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ジュリアが首ったけ 4

julia ga kubittake

树里亚为我神魂颠倒

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表題作ジュリアが首ったけ 4

山田樹里亜,トップモデル
紗良みきお,広告代理店勤務

その他の収録作品

  • SIDE:J(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

あらすじ

事故に遭い紗良の記憶だけすっぽり抜け落ちてしまったジュリア。
心が砕けてしまわないように、まるでジュリアを思い出す時間を作らないかのように、仕事に打ちこむ紗良。
そんな紗良をそばでみつめる後輩・仙台は…。
コミックスでしか読めない描き下ろしは、紗良の記憶が抜け落ちたジュリア視点のエピソード。
以前とは打って変わって冷たい瞳をした、国際的スーパースターの胸中とは…?

作品情報

作品名
ジュリアが首ったけ 4
著者
扇ゆずは 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
シリーズ
ジュリアが首ったけ
発売日
電子発売日
ISBN
9784799739235
4.4

(89)

(59)

萌々

(19)

(5)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
15
得点
389
評価数
89
平均
4.4 / 5
神率
66.3%

レビュー投稿数15

いつの時代も

◾︎ジュリア(有名モデル兼俳優)× 紗良(広告会社会社員)
いつの時代も記憶喪失ものはBLを盛り上げてくれる。
1巻から読み返すと、4,5巻はテンションが全然違います。
紗良は確かにジュリアに惚れられていることに安心し過ぎていた節はありますけど、それにしても辛い。寝起きのジュリアが素で、紗良の前だけ特別だったのか。

あれだけなんとも"仕事の責任感"を強調して、仕事はプライド持ってやってきたんだなって事が伝わる紗良だったのが、生活も仕事もグダグタになってしまったのを見るのが辛い。

扇先生の理不尽なハッピーエンドを期待して耐えるしか無い…!

0

みきおが心配で心配で

3巻のあとがきで予告記憶喪失されていたし、ハッピーエンドが大好きだから安心してってメッセージもあったので、割と気楽に読んだらどうだい。つらいよ、みきお…

…ジュリアよー、ストーカーワンコの風上にも置けんぞ!何一番大事な人の事忘れちゃってんのさー、お見舞いのお花に対する態度とかもどうかと思うよー、記憶と一緒に優しさも忘れちゃったのー?みきお大変だったんだからね!!
…弱ったみきおの滂沱の涙にはこちらももらい泣きしてしまいました。ジュリアの存在がこれ程大きなものだったとは…月並みですが失って初めて分かる事ってあるんですよね。

仙台くんの当て馬?感も個人的に嫌なものではなく、むしろみきおを支えてくれてありがとう!って感じでした。もしみきおを好きになっているのなら、またまたあとがきで次巻からはラブラブになると予告されているのでめっちゃ不憫だな仙台くん^_^

記憶喪失というぶっちゃけ使い古された展開が事前告知されているという稀なケースの4巻。しかしながらみきおの心理状態がしっかり描かれていて胸が締め付けられるような気分になったり時系列の前後も効果的に使われていて、気づけばこのドラマティックな展開にかなり入り込んでいる自分がいました。作者さんお上手…。
次巻早く読みたいです。

ちょっと、というかかなり気になったのがみきおの少年化!
ジュリアを失くしての心許なさを絵で表現している?にしても若過ぎ、少年過ぎ
〜笑

3

超面白い。。。

こんなの大好き。。。純愛って感じ。
ジュリアがいつ思い出すのか想像するだけでゾクゾクする!!! 5巻が待ちきれない

1

苦しい…

辛すぎます。辛すぎて読み返せないので評価もこのシリーズにしては低くつけてしまいました。
3巻が衝撃すぎて、どうして?!何でそんな展開にするの?!と嘆き悲しんでいたのですがその嘆きがまだまだ癒されることなく、ジュリアにたいする怒りだけがメラメラと増してしまいました。(←ジュリアに怒っても仕方ないんですけどね)
そして、後輩の仙台くん。紗良先輩を見かけてデートの途中で追っかけてくるなんて、そりゃ心配してるレベルじゃないでしょ。ジュリアの記憶が戻る前にもう少し近づいていい感じの関係にまでなっちまいな!って囁く私がいます。
いや、でもジュリアの愛を信じます。そして、出来ればルシアンもうまくフォローしてあげてほしいです。

