窓月さんのレビュー一覧

溺れる淫情 ‐孤高なセレブの執愛‐ 小説

高月紅葉  石田惠美 

頽廃と官能

作者様の単発ものを楽しみにしています。今回は電子で購入。正直なところタイトルがあまり好みではなかったんですが、「ヤッてるブロマンス」を目指されたとのことで、メインカプの関係性には萌えるところがありました。タイトルやイラストを含めちょっと古き良きな印象があって、今作の意図したコンセプトなのかなと思いました。

とりあえず裏社会、女絡みが苦手な方にはおすすめしません。

本作の魅力は柏木と拝島…

5

月を食べて恋をする 小説

沙野風結子  小山田あみ 

リメイク

カバーイラスト&タイトルが素敵です。

近親ものでこんなにモラル面を横目に意識させながら萌えに繋げるのって、もはや今どきのBLじゃ珍しいし、主人公の恵多がラブむきだしなのも作者様の作風にしては新鮮。

冒頭から片思いのキュンキュンが止まらないなんて、近年の作者様の作品にしては怪しい…と訝しみながら読み進めていったんですけど、ふと既視感を覚えてリメイク作品だったと知り妙に納得しました、、

2

まぼろし食堂のこじらせ美男 小説

小中大豆  白崎小夜 

沁みました…

素敵なお話でした。作家様のファンタジー"じゃない"作品でこんなにハートフルど真ん中な作品、なんだか新鮮。ラブストーリーではあるけれど、現代社会で生きていくことそのものについてしっかりと向き合わせてくれる、ちょっと疲れた人(わたしも)に優しい言葉が散りばめられていました。

本作は主な舞台となる「まぼろし食堂」で繰り広げられる、主人公・苑の救済物語。…の、ようでいて、そこは食…

8

三千六百五十日の抱擁 小説

高遠琉加  一夜人見 

恋心を描かせたらピカイチ

書影が上がってきた時からどんなお話なんだろう〜と楽しみにしていました。全くファンタジー要素のない、同級生もの。しかも高校時代から10年間、二人の愛のメモリーを追っていくスタイルなんですよね。

主人公たちが恋を自覚していく段階を、それぞれの視点に寄り添いながら切々と描かれるこんなお話は、作家様にしか書けないんじゃないかな…と思ってしまった今作。メインカプのどちらかが芸能関係者なんですけど、身近…

3

Ghostdog コミック

小野浜こわし 

ハードボイルドBL

裏社会系のイケオジBL。渋い絵柄が好みで、ずっと読みたいと思ってました。電子分冊版が完結したので読了。

ドラマチックながらコミカルなコマも挟まれたりとテンポの速さが独特で、慣れるまで少し読みづらく感じました。アメコミっぽい作画に反して、流れ的にはもの凄くオーソドックスで若干古典的なヤクザもの。

ギャップを狙っているのか、それとも作者様が描きたかった世界観が現代日本を舞台にしたら極道にな…

5

忠犬くん コミック

会川フゥ 

尚くん最強だな!

いつも読後に元気をいただく作家さん。大好きです〜!今回は『ココロのち晴れ』の脇キャラ、尚のお話。さ・わ・や・か!でした。会川先生のスピンオフ、ワクワクドキドキさせてくれるので、毎回楽しみにしています。

本作の尚は、今回主人公の笠縫が通うカフェのアルバイト店員さんという役どころ。大学生編です。主に笠縫視点でお話が進むことで尚の魅力が余すところなく描かれています。とにかく尚がイイ子で読んでいて清…

1

八木沼酒店にロマンスは売っているか? 小説

鳩村衣杏  伊東七つ生 

メガネ受けには日本酒!

久しぶりの鳩村先生、楽しかったな〜。大好きです。同じく大好きな伊東七つ生先生のイラストだったので、そちらもテンション上がりました。

仕事に重きを置き真剣に取り組むことで、気づきや内省を得てそれが人生の軸になっていくような、そんな生き方ができる男性はカッコいい(女性も)。本作では、主人公が仕事で悩み、成長していく様子を追いながら、読み手の自分にも刺さる名セリフとたくさん出会えました。

商…

0

君と緋色の恋を抱き 小説

髙月まつり  夢花李 

悲劇的な身分差ラブ

作者には珍しく感じた悲劇エンド。2003年刊行のかなり古い作品で、イラストを含め懐かしく思い積み本から救出してきました。電書化はされていないのかな?

裕利と浩太は共に14歳の時、華族の嫡男と使用人の一人息子として出会います。

後妻の暁美が来てから父親が病床に臥すようになり、継母を嫌って言葉遣いも荒く尊大にふるまう裕利。それでも次期当主として腫れ物のように扱われていた彼は孤独でした。他方…

0

王様、お手をどうぞ 小説

夕映月子  周防佑未 

四作目にして

夕映先生はこの作品から追うのをやめてしまったので、本作から再出発。

ご自身がお好きな題材を基に、丁寧に世界観を作りあげられる印象があるので、そこはとても信頼している作家様です。タイトルやカバーイラストから、どんなお話だろうと期待が膨らみました。

前半受け視点、後半攻め視点。前半では二人のファーストコンタクト、後半では恋に落ちた二人のその後の試練が読みどころでした。江神の祖母が主役のパー…

2

ふたりでつくるハッピーエンド 小説

安西リカ  金ひかる 

キャラ&カップリングが最高

人気俳優と俳優業に憧れる大学生のお話。年の差もので、素晴らしくよき年上攻めですね。好きな作品です。

芸能一家に育ち、子役から始めた芸歴は35年。呼吸するように演技モードに入ることができるベテラン俳優・岩舘は、姉でマネージャーの絹を通して知り合ったかつての高校生・友理と再会します。大学生になった友理は俳優を目指し、岩舘も出演する舞台のオーディション真っ只中でした。

家族に芸能界入りを猛反…

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