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ひだまりが聴こえる -リミット- 2

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表題作ひだまりが聴こえる -リミット- 2

杉原航平
難聴の大学生
佐川太一
手話ビジネス会社の社員

その他の収録作品

  • 大学一年、冬(描き下ろし)
  • カバー下:漫画

あらすじ

難聴を患い周囲と距離を置くようになってしまった大学生の航平は、
底抜けに明るい同級生の太一と出会い、
少しずつ変わっていく。そして、両思いになったふたり……。
リミット編では、自分のやりたいことを見つけ社会人になった太一と、
学生生活を送る航平の新生活がスタート。
しかし、想い合うほど二人の気持ちはすれ違っていき――。

作品情報

作品名
ひだまりが聴こえる -リミット- 2
著者
文乃ゆき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Canna Comics
シリーズ
ひだまりが聴こえる
発売日
ISBN
9784829686157
4.5

(219)

(160)

萌々

(31)

(20)

中立

(3)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
21
得点
987
評価数
219
平均
4.5 / 5
神率
73.1%

レビュー投稿数21

辛すぎるリミット2

毎回毎回、続きはどうなるの!?という所で終わるので読む手が止まらなくなります。
これまでも航平、太一、それぞれお互いの事を大切に思っているのにすれ違って、ちょっとくっついて……を繰り返していましたが、リミット2のラストは『ど、どーなってしまうの!?』の特大バージョンが投下され、レビューを書いている今も早く続きが読みたくなっています。

太一って障碍への偏見もないし他者への垣根もないんですよね。1人の人間としてその人を見ているからすぐに知らないコミュニティにも自分から飛び込んでいける。元々の性格もあるんだろうな。
でも、既に作られたコミュニティ(この場合聾者同士)に入ろうとすると相手からの拒絶もあるんだな…と。これは障碍の有り無し関係ないのかも…と色々考えさせられました。

巻末の描き下ろし??が毎回唯一の幸せ癒しとなってます笑笑笑
早くラブラブが見たいよ……。

0

想い合ってるからこそのすれ違い

航平の笑顔がもっと見たくて、そんな世の中にしたくて手話の会社に入った太一。

自分のせいで太一に迷惑をかけるのが嫌な航平。

めちゃめちゃ想いあってるのにすれ違うというか、想いあってるからこそのすれ違いを起こして航平の結論に至ったのが距離を置くこと。

これで完璧に亀裂が入っちゃったな〜と感じる。

相手のことを思ってなにか手伝いたいって気持ちが相手からしたら申し訳なさを生んじゃうの辛すぎる。

優しい2人だからこそ上手くいって欲しい՞߹ - ߹՞

0

表紙からしてもう切ない

「少しでも航平の役に立てるように」という太一の思いが、「自分のために犠牲にならないで」と受け取られてしまうことのもどかしさ・切なさ…

シリーズ全体を通して切なさが漂っているのですが、この巻は特に切なさに胸を締め付けられる巻でした( ; ; )

お互いとても大切に思っているのに、思いが少しずつズレていってしまう…
読みながら、「辛いけど、これって、健常者同士のカップルでも普通にあることだな」とも感じました。
この一冊の中では解決まで至らなかったけれど、きっと彼らならこのハードルを乗り越えられると信じて…次巻も読みます。思いを溜めてしまいがちな航平を、うまく太一が引っ張っていってあげて欲しいな。

そして毎回楽しみな、カバー下漫画。濡れるのをためらわず突っ走る太一のために傘を差しかけ、ずぶ濡れになる航平に笑いました。
「服脱いでついでに休憩できるトコ」なんて聞いたら、自分もパッとあの場所しか思いつかないっ!!笑

切ない要素多めの本編でしたが、ほのぼのしたカバー下漫画に慰められました・:*+.

0

まだ道の途中、

すごく素敵な表紙が印象的なひだまりシリーズ。
でも今作は素敵だけども不穏な空気しか感じなくて、読むのをためらうような緊張感が漂っています。
そう、私はここで戸惑って読むことを諦めてしまってました…。
なので「リミット2」以降は初読みで、かなり新鮮な気持ちでふたりのことを見ることができました。

ただ想像通りというか相変わらずというか、航平と太一の想いはどこまでいってもすんなり交わらないんだな、と。
ツラい苦しいを通り越して、ふたりはそういうカタチでしか一緒に居られないのでは?なんて思ってしまうほどでした。

でも太一が大学を辞めてまで目指したのは航平が笑顔でいられる世界で、それって愛以外ないと思うんですよ。
その原動力になっているのはもちろん航平の存在だし。
だからこそそれが航平に真っ直ぐ届いてくれたらどんなに良かったか…と思ってしまうのですが。
太一は言葉にするのが下手くそで、その上すぐに騒いで逃げ出すので、なかなかその気持ちが届かない。それをずーっとループしている感じ。
太一の善意をマイナスな方向に捉えがちな航平もすぐに目を背けてしまうので、どうにもならないふたりの距離にまたしてもヤキモキしてしまったのでした。

「リミット1」を読んだときはもっと"ふたりのお話"になってくれたらいいなと思ったけれど、まだまだその段階ではないと今作を読んでわかりました。
航平にも太一にも恋愛が絡まないところで越えるべきことがあるんだな、と。
たくさんの葛藤の中でどの道を選択するか悩むふたりがすれ違うのも無理はないのでしょう。
相手を思い遣る気持ちにあふれた似た者同士なのに、不器用すぎてうまくいかないのが本当にもどかしい…。

正直、早く恋人同士らしいふたりを見たい!というのが本音ですが。
たくさんのことをひとつずつ乗り越えていく彼らをこの先もしっかり見守りたいと思います。

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色々考えさせられるお話

表紙見たばっかの時はわあ!なんかエモいと思ってたんですが、読み終わった後はこの表紙はすれ違った2人の情景を表していたんだなと認識させられました。

障碍の悩みは障碍者にしかわからないけど、分からないからといって理解しようとするのを諦めるのも違うのかなとか、逆に手助けすることも航平のように自分のせいで…とか思わせてしまったり重荷に感じさせてしまう場合もあるんだと思うとほんとにむずかしい。。

好きだから両思いだからといって解決する問題でもないんだろうけど、ただ2人にはうまくいってほしい〜!!航平の笑顔見て微笑ましくしてる太一がもう、、愛やん!ってなる。

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