なんにせよ、このままの状態で5巻を待つのは辛すぎます。早く出してくださーい。

2

紗良くんの涙を拭いてあげたい‼

3巻のラスト、そして作者様からのとある展開ということで大体予想はついていました。ついていたけども、想像以上に辛かったです。
1巻から読み返したせいか余計にグッとくるものがありました。
特に握手からの紗良くんのあの表情…切なすぎる(泣)
そこから涙涙でずっと辛かったです。
そしてジュリアは別人のように…幸せそうに花束持ってたのに捨ててくれってそりゃあんまりじゃないか!!ともう大分私情を絡ませながら読んでました(笑)
何とか4巻のうちに二人にはまた笑い合って欲しいと思っていたところで、あの描き下ろし。
少しは救われた気がします。
基本アンハッピーも好きですがどうかこの二人には幸せがまっていますように。
そして仙台くんの男前度がグッとあがったのといい体を見せてもらったので、今回はこの評価にします。

2

紗良君が切ない!

予告通り。でもハッピーエンドを信じてます!

やはりジュリアの…でしたね。

本当は5巻が出たら一緒に買おうと思ってました。きっと辛くて4巻で放置は耐えられないと。

予想通り切ないですね。
ジュリアの人生から自分は消えると決めた紗良君が泣けます。

大事な言葉がたくさんあります。時間は有限だというのが一番印象的でした。
もっとジュリアとの生活や時間を大切にしていたら…と思ってしまいます。
いつまでも続く保証なんてないですよね。

紗良君がものすごくダメージを受けてますね。なのにジュリアを失った経験から後輩の仙台に全力で尽くし支える決意をします。

紗良君が弱っていく、それでも自分の為に尽くしてくれることに仙台も心が傾いていきますね。

紗良君が仙台に他人の人生でもお前が主人公だと思ってるだろうと言った所もハッとしました。そして仙台は何を抱えているのか。

そしてジュリア。仕事にとても精力的です。なぜ事故の前に仕事のスケジュールがユルかったのか疑問に思います。
でもはたから見て寂しそう。

SIDE:J
ではジュリアの切なさ愛情の大きさがよくわかります。仕方ないのですがもっと早く紗良君がジュリアを愛してくれていたらとつい考えてしまいます。
足の付け根のホクロを思い出します。

あーどうやって回収されるの?5巻はいつでるの?待ちきれません。ハッピーエンドが待っているとわかっていても。

3

次巻への期待感がハンパない

この巻は非常に寂しく辛い展開だったし、
後輩との急接近があったりではらはらしましたが、終わりの方でジュリアが何かを思い出したような雰囲気だったし、
何よりも扇先生がハッピーエンドが大好物と書いていらしたので
安心して次巻を待ちます。
甘い甘い展開を期待してます。

3

5巻が待ちきれない

みきおが可哀想。小ちゃくなっちゃって!でも、これは次巻のハッピーエンドに繋がる序章だと思って我慢します。最後の描き下ろしでジュリアがみきおの存在を思い出しはじめてるし。早く次巻が読みたい。仙台君がカッコよ過ぎだよ先生!思わずジュリアじゃなくて仙台君でも良いかなって思ってしまいます。シャツの下の筋肉が素敵過ぎる。オンとオフ時の雰囲気の違いも良いし。彼女と同棲中なのが残念だけど。しかし、仙台君が大事だった先輩が軽薄過ぎてびっくり。最初から居ないものとした気持ち分かります。

2

健気で切ない、けれど価値のあるエピソード

やー、もう切なくて苦しくてどーしよう!という展開ですが、
みきおくんの発する言葉が重くて、
ようやく君も気付いたかい!と、
おばちゃんちょっと切ないながらも嬉しかったよ!

今までも、
ジュリアとみきおの間の熱量の差が気になっていたのですが、
まぁ、こういうスラップスティックなコメディだから、
このアンバランスさが面白いのよね。と思っていたのですが……
ここに来てこの展開!

正直、この物語(コメディ)でこういう展開になるとは思ってなくて、
でも、3巻の最後辺りのモノローグから、
雲行き怪しいなと思っていたのですが、
ようやくみきおくんの気持ちに焦点が行ったかと!

