運命じゃなくたってかまわないーー…

叶わぬ恋の結び方

kanawanu koi no musubikata

叶わぬ恋の結び方
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神88
  • 萌×244
  • 萌16
  • 中立5
  • しゅみじゃない2

182

レビュー数
11
得点
669
評価数
155
平均
4.4 / 5
神率
56.8%
著者
吉尾アキラ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
価格
¥675(税抜)  
ISBN
9784866532097

あらすじ

縁切り屋を営む薫の元に、一件の依頼が舞い込む。
それは、ストーカーに困っているサラリーマン・原からのものだった。はじめは薫の話を信じきれない様子の原だったが、気づけば好意を寄せてくるようになっていた。
しかし、縁を切る能力と引き換えに自身の赤い糸が存在しない薫は、原と結ばれることはないと彼の告白を拒絶するがーー…。

表題作叶わぬ恋の結び方

原 和紀、依頼人のサラリーマン、32
神沢 薫、縁の糸が見える縁切り屋、26

その他の収録作品

  • その後のお話
  • カバー下:あとがき

レビュー投稿数11

「運命なんてクソくらえ!」運命よりも強く結びついた二人。

”人と人を結ぶ縁の糸” をモチーフにしたファンタジー、とびっきり切なくて、愛しさが込み上げてくるお話です!
drapで何話か読んで、続きが気になっていたのですが、一冊まとめて読むと、切なさで泣いてしまうけど、泣いた分の涙で強くなれる、そんな風に思える話です。

『赤い糸の執行猶予』に登場した、”縁の糸” を見ることも切ることもできる神沢薫のスピンオフですが、あとがきによると、縁切りの仕事よりも恋愛重視で描いたそうなので、私は前作未読ですが、話は十分わかりました。


薫がイケメンリーマン・原から依頼されたのは、ストーカーの縁を切ること。
仕事は無事完了、報酬を受取るため二度目に会った時、原からいきなりキスをされ、好きだと言われる。

”縁の糸” が見えるのは薫の家系の力。必ず双子が生まれて、能力があるほうが跡を継ぎ、もう片方が子孫を残す。
跡を継いだ者は誰とも ”運命の赤い糸” は繋がらない…

薫は自分が誰とも結ばれないのを知っている。
それでも人を好きになって、今度こそはと期待して、会うたびに赤い糸が誰とも繋がっていないのを確認する。
薫にとって恋することは、別れのカウントダウンに脅えるようなもの…


だから、かわせなかった原の誘いを、薫はセフレとして距離を保とうとするのだけど、原はやさしげなのにセックスの時は意地悪で、薫のカラダは原しか欲しいと思えなくなる。
そして甘くて薫のすべてを受入れてくれる原の傍は心地良くて、終わる日が怖くて仕方がないのに、関係をやめることができない…

そして原への想いを自覚した薫はある決断をする。
自分が傷付くより、原を傷付けることを選ぶ。
結婚のようなマネごとをして、とびきり甘い時間を過ごした後に消えるのって…

でも、そんな風に無理矢理断ち切らなきゃいられないくらい、薫は原を好きになってしまったんだよね。
原が居なくなることが怖くてしかたがなくて、その現実を見ることに耐えられないと思ったんだよね。

誰しもが愛する人と一生添い遂げたいと思っているはず。
そうならない未来は怖い。力がなければ不確定な未来の可能性の一つにすぎないのに、薫の場合は確定された未来だから、薫が原にした仕打ちはひどいものだけど、傷付いて辛いのは薫のほうだと思ってしまう…
原が悪いわけじゃないっていうのも辛い。


なにかに引き寄せられたみたいに、二人は再会します。
そして原は、未来の運命なんかより、いま目の前にいる薫と一緒に生きていこうとする。
そこまで強い決心は怖いくらい。

でも薫ははじめて愛し愛されて、未来を信じられる人に出会えたんですね。
ほんと泣かずには読めないくらい、切なさが痛くもあるけれど、運命なんかより今の愛を信じようとする二人の強さに、ラストは違う涙を流してました。

ご都合主義的に原と薫が ”赤い糸” で結ばれるオチがなかったことに安心しました。
「運命なんてクソくらえ!」は大好きな別作品にも出てくるフレーズですが、ドラマチックな ”運命” より、”愛する気持ち” のほうにより強く惹きつけらます。

