月村奎さんのレビュー一覧

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

難しい

いつもほんわかあたたかい気持ちにさせてもらうことが多い月村先生の作品。
yoco先生も大好きなので迷うことなく手に取ったのだけど…
これは思わぬところでだいぶ抉られたなーという印象です。
もう、律の母の言動すべてがムリ。

少しずつふたりの距離が近付いていく様子にドキドキしたり、わりとわかりやすく倫太朗にモーションをかけられても律には響いていない感じにヤキモキしたりと倫太朗と律の恋模様に…

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エンドロールは100年後 小説

月村奎  ミギノヤギ 

「自分で思っている以上に、エネルギッシュで、太陽みたいな人です」

脚本家の怜久がスランプ脱却のために田舎に引っ越してきて、出会ったのは便利屋の蔵之介。
やっぱり月村先生の日常BLが大好きだなと再確認しました。
優しくて明るくエネルギッシュな蔵之介に惹かれていく怜久。
でも蔵之介は過去の出来事からそうではないと思っていたり。両思いになってからのお互いの嫉妬もお互い誤解が解けるまでのやり取りも良かったし、怜久が前向きに仕事に取り組めるようになれていい方向に進ん…

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恋の恥はかき捨て 小説

月村奎  左京亜也 

うまくいきすぎな感じはする

 ちょっとだけSっ気のある攻めとちょっとだけMっ気のある受けのお話。

 たまたま寮で二人が同室になり、受けが二段ベッドの下の段である攻めのベッドで道具を使って自慰をしていたところ、休講になって帰って来た攻めに見られてしまいます。この時点で受けは攻めに気がありますが、知られたのは特殊性癖のことだけで攻めへの気持ちには気づかれていません。
 攻めは引かなかったばかりか、視姦プレイに付き合ってく…

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『恋はときどき赤信号』ご購入特典書き下ろしペーパー「恋はときどき赤っ恥」 特典

No Title

ただただ受けの愛斗が可愛らしいお話でした。
君はほんとにアラサーなの?と問いただしたくなるような、純朴な中学生感(笑)

2人で保護猫を見に行ったというのも想像できるし、カフェでパフェ食べてるところも想像できる、とにかくかわいいカップル。
ラストの「わ……わかった」という愛斗のセリフには思わずニヤニヤしてしまいました。

このカップルの日常を見られて良かったです!かわいい年上の受けを堪…

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恋はときどき赤信号 小説

月村奎  須坂紫那 

No Title

明るくかわいらしいお話でした。切ない、苦しいといったシリアスな場面はなし。いかにも月村奎先生の文章といった感じで読みやすかったです。

よくある展開といえばそうなのかもしれませんが、自分の好きな人に、違う人のことを好きなんだと誤解されてしまうというアレ。いつ違うことに気づくのかな〜、本当は両想いなんだぞ〜とワクワクしながら読めました。

重要アイテムとして、「好きなところ100ノート」が出…

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すみれびより 小説

月村奎  草間さかえ 

もっと早くにこの作品と出会っていたかった

なんて素敵なお話!!
10年前の作品ですが、今になって読むことになったことを口惜しく思います。それくらい胸に深く響いたストーリーでした。

日常現代ものの作品で、穏やかな日常の中に再び湧き上がっていく初恋エッセンスに萌えゴコロが疼く再会BLです。
日常感が強い世界観は一見すると地味めな印象ですが、それこそがリアルというもの。自然体のシチュエーション、自然体の触れ合い、自然体の感情…といった…

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初恋アミューズメント 小説

月村奎  秋平しろ 

相性のいいふたり

スピンオフもめちゃくちゃ良かった〜!

鈴木は前作から良いキャラで気になる存在でしたが、倫理観ユルいのがちょっとなぁ…という感じだったのだけど
ただただチャラくて遊び人なわけではないのがわかっていく展開に引き込まれまくり。
正信視点で進むお話なので鈴木の頭の中はすんなり見えてはこないけれど、
何度となくすれ違ったふたりだからこそ辿り着けた幸せがあって、
それがすごく明るくてハッピーな両…

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ロマンス不全の僕たちは 小説

月村奎  苑生 

草食系俺様攻め?

 会話が足りない系の両片思いかと思ったら、攻めの方はかなり前から受けが自分に気があることに勘付いていたようなので、蓋を開けてみれば受けのこじらせ片思いなお話でした。

 攻めの遠藤と受けの昴大は元々、同じヘアサロンに勤める同期でした。遠藤は大学を中退して美容学校に入ったので、昴大より二つ年上。
  昴大は子供の頃、両親が不仲で、家庭をギスギスさせないために明るい道化を演じていたような気遣い屋…

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初恋大パニック 小説

月村奎  秋平しろ 

大パニック

タイトル通り、恋に振り回されて『大パニック』になっていく展開にグイグイ引き込まれ一気読み。
めちゃくちゃ面白かったです。

お互い仕事のために表面上の付き合いしかする気がないので
どうやっても上手くいきそうにない空気が漂っていたところから、
作家と編集者としての距離を保ちながらも少しずつ心の距離が近付いていく様子がたまらなかった…!
本音でぶつかりあった辺りはハラハラもしましたが、本心…

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ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

途中からクールダウン

 同作家様の『嫌よ嫌よも好きのうち?』がすごく好きで、元いじめっ子の幼馴染との再会ものいうことで、そちらを思い出しながら読み進めました。編み物の知識や季節の描写をさりげなく織り交ぜた読みやすい文章で、攻めが受けに好意を寄せていることも序盤で想像がつくので、途中まではストレスなくすごく楽しく読ませていただきました。

 攻めにも受けにも専門学校時代の友人がいて、近所に住んでいる攻めの女性の友人が…

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