もちろん彼だってジュリアの事を大好きなのは分かっていたけれど、
ようやく『好き』と『愛してる』の違いに気付いたのかなと。

あとはもう、その辺に気付いたみきおくんと、
彼を忘れているジュリアが、
どうやってハッピーエンドに向かって行くのか、
仙石くんとルシアンがどう絡んでくるのか、
ただもうジリジワクワクしながら待つばかりです!


この巻の評価は難しいけれど、
物語全体から見れば大事なエピソードだし、
私的には切ない中にも愛が溢れていたので、充分萌vvv
今後を大いに期待しての「神」評価で!

6

5巻が出るまで封印(笑)

本当に4巻を待ちに待っていたけど…
こんなに苦しくて、切なくて(T^T)

私の好きな樹里亜と沙良くんじゃなくて、
悲しくなりました(。>д<)

読むのがツラくて、一度読んだきり(>_<)

でも、ひとつの救いが、あとがきの言葉‼
「次回からはまたラブコメな展開」

待ってます!待ってますよ‼

やっぱり、ラブラブな樹里亜&沙良くんじゃないとね( 〃▽〃)

5

切な過ぎる。。!!!

もう本当に、なんて日だ!!!って言いたくなるような切な過ぎる展開です。
これまでの激甘からの落差が凄くて、とにかく苦行のように耐えるしかないという1冊。
この苦しみの後にまた幸せが待っているとは分かるのですが、それにしても辛い。。
いっそのこと後輩とくっついてしまえと多くの読者が思ったのではないでしょうか。。
記憶が戻った時に、大好きな受けをここまで苦しめたことを死ぬほど悔いるであろう攻めのことを考えるとまた辛い。。
もう早く早く!!とじれじれした思いでいっぱいでした。
2人の行く末を見守りたいと思います。。

7

もう~~~(º言º)

4巻がやっと出ました。

大好きなこのシリーズで、こんなに切ない展開有り得ない(;≧Д≦)

「しゅみじゃない」を付けたのは、切なすぎるから…
本当は大好きなんです。でも…


この先はネタバレします。










前巻で事故にあってしまったジュリア。
案の定記憶喪失(みきおだけ思い出せない)になってしまいます。

でも、みきおの言う通り、自分が居なくても死なないジュリア。
穏やかさしかないジュリアの世界。

そんなジュリアを見せ付けられたら、みきおは引き下がるしかありません。

「神様に試されている。」

っていう、みきおの気持ちが痛くて切なくて悲しくてやりきれません。

みきおは、仕事やプライベートにも支障をきたしてしまう程落ちてしまいます。
そんなみきおを支えてくれる後輩、仙台がいいポジションで出てきます。

いっその事、仙台とくっ付いてしまえ!!

と思ってしまう…

そんな事にならない内に、早くみきおを思い出して!!

自分に足りない物が何か、早く自覚して!!

世界一大事な人が泣いてるんだよ!!



でも、ジュリアにとっては、みきおと離れている(思い出さない)時間も必要なのかな…

あんな愛し方してたら、いつかパンクしてしまう…
それが記憶喪失って形だったのかな…


書き下ろしでは、ジュリアの視点が描かれています。
夢のお話ですが、やはり何かが足りない、誰かは誰なのか…を突き付けている内容です。

ただひとつ、みきおの足の付け根にあるホクロをフラッシュバックする辺りが、ブレないジュリアの芯なのかな。


扇先生も仰ってましたが、「理不尽な程のパッピーエンド」を早く読みたいです!!

11

引き延ばさないで…!

ネタバレしてますよ!


↓↓↓↓注意!↓↓↓↓



4巻出るまで随分待ってしまいました。
その上、私が苦手な「記憶喪失」展開…
3巻でジュリアが事故に遭った段階で多分そうなるだろうと思ったけど、やっぱりです。
そして、この4巻はとっても残酷な巻となりました。
あれほどみきおを慕っていたジュリアはみきおだけを思い出せず、みきおは自分にバチが当たったのだと感じる…
そして、虚ろで自暴自棄なみきおが延々描かれます。
一方、ジュリアはみきおを思い出すことはなく冷たい仕事人間に。でも何かが欠けている事は本能的にわかってる。

