コミック

  • 僕はすべてを知っている(6)

僕はすべてを知っている(6)

boku wa subete wo shitteiru

你的一切我都知道

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作僕はすべてを知っている(6)

加賀 清史,歯科医,遅漏患者
金沢 悠二,下半身専門医

その他の収録作品

  • あとがき
  • さいかわクリニック診察カード「浅野 歩」(電子限定描き下ろし)

あらすじ

恋人の加賀の遅漏を治したい──。突破口を模索する金沢は、担当患者の白峰が、
妻との絆を深めて治療に専念する姿に勇気づけられる日々。けれど、当の加賀は、
犀川先生の診察中、射精寸前で自ら治療を中断してしまったりと一進一退。
そんなある日、具合が悪くて倒れてしまった加賀。偶然、仕事帰りに訪ねてきた金沢は、
「僕の前では我慢しないで」と優しく諭してきて…!?

作品情報

作品名
僕はすべてを知っている(6)
著者
高久尚子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
僕はすべてを知っている
発売日
ISBN
9784199607592
4.3

(82)

(37)

萌々

(36)

(9)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
356
評価数
82
平均
4.3 / 5
神率
45.1%

レビュー投稿数9

男が立つ!

加賀さんのカルテカードが一部書店の特典になってます。
加賀さんの ”重大” な秘密wが明かされ、高久先生の本気度も伝わってくる、それはそれは素晴らしいカルテなのでぜひとも入手してください!

加賀さん×金沢先生編は、6巻で終わるはずが延長になったようです。
6巻はヒューマンドラマ色が強くて、パッションがほとばしるようなBL萌えはありません。
でも穏やかだけど、あたたかくて、強い絆ができつつあるのを感じます。


加賀さんの遅漏治療に進展はなく(根深い何かがありそうな伏線が…それは次巻に期待です)、加賀さんと金沢先生の関係も大きな変化はありません。
でも、遅漏な加賀さんにとって、お付き合いしていて大きな変化がないってところがとっても重要!

イってくれない加賀さんに不安を感じて去っていった恋人…
でも金沢先生には、加賀さんを責める気持ちなんか全然なくて、逆に加賀さんの会いたい気持ちを汲んで、時間が無いのに走って会いに来たり、ただ大好きな人の喜ぶ顔を見たいと思っているのが伝わってくる…

もう金沢先生って、なんて天然で、優しくて、あたたかい人なの!
加賀さんは腕の中に陽だまりがあるのを感じているはず。
いい格好しいの加賀さんが、金沢先生に素直に甘えてるところにキューンとしました。


ヒューマンドラマのスポットが当たっているのは金沢先生の医者としての在り方。
さいかわクリニックの院長(犀川先生の父)が海外研修から戻り、愛弟子の金沢先生を代わりにアメリカに行かせようと画策。
金沢先生は、加賀さんにとっても恋人になったばかりの二人にとっても大事な時期だから、アメリカ行きは即答で断わりますが…

でも、遅漏で妻との離婚を考えている患者さん、整形の失敗や性器の喪失で苦しんでいる患者さん、優しい金沢先生は彼らの苦しみに寄り添い、なんとかしてあげたいと願う。
それを叶えるには医者として技術を磨くしかない。
アメリカで最先端の技術を学ぶのは絶好の機会。

犀川院長(父)は息子さん以上にぶっ飛んだ豪快な人だけど、金沢先生をアメリカに行かせたい理由がめちゃくちゃかっこいい!
医者になりたての若造みたいな青い目標そのままを、病院のトップ・指導側になっても忘れてない。
犀川院長の言葉は、金沢先生の心にも届いたはず…

金沢先生の答えは次巻に持ち越しですが、信念のある金沢先生なら、患者の苦しみを背負って立つって信じてます!
そして、加賀さんだって同じ医者として、患者の苦しみに寄り添ってきたんだから、金沢先生の信念は理解してくれると信じてます!


