パラスティック・ソウル(3)

parasitic soul

パラスティック・ソウル(3)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
57
評価数
13
平均
4.5 / 5
神率
76.9%
著者
木原音瀬 

作家さんの新作発表
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イラスト
カズアキ 
媒体
BL小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥680(税抜)  ¥734(税込)
ISBN
9784403524707

あらすじ

もう一度”願いの叶う薬”で兄・祁壜を生き返らせたい芭亜斗は、何度頼んでも”薬”をくれないライヴァンを監禁する。だが、拘束したライヴァンの世話をするうちに、脅迫する側とされる側のはずの二人の間にある感情が芽生え…。芭亜斗とライヴァンが愛を全うする物語。

表題作パラスティック・ソウル(3)

芭亜斗・荒木、大学准教授、中年
ライヴァン

同時収録作品god child

同時収録作品stay close(書き下ろし)

芭亜斗・荒木
ライヴァン

同時収録作品next age(書き下ろし)

その他の収録作品

  • 単行本版あとがき
  • 文庫版あとがき

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レビュー投稿数3

心から愛したら

“願いの叶う薬”の正体、ハイビルアの謎、タイトル「パラスティック・ソウル」の意味。全てが明らかになります。
1巻、2巻と、いろいろと推測してきたのですが、思いもよらないものでした。
物語の核心部分なので、これらについてなるべく触れずに、本作の主役、芭亜斗(バート)とライヴァンの“愛の成就”について、感じたことを書きたいと思います。

芭亜斗とライヴァンが惹かれ合うのが、唐突だけれど、とても腑に落ちました。
二人とも、ずっと孤独だったと思うのです。芭亜斗は誰かを愛し愛されたくて、ライヴァンは愛を知らず誰も求めず生きてきて。互いの命を助け合い、そばにいてほしいと願ったところで離れ離れになり、会いたい気持ちは、もう本能のように消えなかったのでしょう。

ライヴァンに“再会”するために芭亜斗が研究者になるとは。愛だな、と思いました。
でも、二人は簡単には結ばれなくて。戸惑う芭亜斗と焦れるライヴァンのやり取りが、微笑ましいです。

謎の科学者ブロイルスの陰謀、ライヴァンの“種族”の掟が絡んだ危機を生き延びて、二人がやっと結ばれる描写は、短いけれど、初々しく、美しいです。カズアキさんの描く、芭亜斗の表情がとてもいい。

“永遠の命”を生きることもできたライヴァンが、芭亜斗と添い遂げることを選んだことに、愛の一つの形を見た気がしました。心から愛したら、ほかの人はいらない。ライヴァンはそう考えたのでしょう。
限りがある命だから、足掻いて、人を愛するのだと、それが美しいのだと。そんなメッセージが伝わってきて、胸が熱くなります。

その後の八尋とジョエル、ミアとスタンリーの幸せそうな様子も描かれていて、よかったです。

書き下ろしの「next age」は、芭亜斗とライヴァンの次の世代の話。“永遠”を生きる定めの者が、愛を知ってしまった戸惑いが描かれています。これは、巻末に書かれた次巻のあらすじを読むと、その前振りのように感じました。
今まで描いてきた世界を、別な視点から描くとのこと。新たな愛の形を見せてくれるのではないかと、楽しみです。

3

深い愛情に萌える

『パラスティック・ソウル』の3巻目。

旧版は「はじまりの章」と「おわりの章」の2巻完結ですが、新装版は4巻まであります。旧版は未読なので、そちらとの比較はできませんが、3巻の収録内容を一応記載します。

・god child
・parasitic soul
・単行本版あとがき
・next age(書き下ろし)
・文庫版あとがき(書き下ろし)
・stay close(書き下ろし)

です。

もうね。

わー!