9

赤い糸の存在

運命の赤い糸が小指にもともとない受だったけど、ついに攻めに他人と赤い糸が結ばれてしまい、切るかどうか悩み続ける展開でした。攻めを思う気持ちがかわいそうで愛情深くて萌えました。2人で幸せになる勇気を持ったという決心が良かったです。
居なくなった攻めのジャケットから赤い糸に見立てたピンキーリングがでてくるエピソードがずるいー!!指輪がでてくる…というのはあるあるですが、それがあえてのピンキーリングだったのが作品ならでは。

2

全てが性癖

何度読んだかわからないくらい読みました。めちゃ性癖。

赤い糸の執行猶予のスピンオフですが、こちらから読んでも全く問題ないです(私もこちらから読みました)。

大丈夫じゃないのに大丈夫と言ったり、別れたくないのに相手を思って別れたりなどなどと強がる受けが大好物なので、もうめちゃめちゃ性癖でした。

絵も話の運び方も安定しててお上手なので、話に集中できてよかったです。

続編も薫くんがめちゃ可愛いので是非読んでください。

2

自分が幸せになることを諦めていた…。

前作、赤い糸の執行猶予のスピンオフ作品。

前作の主人公は運命の赤い糸を切ろうと奮闘する作品でしたが、
今作の主人公は自分に運命の赤い糸を求める、探しているそんな作品でした。

他人の運命の糸は繋いだり、切ったり応援したりできる彼。
しかしその血を引き継いだ人の糸はだれとも繋がらない。
だから誰かに恋をしたり自分が幸せになることを諦めていた。
そんな彼が、大切な人を見つけ運命を変えていくおはなしでした。

自分の幸せを諦めていた彼が幸せを掴む…
とても感動して涙が出ました。
これからも幸せに生きて欲しいです。

1

かわいい双子達の良きお手本になりますように

スピンオフ作品ですが前作は未読です。

縁の糸が見える能力を持つ縁切り屋さんが主人公です。
他人の縁は見える代わりに、自分と誰かが赤い糸で結ばれることはないという定め。

だから好きになった相手には、いつも他に運命の人が現れて、自分ではない誰かと赤い糸で結ばれて、自分から離れていくのを黙って見ている事しかできなかった薫。
なんてむごい‥‥…。

彼の静かな諦め、そして怯えが作中に澱のように漂っていて切なくなります。

薫が自分の心にセーブしつつも、どんどん原に惹かれていった末に下した決断がものすごく切なかった……。
だからなんとかうまい具合に薫の体質が変わってしまう方法はないのかしら……と思ったのだけど、私が安易に予想したような薫の呪縛が解けて原と赤い糸で結ばれてしまう…みたいな御都合主義じゃなくて、作家さんの考えていた展開のほうがずっと素晴らしかった。さすが。
「運命なんてクソくらえ」と言い切り、この先もし自分の小指に赤い糸が繋がる事があったら、何度でも君に切って欲しいと託す原の姿が何とも格好良く見えました。

それにしても神沢家に引き継がれた能力ってむごいなぁ……。
あの可愛い甥っ子たちもいずれは、どちらかが薫のような立場になるのか…と思うと可哀想です。
だからこそ薫にはちゃんと幸せになってもらって、赤い糸で結ばれていなくても素敵な相手に出会えるし、こうやって幸せになれるんだよ、心配ないんだよ、というお手本になって欲しいなぁって思います。

6

切なキュン(;///;)

(評価は神寄りです)

「赤い糸の執行猶予」スピンオフ作品
縁切り屋として登場した神沢さんのお話です。

スピンですが赤い糸CPは一切登場しておらず単体でも問題なく楽しめます♪
世界観が繋がってますので興味があればそちらも是非ヾ(*´∀`*)ノ

いや~…、ビックリしました!吉尾さんの年上攻め!
吉尾さんと言えば【年下攻め・可愛いワンコ攻め】のイメージが強かったので新鮮。
そしてすっっっごくエッチィィィ(///Д///)(※吉尾さん比です)
年上攻めの雄みがエロすぎて腰抜けそうになった///(※繰り返しますが吉尾さん比です)
あと、神沢さんがすっごく可愛いくて床ローリングで萌えました。
期待以上のスピンオフが読めて大満足です(∩´///`∩)

