月村奎さんのレビュー一覧

偏屈なクチュリエのねこ活 小説

月村奎  野白ぐり 

ミシンの音が心地良いやさしい世界

読みやすい文章で丁寧に紡がれた、じわじわと心が癒されるやさしいお話でした。
ぶっきらぼうながら時折破壊力大の行動をしてくれる攻めや、向上心のある応援したくなる受け、暮らしの中で少しずつ育つ気持ちあたりにピンときた方はお求めのものが見られるかもしれません。

ひょんなことから洋裁店の居候となったリオンと、家主である大我の日常を追いかけていくと、ああこの雰囲気はすごく好きだなあ…と、ミシン音が鳴…

9

偏屈なクチュリエのねこ活 小説

月村奎  野白ぐり 

寡黙年上攻めの繰り出すセリフと行動に、萌えが天井を突き破りました

とってもキュンとして、そしてちょっとむず痒くなるような歳の差愛のお話。
なんだか、すっごく萌えたー…❤︎

キャラ文庫さんの同時発売の新刊、こちらも含めて3冊購入したのですが、どれもめちゃめちゃ面白くてお話に引き込まれ、夢中になって読んでしまいました。

中でも特に胸キュン度高めだったのが、こちらの月村先生の新刊◎

スキャンダルが元で芸能界を干され、行き場をなくした元アイドルのリオ…

9

偏屈なクチュリエのねこ活 小説

月村奎  野白ぐり 

ねこが居着いた安らぎの場所とは

主人公があまりに不遇すぎない?て思った冒頭。
家族にも仕事にも拠り所がない元・ボーイズグループのリオンが、ふらりと行き着いた街で洋裁店を営む店主・大我の家に身を寄せ始めることから、物語が始まります。

まず。"クチュリエ"って何ぞやって思って調べると、フランス語で男性の裁縫師またはデザイナーのことを指すようで、エモさのある表紙の向かって左の黒髪イケメンの彼がそうです。
ちょっとぶっきらぼう…

12

偏屈なクチュリエのねこ活 小説

月村奎  野白ぐり 

ほろ苦くて甘酸っぱい恋する気持ちに共感

大我×リオン


不憫な半人前アイドル・リオンの
心の再生を求める中、醒覚とともに押し殺した恋心が、
秘めた想いを抱えるデザイナー・大我の不器用さと交差する。
ほろ苦くて甘酸っぱい気持ちが心を揺さぶる。


綺麗な顔が武器となっている21歳のリオンが、
両親がいない上に伯父母に追い出されて、
芸能界でも自分が被害者のはずのスキャンダルに巻き込まれて解雇された。
失意の底にい…

7

初恋アミューズメント 小説

月村奎  秋平しろ 

思い込み激しすぎる受けが愛しい

シリーズ連続一気読みでした…!!

初恋大パニックのスピンオフ、旭さんの元担当漫画家だった鈴木先生×旭さんの新担当で伸び悩み中の作家であるまーくんのお話。
そして作中、前後に藤原くん×旭さんのお話があるので前作好きにもたまらない構成でした!!

前作で明るく隔たりのない天性の陽キャだった鈴木先生の想像以上にぶっ飛んだ様子に笑いが溢れました。個人的に基本タメ口で時々ゆるい敬語が混ざるところ…

3

初恋大パニック 小説

月村奎  秋平しろ 

2人の変化が愛おしすぎる

月村先生と秋平しろ先生のコラボなんて我得すぎる…!と思い読み始める前からウキウキしていましたが、あまりに最高でした!!

期待の新人作家×敏腕編集者という設定の今作。
作家である藤原くんは引きこもりかつコミュ障を拗らせ自信がない上に自意識過剰気味なところがあり、一方普段は人の機微を読むのに長けて編集者として頭角を現す旭さんもなぜか藤原くんには個人的な思いから最初から突っ掛かり気味でどちらも最…

1

恋の恥はかき捨て 小説

月村奎  左京亜也 

No Title

月村さんが書く後ろ向き受けちゃんにちょっと意地悪な攻めが大好きなんですがまさにドンピシャでした。琳央全然変態じゃないよね。かわいいぞ!!2人とも言葉が足らなさすぎてすれ違うけど拗れもせず平和なものでした。平和なお話好きです、2人だけでわちゃわちゃしてるイラストがめちゃくちゃ綺麗でとっても合ってて良かったなぁ。

1

不器用なテレパシー 小説

月村奎  高星麻子 

No Title

ずっと一緒だった幼馴染の颯と諒矢。颯が俳優を目指して上京。諒矢はついていきボロボロになるまで尽くした時に颯からウザい、迷惑だと切り捨てられる。命を投げ出そうとするほどの痛みから立ち直った2年後に突然颯が訪ねてくる…というお話。自分だけが颯の事を好きだったと傷ついた諒矢の苦悩と、颯とまた会えるようになった喜びと、これ以上好きになってはいけないという狭間の中で揺れる気持ちが切なかった。颯にも理由がある…

0

CHERRY 小説

月村奎  木下けい子 

No Title

これはとんでもないツンツン受け!口がとんでもなく悪い!かわいい!直希の拗らせっぷりが半端なくて月村先生お得意のツンツンだなーと楽しく読みました。阿部先生、大人だから翻弄しつつ優しくくるみつつ、時に冷たい事も言い…好きな攻めでした…。とろとろにされちゃった時に会いたかったとか死ぬほど好きとか言っちゃう直希がかわいかった。友達は大事にしなよね…。あと杏にはいつか謝ってほしい

0

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

No Title

家族のせいでネガティブになってしまっている篤史。自分のセクシャリティを恥じていて恋をしないと決めているのに宮村に惹かれていく気持ちが止められなくて…。切なかった!自分が好きになったら相手を不幸にしてしまうと宮村を拒絶しようとするんだよね。宮村の距離の詰め方と最後の荒業良かったな。篤史さんが俺のそばで幸せそうに笑っていてくれたらそれだけで幸せですよってセリフはグッときた。

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