ってなります。
めっちゃ面白いです。
なんだこれ…!木原さんてやっぱり最高だな。

今まで謎だった点が、少しずつ繋がっていき、そして一本の線になる。

ハイビルアたちの謎。
願いが叶う薬。

ああ、なるほど、そういうことか!
ってわかった時、思わず鳥肌が立ちました。

3巻は基本的には1巻で収録されていた『dear brother』の芭亜斗がメインのお話です。

薬を飲ませ、生き返らせ、そして再度死なせてしまった兄の祁壜。祁壜を生き返らせるために、どうしても「願いが叶う薬」が欲しい芭亜斗は、その薬をくれたライヴァンを監禁し、薬を手に入れようとするが―。

そもそも兄・祁壜は本当に生き返ったのか?
「願いが叶う薬」とはいったい何なのか。
そして、何やら裏がありそうなライヴァンの正体は。

読み始め、伏線が色々書かれているので意味が分からず混乱するのですが、読み進めていくうちに謎が解けてくる。

監禁されたライヴァンと、芭亜斗の間に育っていく感情(信頼関係なのか、恋愛感情なのか、はたまた別のものなのか)にも萌えるのですが、ストーリーはそれだけにとどまらない。そこから「願いの叶う薬」や「ハイビルアの謎」に繋がっていく展開で、ページをめくる手が止められませんでした。

いつもはネタバレ上等でレビューを書きますが、この作品はぜひネタバレなしで読んでいただきたい。

近未来が舞台で、ビルア種(ハイビルア含む)が登場したり謎の薬が出てきたりしますが、この作品の根底に流れているのは「愛情」です。どのCPにも、深い愛情が流れている。そして、その愛情の形は一つではない。

様々な形をしている愛情。けれど、同じではないからこそ、お互いを想う気持ちで成り立っている。

終盤、一人の子どもが登場しますが、この子どもの存在がまた神。

おお、なるほど。
この子はこうやって生まれてきたのか。

と、思わず唸ってしまいました。

そして、ここから次巻へと続いていく。

読んでいて、決して楽しくなる話ではない。
むしろ、芭亜斗は裏社会に通じている人物なので、凄惨なシーンも多くありますし、人の心のブラックさをどこまでも追求した作品でもある。

けれどだからこそ、その中で愛情を貫く登場人物たちに、萌えと感動を与えてもらった作品でした。

新装版『パラスティック・ソウル』は次巻で完結。
どういった結末を迎えるのか、今から楽しみです。

3

芭亜斗とライヴァンの長い長いお話

辛いかもと手を伸ばしにくかった3巻。「おおー到達した!」という達成感があるので神。まとめ読み予定の方にも「この3巻までで一度読んでもいいかも」と言いたくなるぐらい、一区切り感あります。というのも四六版2冊がこの3巻までで全て収録されたからで、それに今回2編の書き下ろしが入っていました。良かった。色々ガツン★と殴られた気分になる箇所もあるけど、それでも良かった。そして最後はやっぱり少しイタイ。のでそれに耐えられる方限定でおススメしたいです。

2巻で兄を失い半狂乱になっていた芭亜斗・荒木。なんとかあの薬を手に入れるべく、ライヴァンを監禁しますがライヴァンは何も白状しません。薬を混ぜた食事をライヴァンに与えてみたところ、突然口調が子供ぽくなり、「お兄さん、僕を助けてくれる人?」と話し始め・・・

芭亜斗、ライヴァン以外の登場人物(群像劇なので主人公って誰よ状態)
マッコイ(こいつ、めっちゃ好き!60過ぎの人の好いおやじ風貌らしい)、アレクセイ(6歳ぐらいのビルア種)、ブロイルス(1巻で葬式した人、ライヴァンが面倒見ていた)、ルーシン(マッコイの養子)、ジョエル&八尋(1巻のカプ)、スタンリーとミア(2巻のカプ)とその子供たち。あとシェペレン(保険屋)。最後に芭蘭とクリス(二人ともルビア種)。多い多い。

**以下シミたところ

ハイルビア種たちのことが明確になる巻でした。

芭亜斗が兄そしてライヴァンに執着するところが読んでてとってもシンクロしたし、二人の関係には、依存関係?恋愛関係?信頼関係?一言では言い尽くせない深く大きなものを感じます。なんども離れて絶望してそして巡り合って。

そしてその二人から続く芭蘭とクリスの関係。クリスも同じように信頼して委託してくれるようにならないものかととても思いました。結果、上手くいかなくても信頼してくれるだけで違うのではと思ったのですが、委託された芭蘭はそれはそれでキツイかもしれないと思うので難しい。

単一のルール(生命体は何年か経てば死滅する)から外れていて、またその復活劇が人、状況に依存するというところが危うくてキツイんだ とようやく分かりました。ハイルビア種はなんて酷い運命なんだろう。

4巻はこのハイルビア種のお話になるそうです。滅びの一途をたどるイタイ話は避けたい・・・(´;ω;`)
先生よろしくお願いいたします。

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