6巻はBL的進展はアッサリしていますが、これは今後を盛り上げるための大事な伏線!
金沢先生の人となりを掘り下げたからこそ、加賀さんとの今後の関係に深みが増していくと思うんです!
7巻がますます楽しみになってきました~♪

金沢先生は、シリーズ当初は犀川先生と歩のバカップルぶりを読者目線で一緒に楽しんできた同志であり、加賀さんと出会ってからは、かわいい変貌ぶりを見守ってきた、とても愛着のある人です。
そんな金沢先生を真剣に掘り下げた6巻から私は目が離せませんでした。

8

待ってましたー!

待ちに待った新刊!
前回のあとがきの際に次巻でキメると作者さんから発言がありましたが、今回で終わっていない!!
逆に嬉しいやら気になるやらで、現在悶々としてます(*`ω´)ぐぬぬ・・・

前回は遅漏の本を加賀さんが見つけてしまってそこでお話が終わってしまったのですが、今回はその続きから。

お話の所々に現れる加賀さん家にある物が増えている(歯ブラシとか)ことにあー、と悶えました。
それなのに遅漏が治らない……
金沢を見て緊張の糸が切れたように倒れる加賀を介抱してあげたり……甘い。
膝枕も……甘い……。
えっろいことは今回のお話の中では一切していないのにこんなに甘くていいんですか? と先生に問いただしたい。寧ろ有難う御座います。

こんな甘々な日々に院長の帰国で、金沢をアメリカに!?

そんな次巻が楽しみでもあるし、しんどい…

7

天然の包容力と鈍感力!

※初版出荷分は印刷不備があり背表紙に巻数表記がありません。
本をお求めの際、平置きの場合は問題ないですが、棚に陳列されてる時はお気を付け下さい。
現在Charaさんで修正版の発送を受け付けているそうです。(詳細はHPにて)

5巻で「次巻こそハッピーエンドをキメます!!!」と力強いあとがきがありましたが、
終わってません!!!ヾ(*´∀`*)ノ

でも駆け足になって無理にキメるより断然良いです。
むしろ丁寧に進めてくれて嬉しい。
加賀さんと金沢先生の間柄がゆっくり深まってくのを応援したいな。

さてさて。
恋人としての関係が始まり順風満帆な様子が描かれています。

恋人の前では少し子供のように甘えたになる加賀さん。
天然の包容力と鈍感力でふわっと癒す金沢先生。

2人の性格の凹凸がピッタリはまるピースのようでニヤニヤ( ´艸`)
金沢先生の鈍さが変な拗れやケンカを生まず、良い方向に動きます。
互いを慈しみ合う大人のカップルだなとしみじみ感じました。

6巻ではセックスにチャレンジしていません。
金沢先生は遅漏の患者さんとの治療で、
加賀さんは犀川先生からの治療で、
少しずつ少しずつ前進してるかと思うのですが…。
加賀さんの中にあるシコリは大きそうです(;ω;)

射精ができなくて長い間恋人から否定され続けてきた加賀さん。
「加賀さんも、僕のこと好きですよね」(5巻より)
金沢先生は何気なく口にしただろう言葉を
ふと反芻しては支えられている加賀さんの姿にジンワリきました。

また、金沢先生は遅漏の治療に成功し、
その患者さんの言葉は加賀さんとの関係にも良いキッカケになりそうで…。
そろそろ治る兆しが…?と良い雰囲気が漂います。

ーーーーが!
まさか1巻以来登場してなかったあの方が夢と希望と嵐を持ってこようとはw

ええ、院長先生です。犀川父です。
こんなキャラだったとは…!と驚きましたw

院長先生は金沢先生をとても可愛がっているようです。
医師としての未来を高く評価していて、愛弟子を可愛がる姿は微笑ましい。
だがしかし!その反面、愛が過剰すぎて暴走気味w
金沢先生は自分のモノ、といった雰囲気です。
俺様攻めな雰囲気がビシバシ。(若かりし頃がカッコよかった!)