ちなみに紙本では全プレペーパー企画があります。
是非帯付きをGETしてくださいませ♪(〆切:2018.12.1)


さてさて。
人の縁の糸が見える神沢さん(受け)の元に依頼人・原さんがやってきます。
彼はストーカーに悩まされていて、半信半疑で神沢さんに縁切りをお願いします。
その場で糸を切った後、効果を実感出来る1週間後に再度会う約束をしました。

そして2度目に会ったとき、原さんから好意を告げられるのですが、
断る口実の思いつきの言葉から『セフレ関係』へとなってしまい…。

会えば会うほど原さんをどんどん好きになっていくけれど
神沢さんにはどうしても原さんとお付き合い出来ない理由があってーーーと展開します。


原さんが「好き」と言い出すのが性急すぎて、
その部分だけは違和感が拭えないかなぁ…。
もう少し説得力があれば神評価にしていました;残念;

しかーし!
それ以降はキュンキュンが止まらなかった!(∩´///`∩)

神沢さん自身は赤い糸を持っておらず生涯縁が結ばれることがない人です。
原さんとどれだけ深く関係を結ぼうが、原さんの赤い糸の先は神沢さんには向かいません。
過去に好きになった人が他人と縁を結んで去って行くのを何度も見送った神沢さんは
恋に臆病になっていて、原さんの赤い糸が他の誰かに繋がるのが怖いという・・・。
これがもぅもぅ!切なキュンです!(;///;)

どれだけ愛し合っても「絶対に先がない」のが見えてしまうのが切ないです。
だからこそ素直になれない。でも原さんを求めてしまう。
神沢さんの感情の揺れ幅にめちゃめちゃ萌えました(;///;)

原さんは大人な人でしたねぇ…。
最初の印象はヘタレ攻めになるのかと心配したけど全ッ然!
ヘタレどころか意外と押しが強くてビックリしましたw
逃げ腰の神沢さんと縁を繋ぐために必死だったのかなぁーと。。。

で!ですね。エッチがスゴイのですよ、原さん。
普段が物腰柔らかく紳士的な雰囲気なのに、一気に肉食獣化するのです!
捕食者の目で舌ペロきたときは腰砕けそうになった∑(゚◇゚///)ドキュ-ン
神沢さんをトロトロに喘がせていじめてるギャップがもぉぉぉぉ堪らんです。
原さんの攻め力が強い…(∩´///`∩)ハァハァ


糸は見えるけれど自分自身の縁は繋げない神沢さん。
いずれは誰かと赤い糸が繋がってしまうかもしれない原さん。

運命が交わることがない2人ですが、
原さんの力強い言葉が運命を変えてくれるといいなとおもいました。
そして今まで孤独を抱えてた神沢さんをデロデロに溺愛してほしい!

スピンの醍醐味である赤い糸CPとの絡みは割愛されてしまってたし、
あとがきでは2CPの繋がりができる裏話が書かれていたので続編希望!
お付き合い後の2CPをたっぷり見られたら嬉しいです(﹡´◡`﹡ )

(余談ですが「赤い糸~」の方は神沢さん達とは逆に赤い糸が強く結ばれてる2人のお話です。)
(「叶わぬ~」とはまた違った雰囲気でオススメです♪)

4

信じるのは 運命か 人か

"赤い糸の執行猶予"スピンオフ作品です。運命の赤い糸を見ることができ、切ることができる、数少ない人間…でも自身は誰とも結ばれない…そんな運命を背負う薫(受)と、薫に運命を変えてもらった原さん(攻)のお話です(^^)

ストーカーに悩む原さんを助けた薫、そんな薫を好きになる原さん。原さんを好きになる薫ですが、"運命"に自分自身を縛り付け、原さんを遠ざけます。"俺の知らないところで 幸せになってほしい"そんなふうに思うほどに薫は原さんに惚れてるんです!
原さんは言います…"運命は信じるのに、俺のことを信じてくれたことなんて一度もない"と。グッとくる言葉ですよね!!一番好きなシーンです!そう、薫は、原さんより運命を取ろうとしていたんです。傷ついた原さんですが、"運命なんてクソくらえだ"と…原さんの意思や覚悟の固さを感じました!一生かけて原さんを傷つけたことを償う、つまりずっとそばに居ることを決めた薫は、めでたく原さんと結ばれました(^^)/

