湖水きよさんのレビュー一覧

nez[ネ] Smell and Memory 小説

榎田尤利  湖水きよ 

「nez」3巻

起承転結の転の巻で、2巻目に引き続きすっきりしない終わり方です。ラブの面では鷹目が口に出していないにしろほぼ恋愛感情を認めたので、甘〜〜〜い空気が漂っています。その分鷹目の個性が1巻ほど強くなくて、徐々に普通の男になっていっている気もする。ちょっと寂しいけど、鷹目はかなり好きなタイプの攻めです。今まで読んだ榎田先生作品の中でも1,2を争うほど好きな攻めかもしれない。

3巻がしっかり終わらなか…

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nez[ネ] Sweet Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

「nez」2巻

相変わらずサクサク読めます。

今回は車の中でのキスシーンが大変大変良かった!!
鷹目が大変大変好みの攻めで。潔癖で堅物で融通効かなそうなのに、案外と人情味に溢れ、受けだけ特別で、ベッドの上では甘い。うん、理想の攻めと言っても良い。
車の中のキスシーンの、短い命令口調のセリフ、とっっても好きです。絶対良い声だよ〜〜
声優さんに詳しくないながら声はどなたかな?と思ったらCD化してなくてビッ…

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nez[ネ] 小説

榎田尤利  湖水きよ 

ラスト付近急激にくる

サクサク読める、安定の榎田先生です。

◾︎鷹目兆(たかめきざし)×燕千里(つばくらちり)
鷹と燕の凸凹コンビ〜
表紙の雰囲気、特に燕の印象が違いました。もっとツンツン系かと思いきや、ちゃらくて軽くて可愛い。鷹目みたいなタイプの攻めが、人情味を見せてきたり、エッチの時にベタ甘になったりする描写が大好きなので、ラスト付近キターーー!!!って感じでしたね。
エッチシーンの入りの鷹目の「?」「…

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愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

ツンデレ美人好きなら、是非

美しい彼シリーズで凪良先生を知って他の作品も買い漁ったのですが、BLアワード2020で紹介されていたこちらの作品から読み始め。
悩ましい彼に美山が登場してたっていうのも気になって。
365+1のスピンオフの今作。
前作未読で読みました。

ネグレスト気味の母子家庭で育って16歳で生きていく為に自分のスキルを活かしてパトロンにサポートして貰いながらモデルとして生きてきた、美山。
寂しさ、…

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いたいけな彼氏 小説

菅野彰  湖水きよ 

ひな鳥の刷り込み恋

タイトルの「いたいけな」ってどういうイメージあります?
辞書的な意味で言えば「幼気」で、幼くていじましいさま。
読んでみれば確かにその通りの内容なんだけど、なんかタイトルと内容の乖離を感じてしまう。
そのことが結局本作の評価にもなってしまうような気がする。

まず思うのが、郁(かおる)が可哀想すぎる。
可哀想なんていう上っ面な感情も受け付けないような壮絶な郁のこれまで。
「郁」という…

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馬鹿で愚図は大嫌い コミック

湖水きよ 

あっちもそっちも馬鹿で愚図

◾︎蒼大(春の兄と同級生)×春 歳の差幼馴染
表紙のインパクトが強い!表紙のインパクトの割に…と思ってしまうのがちょっと悲しいところ。
とにかくグズグズしてます。あっちもそっちもグズグズしてるので、さっぱりした兄ちゃんに興味を持ってしまう程。
グズグズしてるな〜と思いながら読んでいたので、思いが通じるシーンにも解放感を得られず、やっとか〜ぐらいの印象になってしまって残念。高飛びしてるあたりや…

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バグ(3) 小説

夜光花  湖水きよ 

詰め込みすぎた?

1巻は謎の生命体と戦うなんだかG◯NTZのような雰囲気でBLとは思えない展開にワクワクして読みました。(神評価)
2巻は受けの血縁者の秘密が明らかになり、暗く不気味な話になってきて夜光花先生の花シリーズのようなどろどろとした濃い雰囲気に。(神評価)
そして最終巻の3巻は、少々設定を捏ねまわしすぎた感があり、回収されない伏線とかが気になって若干消化不良気味でした。なので、評価ひとつ下げてすみませ…

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カラダめあてで悪いか コミック

湖水きよ 

デビュー単行本

◾︎表題
下から脱ぐのかとか、私服は普通とか、言葉のチョイスが好きです。(同時収録の直弥がつみ木を…も好きだった笑 若い子わからないでしょうよ)
小説の挿絵をよく担当してらっしゃるイメージがあったので、結構意外でした。言葉の応酬が多いし、その雰囲気が心地いい。

蓮見(黒髪 受け)の部屋に剥製飾ってそう…は分かる。だから服は普通だと思うのも分かる。だって舌ピ開けてくる高校生よ?変わった奴っ…

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夜を走り抜ける 2 コミック

湖水きよ  菅野彰 

変な美人と誠実ワンコ

完結編です。

お互いに、かけがえのない人、になっていく二人です。相手の前では自分を出すことが出来る、しかしこのカップルは、誠実な作家、与謝野の、相手を幸せにしたいというその人柄あって成立していますね。

物語の後半となる2巻では、言い寄られている社長が絡んできて一悶着起きます。そこで、切りたくないカードを切っても晴生を守ろうとする与謝野と、何としても与謝野の創造活動を曲げさせたくない晴生…

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シガレット 小説

羽生有輝  湖水きよ 

ファザコンの方、必見

タイトルに惹かれまして。『大人の恋』なのかな?と思ったんですが……
いやいや、主人公の飯田、全然大人じゃなかった。
仕事してボルダリングのジムに通って一緒に暮らしている父を看取って、とやっていることはちゃんと大人しているんですけれどもね。でも一皮むけば父親に愛されたいと必死で叫ぶ子どもなんですよ、この人。

ただ、飯田の様に感じる気持ちは解らない訳じゃない。
そりゃあ若い頃よりは減りまし…

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