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  • 俺は頼り方がわかりません (1)

俺は頼り方がわかりません (1)

ore wa tayorikata ga wakarimasen

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表題作俺は頼り方がわかりません (1)

(仮)清宮,牧野が勤務する田舎で出会ったゲイ
(仮)牧野,24歳,小学校教諭(元ニート)

その他の収録作品

  • 0話「部活の部長に贈る言葉」
  • 描き下ろし
  • あとがき
  • 折り返し4コマ漫画

あらすじ

優秀で常にリーダーだった牧野は就活&初H失敗のショックでイ●ポに!
やっと見つけた就職先のド田舎では不幸の連鎖か道に迷い川に流され、
地元の青年・清宮に助けられるも、ゲイだという彼に襲われてしまう!
怒り狂う牧野だが清宮にイ●ポを相談したり、
アソコのお世話をしてもらったり少しずつ距離が縮まっている様子で…?

童貞! ニート! おまけにイ●ポ!
人生転落男子に幸せな恋は訪れるのか!?

作品情報

作品名
俺は頼り方がわかりません (1)
著者
腰乃 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
俺は頼り方がわかりません
発売日
ISBN
9784799739655
4.4

(321)

(192)

萌々

(87)

(30)

中立

(6)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
24
得点
1404
評価数
321
平均
4.4 / 5
神率
59.8%

レビュー投稿数24

ま、まきのー!!!!!

主人公の性格にやや難アリのラブコメ。面白かったです。

この作品スピンオフなのですが、スピンオフ元は未読です。
未読でも問題なく読めましたが、スピンオフ元のカップル吉武と守屋がちょこちょこ出てくるので読んでいた方がより楽しめそうです。
私は吉武と守屋に興味が持てずコチラから読み始めてしまったのですが、コチラを読んだ結果吉武と守屋の話も読みたくなりました。めちゃくちゃ良い人たちなんですよこの二人……。本作主人公の牧野を心配し、色々気にかけてくれる良い友人でした。

牧野が絶妙にリアルな挫折屈折人間で良かったです。
言動やモノローグからメンタルやられてるのがヒシヒシと伝わってるんですよね……。
急に怒ったり泣いたり、痛々しいです。
わりとウザキャラなのですが、憎めないウザさというか、反省してちゃんと謝罪出来るし、ヤバイ発言とかしても根が悪人では無いと伝わってくる絶妙なキャラでした。
というか色々と面白可愛かったです。天然で(笑)
吉武と守屋がやたら牧野の世話をやいているのも、牧野がただのダメ人間では無い事を裏打ちしているというか、きっと今が調子悪いだけなんだな、と思える要素になっていて良かったです。

で、この牧野が天然爆弾すぎて面白い。
ゲイを警戒しすぎて(しかし清宮の接触は普通にキモイと私も思った)、初対面かつ命の恩人である清宮相手に失礼発言をかまし、キレられて無理矢理キスをされた牧野。
そんな経緯があるにも関わらず、清宮が自分に性的興味が無いと知るや超絶とんでもないド天然無防備男になります。
無防備通り越して無神経なのですが(笑)
まず最初のとんでも行動、妖怪チンコミテクレにめちゃくちゃ笑いました。いや、最低なのですが。牧野が必死すぎて笑ってしまった。
その後もド天然で清宮を振り回す牧野。本人には一切悪気がないところが逆に厄介です。
ただ、ちょっとずつ元気になってるが故の暴走というか……可愛いんですよね。
そして終盤畳み掛けるような萌え行動を連発してとんでもなかったです。
めちゃくちゃ意義のある1カメ、2カメ、3カメだった。
清宮のキスせがみ発言は無神経な牧野への意趣返しだったと思うのですが、見事なカウンター食らってて笑いました。
もし清宮が主人公だったらハーレム漫画のラッキースケベ主人公みたいになってただろうなと思いました(笑)

そして無防備な牧野に対して、牧野から近況報告される吉武(多分ゲイ)が清宮のことめちゃくちゃ警戒してるのも面白かった。守屋共々かわいい。

下宿先の福くんも良い感じのクソガキで可愛かったです。
福くんは何処の馬の骨とも知れない人に大好きなお兄ちゃん取られたくないのかな? と思いましたが実際のところは不明。