他人の赤い糸、つまり"縁"を切って生きている薫。勿論、好きでわざとやっているのではなく、仕事ですが、なかなかヘビーですよね。しかも、他人の赤い糸が見えるから、自身は誰とも赤い糸で結ばれない。その運命を背負うことを、はたして自分だったら受け入れられるかなぁとか考えて、作品の面白さを感じました(^^)原さんの、信じてるのは自分(原さん)じゃなくて運命だって言うシーン、良いですねぇ(〃ω〃)その解釈、ハッとさせられました。運命云々ではなく、何を信じるか、それが大事だなって感じました。人との縁は、自分が繋がりたいと感じたら、その一歩を踏み出す勇気が、縁の始まりなのかなって思いました(^^)素敵な作品でした!

4

運命が幸福とは限らない

運命の赤い糸とは、人と人とを結ぶ伝説の存在であると信じられている。

縁切り屋の薫に仕事を依頼してきたサラリーマンの原。
仕事は完遂するが、なぜか原に好意を寄せられる薫。
原の左手には、まだ繋がっていない運命の赤い糸が…

縁切り屋で運命の赤い糸が見える薫だが、自分には赤い糸がない。
好きになった人は、皆運命の相手を見つけて去っていく…
運命を信じ、運命には逆らえないと思っている薫。
セフレから始まった2人だが、真っ直ぐに向かってくる原を好きになってしまう。
しかし、原の運命の相手に怯え、いつか離れて行ってしまうことに耐えられず、一方的に姿をくらませてしまう…。

まだ見ぬ運命の人に怯え、距離をとってしまう薫が切なく、「運命なんてクソくらえ」という原は、とてもカッコよかった。
運命は、幸福や不幸の巡り合わせであり、運命が幸福に繋がるとは限らないと思う。
運命だけに流されず、自分の意志を貫くことが大切なのではないでしょうか。
いつか原の運命の赤い糸が繋がっても2人の力で断ち切ってほしいし、もしかして、2人が結ばれることこそ運命なのではないかと思わずにはいられませんでした。

1

赤い糸よりも

薫には赤い糸は無いのですが、原さんが薫を好きになった事がすでに運命だと思うのです。

今まで好きになった人は赤い糸が繋がると薫から離れて行くので、薫は誰とも深く繋がらずに刹那的な付き合いばかりをして来ました。

身体だけの関係と言われても原さんは薫を諦めようとせずに、一途に薫を想って行動していました。

好きになってしまった故に薫は逃げ出してしまいましたが、それでも颯から繋がって薫を追いかけた原さんこそが赤い糸に負けない運命だと思うのです。

1

先は誰でも見えないから

運命なんてどれほどのものかわからないですが
自分が過去のような想いをしたくないからと
心底愛してくれる原さんを傷付けていいはずはないですよね…。
人には見えない赤い糸が見える薫、
運命の人が自分にはいないという理由で
体だけの関係を繰り返すのは刹那的ですが
その分原さんの愛情が悲しくなりました。
とはいえ、ちゃんと最後にはその愛に落とされてしまうので結果オーライ。
薫の、姿を消す前に見せた本当の恋人のような振る舞いが
後日どれだけ原さんの胸を痛ませたのかと思うと
こちらまでしんどくなってしまいました。
自分でもどうかと思うのですがやたら原さんに感情移入してしまって…。
だって原さんHの時の優しい言葉責めエロいし!(そこ!?)
素敵なのにちょっと抜けてるところがあるとか
完璧じゃない攻めが好ましいもので。
薫の、いつか去られてしまう怖い気持ちもわからなくはないのですが
運命の相手だって別れるでしょ、想い合えなくなったら。
そういうのも見て来てたんじゃなかったのかなーと
つい引っかかってしまいました、すみません。

しかし薫のあのスーッとした目元がとろとろになるの艶やかでした…。
原さんの愛とテクに乾杯!

2

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