みざきさんのレビュー一覧

溺愛カフェとひつじくん 小説

秀香穂里  yoshi 

甘さたっぷりのパフェはいかがですか?

yoshi先生による、明るく可愛らしい表紙が印象的な今作。
小さなカフェの店長・賢一郎と駆け出しの若手劇団員・陽斗が織りなす、あたたかく優しいほのぼのとした癒し系のお話でした!
賢一郎の亡くなった姉の遺児である羊介こと「ひつじくん」を交えながら、陽斗視点でコミカルに3人の日常が描かれていきます。
子育てものメインではなく、あくまでも大人2人のお話がメインです。

まずはじめに、2人とも真…

0

ガーランド -獣人オメガバース- 上 小説

葵居ゆゆ  羽純ハナ 

異なる社会のはみ出し者同士が出逢ったら…?

羽純ハナ先生によるコミックス「レムナント-獣人オメガバース-」のメインカップルの攻めであるジュダ(アルファの獣人)の両親のお話で、前日譚・外伝的な位置にある小説です。
まず、既存漫画のまだ語られていない別カップルを小説で描く、という試みが面白いなと思いました。
私はどちらの作品も読みましたが、羽純先生の世界観はそのままに、葵居ゆゆ先生の手によって違和感無く素敵なお話に仕上がっています。
こち…

5

鵺の啼く夜に コミック

miso 

鵺を指すのは何か

初読み作家さまです。
思わず見惚れてしまうような、個性的かつ色気のある絵柄が魅力的。
裏社会を舞台に、終始バイオレンスかつシリアスに描かれたダークトーンのオメガバース作品です。
読後にこちらが作家さまのデビューコミックスと聞いて非常に驚きました。

まず初めに、表紙のイメージから肉体的な3Pものを求めている方には少し物足りないかと思います。
逆に、肉体というより、もっと精神的な深いとこ…

3

式神の名は、鬼2 小説

夜光花  笠井あゆみ 

怒涛の展開に手が取まらず

前作が大変面白かったので、続編を楽しみにしていた今作。
いや、凄かった。期待以上でした。
手に汗握る怒涛の展開に、ページをめくる手が止まらず…
夜光花先生、本当に凄いです。

1巻から名前が登場していた「八百比丘尼」がまさかこんな風に繋がってくるとは。
歪んだ心を持った人間に接触している様子の八百比丘尼。
彼女の目的も存在も謎めいていてまだ分からないことばかりですが、かなりダークサイ…

1

式神の名は、鬼 小説

夜光花  笠井あゆみ 

受難だらけの美貌の粗忽者陰陽師

続編が出たとのことで再読です。
個人的に夜光花先生のファンタジー作品や一風変わった設定のお話が大好きで。
今作も陰陽師に鬼に式神と、特殊な設定にも関わらず、3章を読み終える頃には作品の世界観にどっぷりと浸ってしまいました。お見事です。
起承転結が絶妙で、読ませる力が凄い作家さまだと思います。

今作の受けである櫂。
艶めいた美しい容姿を持つ実力ある陰陽師でありながら、細かな事には雑で、…

3

愛の狩人 小説

名倉和希  北沢きょう 

現代に生きるノンケ吸血鬼、子犬に溺れる

面白そう!と手に取った本の名倉先生率が高い不思議。
今回も、一般的な吸血鬼ものとはまた少し違った設定で非常に楽しく読ませて頂きました。

以下、あらすじと感想です。
300年以上の時を生きる美貌の吸血鬼・ユアンは、その外見の変化のなさから同じ場所に10年とは居られず…
と、普通であればシリアスな展開や孤独さが描かれたものになりそうなテーマですが、こちらのユアンは全くそうなりません。
元…

1

竜は将軍に愛でられる 小説

名倉和希  黒田屑 

将軍様は「可愛い」がお好き

とっても可愛らしいファンタジー作品!
名倉先生作品は、攻めが受けを溺愛する甘いお話が多くて個人的に大好きなのですが、今作も溺愛描写はもちろんのこと、優しい登場人物達に癒される1作でした。

以下、ざっくりとしたあらすじと感想です。
竜人族の集落で、生い立ちや外見の違いも相まって一族から冷遇され、竜としても大人になりきれず、愛情に飢えたまま孤独に生きて来たアゼル。
そんなアゼルが、あること…

3

ベイカーベイカーパラドクス コミック

暮田マキネ 

仄暗さの中に見える愛の深淵

帯の「歪でピュアな愛の深淵」という文がぴったりの1作でした。
暮田先生作品は、穏やかな印象を受ける表紙と内容のギャップがクセになりますね。
兄弟BLの今作はと言いますと、義兄弟ものではなく正真正銘の兄弟BLです。
刺さる方には本当に刺さるテーマなのではないでしょうか。

どこか年齢の割に子供っぽいユキと、しっかり者の弟・臣。
この十亀兄弟という、2人の小さな世界の日常が描かれています。…

6

つむぎくんのさきっぽ コミック

暮田マキネ 

予想を裏切られる

初読み作家さまでした。
可愛らしい雰囲気の表紙とタイトルとあらすじに反して、シリアスめのストーリーと健気な登場人物が多い作品で驚かされました。
タイトルから、ちょっとえっちな作品なのかななどと思っていた自分を引っ叩いてやりたい。

ワケありな御屋敷の御曹司・煌成と、幼い頃に宇喜田家で働く祖母に引き取られ、それ以来幼馴染兼使用人となった紬の両片想いが成就するまでのお話です。
確かにタイトル…

9

ヘブンノウズ 小説

英田サキ  奈良千春 

英田先生入門にぜひ

再読です。
英田先生といえば、シリアス・ハードボイルド寄りの骨太作品が多い印象を受けますが、こちらの作品は比較的ほのぼのとした雰囲気となっておりますので、英田先生作品入門作としてもおすすめの1冊です。
ジャンルとしては、今のところオカルト・サスペンス色が濃いかな?という感じ。
とは言え、そこまで小難しい描写が多い訳でもなく、読者を飽きさせない展開がさり気なく散りばめられていてとても読みやすい…

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