とにかくテンポが良くてコミカルなので暗い話題でも重くなりすぎず楽しく読めました。

0

この2人がくっつくかもしれないワクワク感

 腰乃先生の作品で好きな受けといえば『滅法矢鱈と弱気にキス』の静香先生がダントツだったんですが、こちらの作品の牧野は彼と並ぶほど魅力的で、最初から最後まで読んでいて楽しく、たくさん笑い、萌えさせてもらいました。腰乃先生のキャラ作りが本当に素晴らしい。男性でも女性でも牧野みたいな人、実は結構いると思うんです。いわゆる器用貧乏で何でもそれなりにできたのに、突出したものや熱中できるものが特になく、いつの間にか他人に遅れをとっていることに気付き愕然とする人。

 牧野の場合はニートにまで転落してしまったわけですが、そこから友人に会う勇気を出したのも、彼らの厚意を素直に受け取ったのも私はすごいと思いました。元が優秀だっただけに、プライドが邪魔してそれすらできない人がたくさんいると思うんです。複数カップルがいる作品だと、恋人には甘く他は邪険にするキャラが多い気がするんですが、吉武も守屋も恋人に良く思われたいからとかではなく、2人とも心から牧野のことを心配しているし、就職引越しを終えた後も気にかけ続けていて、カップル以外の関係性が温かい作品でもあるなと。

 そして、牧野が引越し先で新しく出会った清宮と福。言動が大雑把でちょっと無神経だけど根は優しい清宮と、意図せず毎回いちゃつく形になる清宮と牧野を淡々と冷やかす恐るべき中学生の福。強烈な2人の性格に振り回されて今までにないほど喜怒哀楽が表に溢れ出てしまう牧野。そうそう、彼のようなどうしても人前で我慢してしまうタイプには、これくらいの人をぶつけるのが荒療治になっていいんです(笑)。徐々に強烈な鈍感さや無防備さ、人付き合いの下手さを露わにする牧野も2人に負けていません。牧野の人生や人格が1つの魅力でもあり、尚且つBLとして萌えるシーンもたくさんある、期待が高まるしかないシリーズの1巻でした。

1

人ってこんなにも脆いのですね。。。

『部活の先輩に迫られてます』のスピンオフ。
部活の〜は、だいぶ前に読んでいました。主人公が、あまりの変貌ぶりに、誰?!となり、上記の作品を読み返すほど。
何でもテキパキこなして、バリバリバスケをしていた牧野が、あんなガリガリ、ネガティブ男になるなんて。
という感じのところから始まります。

腰乃先生のスピード感ある展開がホント読んでいて心地よく、楽しい!!
こちら全3巻なので、二人の関係はかなりゆっくりモードですが、ラブだけじゃなく、生活、自分の身体、気持ちを立て直していく牧野を見ているだけでもホクホクします。
ノンケがどう恋に落ちていくのか、ゆっくり見守れる作品です。

0

最高です

なんというか、ちゃんと生きてる人の動きだ…!!!って感動します。それから【間】を感じる時のコマを端折ってないから緩急が凄くて動きを感じる。すごいです。
台詞とか人の描き方とか受け攻めの関係移り変わりと心理描写が秀逸で、あとエロちゃんと細かく描いてくれてるのがすっっごく好きです。
名作でした、、。

0

期待を裏切らないスピンオフ


「部活の後輩に迫られています」に登場した守屋の友人である牧野のスピンオフ!!
「部活の~」は一、二位を争うくらい好きな腰乃先生の作品でなので、まさかここで読めるなんて~!

「部活の~」の時の牧野はこんなキャラだとは思わなかったですが、一冊の本になると途端に腰乃先生の受けっぽいキャラになるんですね…す、すごい…。

元、世話焼きで頼られることをステータスだと思っていたが就活で挫折し自身を失くした受けが新天地で攻めに出会い、段々と成長していくお話です。

この受けが感情豊かでグルグルしていて天然で可愛い!
意地っ張りかと思えば、ウサギのようにプルプルしたり…攻めが思わず構ってあげたくなるタイプ。

対する攻めは腰乃さんの作品ではあまり見かけないキャラで新鮮でした。

また、珍しく二人の関係を荒らす第三者「福」が初めから出てきました。
一巻では何が目的が分かりませんでしたが、このキャラによってもっと物語が面白くなっていくんだろうな…。

腰乃先生は描き込みも多いので読んだ体感では二冊読んだくらいに満足感がありました。
相変わらずの、わちゃわちゃ感がすごく好きで落ち込んだ時にはピッタリの賑やかさと明るさ。

書き下ろしは、なんと本編では一切なかったエロシーン!
攻めによる妄想がエロい…。

あと紙媒体の方が修正甘めだと思うのでオススメです。

0

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