麻々原絵里依さんのレビュー一覧

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

明かさていく真実が未来をどう変えるのか

今回はフロシフラン国王と使徒である王の鞘のお話です。

自決したはずが生き残った受様が
北の塔の依頼を受ける事で真実の一端に触れるまで。

受様は攻様の死を願う魔女が
作った3人目の土人形です。

土人形には10月10日の命しかなく、
攻様は受様を生きそうと自分の真名を教えますが
受様は攻様を護る為、攻様に真名を返し死を選びます。

受様は死の間際に魔女に作った土人形の1人…

2

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

新たな旅で分かること

3冊目。前作で真名をルストに返して死を選んだリオ。
でもウルカの神がリオと2番目の土人形ユリヤの命を救い目覚める。
魔女に奪われた土人形再生方法を記した禁書を探しに、新たな旅が始まる。

今回は1人目から3人目のリオまでの土人形の話や、
フロシフラン王国が出来た歴史や十六代国王ハラヤの謎が明かされていく。
そして、核心は二柱ウルカとエラドの神竜。

この説明が膨大で、でも話を進める…

6

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

まどろっこしい

前回から間があいたので話を忘れかけていた上に、ファンタジーの色々な難解設定のため中々このボリュームを読み進められずちょっとストレスでした。

リオ、ユリヤ、ルスト、フェルナン、アランが最初とてもチームワークが悪く、皆意見がバラバラで仲の悪いパーティーで旅をするRPGみたいな感じは面白かったです。魔法の力で過去に当事者が訪れた場所で気配から映像再生して皆で見られる、みたいなのも楽しかった。

7

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

ふたたび悶絶

2が終わったところで「ぐあー---」と吠える事態になってしまい、長らく続きを待ち望んでいたお話。なんとなんと今回も「いやー----」と吠えて終了することになってしまいました。先生、続きを何卒・・・な本編なんと450Pほど+あとがき。どシリアスファンタジーが大丈夫ならぜひ。

心臓にナイフを突き刺したはずのリオ。でも目覚めたら洞窟の中。フェルナンが助けてくれたのですが「会ってほしい人がいる」と連…

4

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

苦しい巻だとは思ってましたが

2巻の終わりがああいう形だったので、おそらく辛い展開だろうと予測していた今作。

死ねたと思っていたリオは結果として死ねず、2番めの子だったユリヤまで復活させてしまい、とにかく苦しみ続けます。
たとえ少しであっても自分の命をユリヤに与えることでルストの為になると決めても気持ちは揺れ続ける。
ルストがそれを望んでいなくても、最善だと信じて。
残された時間を共に故郷で楽しく過ごそうと言うアラ…

4

ヒトの世界の歩きかた 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

泣ける・・・!!

悲しい過去を持つクイックのローマンと、自分を抑えて人生を送ってきた人間のマットが出会い、どんどん惹かれあい結ばれるまでのストーリーです。
クイックになってまだ数年のローマンは、人としてかなりの変わり者。元々犬であるため純粋すぎる故のおかしな言動に、マットは最初は戸惑いますが、ローマンの魅力には抗えずどうしても惹かれていく。二人が仕事を通じてお互いを信頼していく過程が読んでいて心地よかったです。

4

月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

キュートなお話

まず表紙がイイ!犬好きにはたまりません。タイトルの入れ方も可愛いです。

登場人物たちがクイックという特殊な体質のために、元々の犬種の特徴が顕著に表れているのが犬好きには楽しかったです。実際にこんな人たちばかりの街に暮らしてたら、かなりのストレスでしょうが・・・特にランスの母親は強烈すぎて、ちょっと引きました。純粋にランスとティムの仲をとりもってあげよういうのは分かるけど。わんこの思考だからし…

1

狼の遠き目覚め 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

最高のメイト

人狼シリーズはこの作品以外は未読ですが、全く気にならず楽しめました。細かい背景などは「?」と思うところはありましたが、ストーリー的にはノープロブレム。日本のオメガバースとは違う人狼の世界でしたが、似通ったところもあり、すんなり読めました。

表紙の二人が素晴らしいです。特にレミ!このクールなイケメンが、あんなことやこんなことに…!と、読後に表紙を眺めるだけで脳内がえらいことになります。

0

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

愛ってエゴとエゴのぶつかり合いですね…

す…………ッ、進まねぇーーーーー!!!

と、後半差し掛かるまで頭抱えながら読んでました。
もうわかったから!次行こうや!!となる(ФωФ;)

あらすじにもあるように1度死んだリオは生き返った。
忘れていた記憶を取り戻し、自分の成り立ちを知った。
現在貧困に喘ぐ国となった理由に自分が関わっていた。

自分のせいで…
生きてる価値ない…
残り僅かな命に何の意味がある…

7

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

また元の場所に戻った!!

「王を統べる運命の子」、衝撃の最新刊になります。

私はこの作品が大好きでして、今作の発売もとても楽しみにしてたんですよ。
なんと言っても前巻のラストがあまりにあまりなものだった為、主人公の命運が心配で心配で。

で、リオの正体が命を与えられた土人形だという衝撃の事実が分かり、更に王であるルストに真名を返して呪いを解くべく、自ら命を絶った・・・と言う前作からの続き。

敵対していたフ…

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