院長先生「"私の"金沢だ(ニッコリ)」
犀川先生「今は"僕の"金沢くんです (イラッ)」

何コレ+゚。*(*´∀`*)*。゚+
このやり取りめっちゃ萌えた!
金沢先生モテモテじゃないですか!←

そんな院長先生が金沢先生に伝えたのは海外の最先端研究に加わることのできる道。
その研究の成功は、金沢先生にとって憧れであり、希望であり。
しかし今の金沢先生には加賀さんがいる。
医師としての飛躍か、恋人として傍にいて支えるか。
金沢先生が出した答えはーーーと進みます。

ううう(;ω;)
どうなっちゃうのでしょうか…。
金沢先生が迷っている間、加賀さんは幸せそうにしてるのがツライ。
この場面は無自覚に喜ばす金沢先生の天然さが怖いわ…。
悩んでることには気付いてるのです。
でも仕事のことに踏み込まない大人の恋愛が温度差を生みそうでドキドキ。

同じ医師として、
金沢先生からの治療経験のある患者として、
加賀さんは理解してくれそうな気はする。
けれど今は金沢先生に愛され癒やされる幸せを知ってしまった。
加賀さんの反応はどっちに転がるか読めないな~(;ω;)

和倉くんのストレートな言葉が響きました。
どんどん成長してるのが見て取れます。
そして2度目の失恋に気付いてしまったのが切ない。
ガンバレ和倉くん!

評価は神寄りです。

7

加賀x金沢の2人が大好きです

待ってました!第6巻!
私は加賀x金沢CPがすごく好きで、2人がどう進展するのか、どんな甘々展開になるのか、待ちに待ってたわけです。
この「僕はすべてを知っている」って、はじめは美チン美チンのコメディテイストでしたよね。
私は4巻が出たタイミングで1〜4巻まとめて買って読み始めた読者なので、犀川x歩の話から加賀x金沢の話へ移行していくに従ってどんどん引き込まれたのですが、多分リアルタイムで1巻から読んでいたら1巻だけでやめてたかも…と思うのです。
加賀x金沢が中心になってからシリアス度が増してきて、切なさや、相手の抱える病気や悩み込みで相手を支えようとする気持ちが細やかに描かれているところがとても好きです。
この作品では「遅漏」ですが、早漏でも包茎でもその他tnk・下半身の悩みって、とかくBLでは面白おかしく、というかやはりコメディタッチで扱われがちだったと思うんです。
でも実際は深刻で、特に男性にとっては愛情とセックスは同義語なんですかね…加賀も金沢相手に射精する、ということにこだわっていますよね…
この6巻では甘イチャはあるけどセックスシーンはありません。
それどころか遠距離恋愛になりそうな事案が発生です。
仕事か恋愛か、ってまた随分古典的な題材が出てきたなあ、と感じてしまいました。ここで星一つ減。
現実的には当然アメリカに行くでしょう、と思いつつ、物語的には一波乱あるのかな。
受けの金沢にこの話が持ちかけられる、という所にジェンダー的なものも感じます。これが攻め(男)の留学話なら即受け(女)は応援して待つパターンで、一波乱になりもしないだろうなぁ、なんて。
ともかく、男前加賀さんと天然金沢さんのCP大好きなので、身も心もハッピーエンドになってくれることを祈ってまた先を待ちます。

5

今回で終わらなかった!

歯科医:加賀清史×包茎外科医:金沢悠二です。

前巻のあとがきで6巻で完結とのことでしたが、終わってませんw
作者様曰く、遅漏なめてたそうですww
ホント、どう終わるのか本当に楽しみですね~。

加賀の遅漏の原因がなにやらあるみたいなので、早く治ってほしいですね!
特典の診察カードで加賀の下半身事情が、ねほりはほりと書かれてて作者様の本気が伺えます。
実際の包茎外科医のカルテもこんな感じなのかな?って思うくらいに!

院長(犀川父)は豪快な人だけど、金沢先生をアメリカに行かせたい理由がめちゃくちゃかっこいい!
犀川院長の言葉は、金沢先生の心にも届いたはず…和倉の言葉もあるだろうし(すっかりモブになっちゃって…)
金沢は本当に周りに恵まれているなぁ~と思いますね!

今回はBLな展開はあまりなかったですが、伏線回と思われるのでレビューが難しいのですが、本当に次回が楽しみです!

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP