笠井あゆみさんのレビュー一覧

氷の魔術師は王宮騎士の愛に甘く蕩ける 小説

餡玉  笠井あゆみ 

私も溶け(蕩け)させていただきました♡

作者様の書き下ろし作品ということで、楽しみにしておりました♡

お話の冒頭から、氷の魔術師であるノクトに対する周りからの好意的でない視線・嫌悪・恐怖に切なさが募りました。
いったい何故、ノクトはそんな酷い扱いをされなければならないのか?
10年前、孤児であるノクトの前突如現れた魔獣。同じ孤児院の大切なセスを守りたい一心で目覚めた魔力。
それは数百年に一度現れるという「氷の魔術師」としての…

2

氷の王子、運命のオメガを奪還せよ 小説

真船るのあ  笠井あゆみ 

「氷の王子」の偉大なる成長の物語

BL的にも事件的にも、ものすごい読み応えのある作品でした。

恋愛面では、両片想いのジレモダ系。
事件面では、身内から差し向けられた国家反逆シリアス系。
恋心がうまく噛み合わない中、2人で協力しあって敵に立ち向かっていくハラハラドキドキのストーリーは、読みどころがいっぱいで、いやはや…参りました。

オメガバース作品ですが、オメガバース要素をそこまで意識することなく読み終えたのは、スト…

2

氷の王子、運命のオメガを奪還せよ 小説

真船るのあ  笠井あゆみ 

しっかり

笠井先生だしるのあ先生なので購入。攻め受けともめちゃタイプという訳ではなかったので萌にしました。受けがしっかり者なんだよね。お話も王道テイストで、とてもしっかり。しっかりしたお話が好きな方でしたら、きっと嬉しいと思います。本編300Pほど+あとがき。先生、30周年おめでとうございます!

パールレイム王国の男爵家で婚外子として生まれたエミール。父の遺した借金返済のため宮殿で働き、得られた給金を…

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氷の魔術師は王宮騎士の愛に甘く蕩ける 小説

餡玉  笠井あゆみ 

孤独な氷を溶かしたものは

……うん、とりあえずこの国がどうしようもないのだけは分かった。

氷の魔術師がいわく付きだとしてもだ。魔獣退治に駆り出して酷使した上、感謝の気持ちもが1ミリもなく、そればかりか処刑のきっかけを狙ってノクトがボロを出すのを待ってる国家って一体どうなってんの?
ノクトが魔獣を退治すれば、その手柄は国のもので、逆に失敗すればノクト個人の責任になるという理不尽さ。過去の氷の魔術師たちの悪評がノクトに…

3

氷の魔術師は王宮騎士の愛に甘く蕩ける 小説

餡玉  笠井あゆみ 

安心して読める溺愛×再会ファンタジー。ドカンと響くパンチ力はやや控えめ…?

笠井あゆみ先生の表紙が美麗すぎる〜!!
この表紙に惹かれて購入、拝読してみました。

笠井先生のXにあげられているラフ画、右側に”凍った噴水”と
説明書きがあったのですが、表紙タイトルにうまく
隠れてしまってる?のがちょっと残念;

とはいえ、煌めく蝶や白い鳩、後ろから優しく受けを包み込む
攻めの目線…全てが麗しいです。

餡玉先生の著作を読むのは『春告鳥は恋を運ぶ』に続いて2…

6

アルファの寵愛 ~パブリックスクールの恋~ 小説

ゆりの菜櫻  笠井あゆみ 

今回も期待を裏切らない溺愛っぷり

シリーズ3作目。今回は年の差6歳のヒューズと奏の話。
元名物キングのアルファでも、溺愛している奏に対しては水面下で必死に
セコムしながら一途に想い続ける姿は愛らしい。

露骨なまでのアピールをされていても、誑かされていると思い込もうとする奏。
バースが覚醒していない奏にとって、どのバースに覚醒しても
希望がないという事実はどれほど辛いことか…。

既に卒業してしまっている身でも牽制…

0

霧の楽園 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

二人きりの楽園を築いたお話

妖しさ満点のダークな雰囲気を最後まで保ち、一直線に二人だけの世界を作り上げて終わっていった。第三者がオチを語ることで、二人がより一層遠くに行ってしまったように感じる。この独特の読後感がとても好き。

下男の学は酷い境遇ではあるが、自己防衛がしっかり働いており、学視点で語られる光景に辛い描写は少ない。マゾヒストの自覚は本音かどうか分からないけど、こうした性質もまた悲壮感を失くしてくれる一つの要素…

0

蜜華の檻 ~堕ちた麗人~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

ちょっと物足りない終わり方かも

う~ん……最後が。大きなことが起こりそうで起こらない、不安を煽って種だけまいて、回収が雑過ぎでは。精神的な決着重視なのかなとは思いつつ、布石部分にしっかりページを使ってこのラスト?と物足りない。雰囲気はとても好き。

没落華族のお坊ちゃまが、元同級生に囲われるお話。千秋と眞鍋はかつて対立していたとはいっても、千秋が一方的に屈辱を感じているだけで、眞鍋が酷い提案をしてきたわけではない。適度に千秋…

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アルファの執愛~パブリックスクールの恋~ 小説

ゆりの菜櫻  笠井あゆみ 

主従関係があるが故のすれ違い

前作のアシュレイとはまた一味違った溺愛攻め。

今作は主従関係があるが故の難しさがあり、
こればかりは1人で悶々と悩んでいるだけでは何の解決にもならないので
ロランも伊織もお互いが切なさを抱えつつ、側にいる。

主従関係がある以上、忠実な臣下の伊織からすれば想いを抱くことすら
烏滸がましいと思ってしまうことは避けられず、
自分にとって都合のいい解釈なんてすることはできない。

0

氷の王子、運命のオメガを奪還せよ 小説

真船るのあ  笠井あゆみ 

一途健気×男前な受けに、攻めも私もぞっこん!王座奪還オメガバースファンタジー

とてつもなくハッピーで爽快な気分にしてくれる
真船るのあ先生のオメガバース、大好きです(*´∀`*)

新刊のこちらは、先生初の四六判。
あとがき入れずに309ページ、大ボリュームで嬉しい読み応え。

もーーーーまず、笠井あゆみ先生の表紙絵だけでも
テンション爆上がり⤴︎
まるで一枚の宗教画のよう…
Xに笠井先生ご自身がアップされているラフ画があるのですが、
そちらと見比べるの…

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