ここから私の超個人的感想による辛口文章です。
もし気を悪くする方がいらしたら、ほんとにごめんなさい。

↓↓↓↓

私が「記憶喪失」展開が嫌いな理由、それは物語に「逃げ」を感じるから。
2人の関係に危機を入り込ませるために一番簡単な設定、それが「記憶喪失」。そしてその短絡さが「逃げ」。
この4巻を読んで、まんまと、いえいえ当然のごとく2人の危機に胸が痛みました。
そりゃそうですよね。
2人に降りかかるこの事態は、大変な負のドラマ性です。
でも私が感じるのは、そんなんでいいのか?ということ。安易ではないのか?ということ。
この作品が、記憶喪失とセットになってる「輪廻の方法論」(忘れてもまた恋をするってヤツ)的展開になるのか、記憶を完全に取り戻すのか、どちらになるのかはわかりませんが、おそらくまた2人は恋人になって、一度離れた事で一層強く結びつくのでしょう。
ともかく、可哀想、大変だ、早く続きが読みたい、という狙い通りの感想は抱いております。
もう妙に思わせぶりな当て馬とかはいらない。
次巻では全てを吹っ飛ばすストロングで骨太な2人の愛の奇跡を読ませて欲しい、と熱望します。

15

ラブが足りな過ぎます(泣)

本シリーズはハリウッドスターなトップモデルと
広告代理店勤務の会社員のお話です。

休暇中の日本で事故にあった攻様が
完全に仕事復帰を果たすまでの本編と
攻様視点での事故後の日常を収録。

攻様は銀髪にブルーグレーの瞳という
光り輝く美貌をもつトップモデルで
ハリヴッドにまで進出しますが

彼が一番大事にしているのは
広告代理店に務めている
日本人サラリーマンである受様です。

攻様にとって受様はじ人生の指針であり
生きる全てだったので
受様だけを求めていました。

受様とともにいるために
故意に自分を傷つけようとまでする攻様に
受様は攻様の好きなようにさせようと
決意しますが

攻様が歩いていた道路上で
落下事故にあってしまうのです!!

幸いにも攻様は
軽い打撲程度で済みますが
頭を打ったことから記憶を
失ってしまっていました。

身体の復調とともに
徐々に記憶も取り戻した攻様でしたが
なぜか受様に関する記憶だけが戻りません。

攻様のマネジャーに
攻様にとって受様が特別すぎて
記憶さえも別の場所であったために
思い出せないのではないか
という見解を聞かされた受様は
攻様の人生から消える道を選びます。

スーパースターになった攻様に
もはや自分という存在は必要ない

受様は攻様が事故にあって以来
頑張っていた仕事にさえも
手が付けられない状況でしたが

攻様を失った事で更に士気も下がり
小さく見えるほどに痩せてしまいます。

そんな受様の変わり果てた姿に
受様を先輩として慕っていた後輩社員は
愕然としてしまいます。

これからは後輩を盛り立てていく事が
自分の仕事だといって笑う受様は
慇懃無礼だった後輩社員の意識を変えるには
十分すぎる力を持っていました。

2人はこのまま離れていく運命なのか!?

攻様が事故にあうという4巻ラストから
やっとの続刊発売です♪

とはいえ、
5巻の大筋はWEB雑誌定期連載から
しかも無料公開で読めるものなので
公開毎に一喜一憂された方が
多いかなと思います。

攻様がどれほど受様を好きなのか
散々読者に見せつきたくせに
たかが1回の事故で
受様だけ思い出せないなんて

攻様の根性なし!!信じられん!!
受様がかわいそすぎるだろ!!

と、
ゴロゴロ悶えてしまう展開です。

扇作品なのでどんな山谷あっても
最後はハピエン保証付きでも
5巻の内容は辛すぎです (>_<)

まあ、
記憶喪失は「思い出す」までの
スッタモンダが黄金パターンなので
流れの必然性はわかってますが辛い!!

個人的に記憶を失う人って
絶対相手により愛されてる人というか
愛されてる自信がある人だと思うのですよ。

そうじゃなきゃ
おちおち記憶失くすなんてできないはず(笑)

描き下ろしの攻様視点短編でも
攻様の中でもいろいろと悶々して
足掻いてる事は明白ですし

攻様は受様愛を取り戻すはずなので
攻様から離れようとした受様のほうが
愛を試されてる感じがするのですよね。

こんな状況で
どうやって2人の愛が再燃するのか
もう期待して待つしかない!!

