそんなことを…。さっさと逃げて違う生き方をすれば良かったのに。

ベティ、どこで捕まったの?嫌じゃないの?

勇くんが巻き込まれてあれよあれよとやばい目にあって。あんなこと最初にしなければ!

うーん、とにかくしんどい。どこから正せばいいのか。タラレバを考えてしまいます。

1

とにかく推したい

ヤクザものは正直苦手ですが、この作品ほど萌えて萌えて仕方がない漫画はない!心臓えぐり取られるほど萌えます。akabeko先生の魅力がぎっちり詰まったすごい作品です。四人の関係性に萌える、愛し合う必然性が見事に描かれている!刺青の美しさも見ものです。読んで損はないかと思います。ぜひ!

1

いい話だ

黒髪の弟は受けて、とても葛藤して、しかし骨科の年の上でまた私の趣味で、ああ。やはりakabeko先生がこの不思議な物語を作ってくれたことに感謝します。(英語から訳す)

2

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