特典類がSSじゃなかったのも
個人的に超不満ですので
6巻はそれも期待したいです。

本シリーズは
ドラマCDにならないのかな (^_-)

今回は扇先生の既刊から
『STAR☆Right 』をおススメです。
こちらは2人ともキラキラです☆

8

ドシリアスな展開

待ちに待った『ジュリアが首ったけ』の4巻。
3巻のあとがきで扇さんが書かれていらっしゃったように、4巻は今までのコミカルな雰囲気とはがらりと変わってかなりシリアスな展開でした。

あとがきにも書かれているので書いちゃいますが、




ネタバレ注意!!









*****************************************************

4巻は、ジュリアが事故に遭い、みきおのことだけ思い出せない。

という、なんとも切ない展開です。

ジュリアが仕事中に受けた事故。
怪我そのものは軽傷だったものの、頭に打撲を受けたことで一時的な記憶喪失に。

家族のこと、仕事のこと、マネージャーであるルシアンのこと。
そういったことは思い出せるのに、肝心のみきおのことだけ思い出せない。

世界的なスーパースターであるジュリアのことを考えて、このまま思い出せないのであれば自分は身を引こう―。

そんなみきおの健気なシーンからスタートします。

みきおに会っても、みきおのことを思い出さないジュリア。
そんなジュリアの元から姿を消したみきお。

ジュリアが悪いわけではないんだよ。事故に遭ってしまったんだから。
でもさ、みきおが可哀そうで…。

プライドと情熱をもってこなしていた仕事も、精神がボロボロになってしまったがゆえにミスばかり。そして担当も外されてしまう。
あれだけビジュアルにこだわっていたみきおが、髪をセットすることもなく、痩せて、小さくなってしまった。

でも、それでもなお、後輩・仙台くん(3巻から登場)のために奮闘する。

4巻は仙台くん大活躍でした。
何しろハイスペック男子なので、そして扇さんの描かれる美麗男子ということもあってカッコいいのなんのって…。

どこか飄々とした雰囲気のある青年ですが、でも、そんな彼にも何やら過去にトラウマがあるようで。
そんな彼自身のトラウマと、ボロボロになりながらも仕事に打ち込み、いつでも思いやりを忘れず優しいみきおに少しずつ惹かれていくさまが、なんとも萌えました。

仙台くんには同棲している恋人(女の子)がいますが、彼女のことよりもみきおに比重が傾きつつある、ように見える。この二人はいったいどうなるのか…。

ジュリアのことを忘れて、前へ進もうとするみきお。
みきおのことは忘れてしまったはずなのに、でも、誰ともわからないまま「だれか」の存在を常に抱いているジュリア。
そして、ナイスガイ・仙台くん。

ジュリアを失ったみきおの哀しみが、すごく端的に描かれているのです。
タバコを吸ってみたり。
ジュリアと同じ身長の仙台くんを見て切なくなったり。
そういう「みきおの哀しみ」の描き方が秀逸で、さすが扇さんといった感じなのですが、それがより一層みきおの心情を読ませてくるので切なさもアップ。

一方のジュリア。
みきおのことを忘れちゃうなんて…、とジュリアに対して思うところはあれど、でも、「みきお」という存在を失ったジュリアは彼らしい優しさや温かみをどこかに置いてきてしまった感じ。

ジュリアは、みきおがいてはじめて「ジュリア」であったのだと。

すれ違う彼らにやきもきしつつ。
4巻では結局ジュリアがみきおのことを思い出すことはありません。

5巻が今から待ち遠しい!

描き下ろしはジュリア視点の『SIDE:J』。

孤独な幼少期。
みきおと出会って世界が変わったこと。
そして、みきおと恋人になって幸せだったこと。

を、夢で見るジュリア。

ジュリアがみきおのことを思い出す日はいつ…?

くっついた後の恋人同士のその後、ということで、どうしてもこういう展開になるよね、と読めてしまう部分もあるのですが、でも、めっちゃ萌えた…。

扇さんのあとがきによると、次巻からはまたラブコメな展開になるとのこと。

はい、正座して5巻の発売を待っていようと思います。

20

この作品が収納されている本棚

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