月よ笑ってくれ 月も星もない2

月よ笑ってくれ 月も星もない2
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
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  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
4
得点
28
評価数
8件
平均
3.6 / 5
神率
25%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
新書館
シリーズ
ディアプラス文庫(小説・新書館)
発売日
価格
¥560(税抜)  ¥605(税込)
ISBN
9784403521805

あらすじ

全漫優勝後、お笑いコンビとしても恋人としても充実した日々を送る温と秀永。
今や破竹の勢いの『パイロットランプ』だが、トークメインの仕事ばかりが増え、ネタやコントのできない現状に焦りを覚え始めていた。
そんな矢先、二人はお笑いブームの終焉を予感させる出来事を体験する。
これまで仕事のストレスを激しいセックスで解消してきた二人。
だが方針が合わず、すれ違い始め…?「月も星もない」続篇。

表題作月よ笑ってくれ 月も星もない2

芸人・秀永元継
芸人・城坂温

その他の収録作品

  • パイロットランプに願いを

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レビュー投稿数4

売れっ子ゆえの悩み

「月も星もない」の続編で、前作でコンビ・パイロットランプを組んだ温と秀永が主人公です。押しも押されぬ売れっ子芸人となったパイロットランプの二人ですが、お笑いブームの終焉が近いことを感じて非常にナーバスになってしまう…というお話です。

いやー…ドキドキしながら読みました。お笑い好きで若手芸人も劇場で見ていた身としては、芸人として売れている状態からの葛藤があまりにも切なく、苦しく、正直「もう何もかも投げ出しちゃえ!解散だ、解散!」ぐらい思いました。温と秀永、どちらの言い分も正しいんですよね。それが本当に辛い。

温は秀永の存在が唯一無二すぎて雁字搦めになってしまい、苦しんだり、逃げ道を作ったりしてしまうのですが、その一方で秀永も同じように落ち込んだり間違ったりしていたのが、とても良かったです。コンビで、恋人同士で、片方だけが苦しいなんてありえないと思うので。小説は温の視点で進んでいきますが、その辺がちゃんと会話として表現されて、出口がないかのように思えた悩みにも結論が出たのも良かったです。

これを機に、関連作品や、他の芸人モノも読んでみようと思いました。

0

好きだから、好きだからこそ

「月」シリーズ第2弾。

売れっ子になりつつあるハルくんと秀永くんのお話。

相変わらず謙虚で仕事に一生懸命な二人です。
努力は報われますが、そのせいでグルグルしはじめます。
結局二人ともいい奴だから。

また相川くんと土屋くんが先輩芸人としていて。もう40近いって書かれててびっくり!
でも、ハルくんと秀永くんが29って話だから当たり前か。

『モダンモーション』と『アジタート』、少し『若飛』が出てますが…。
なんかリアルでもありそうな、せちがらいお話が盛り込まれて。
悪モンでいた『マルス』は出てこなくて。
やっぱねぇ、と思いました。

考え方の違いから、心が離れちゃう二人。
恋人じゃなかったらって思っての結果だけど、読んでるほうもチクチクします。

そこで相川くん(いいのかなぁ、くんで?)がズバッとではなく、やんわりと自分の経験を話します。
ああそうだよ、こっちもあったっけ、みたいにしみじみしちゃいました。

相川くんと土屋くんのマネージャーだった丸中さん、出世してます。すごいすごい!
理解者がいるって、それだけで心が楽になりよね。
続き関さんもまたまたいい味出してます。
こんなにいい人たちに囲まれてるハルくんと秀永くんはラッキーですよ。

今回の裏テーマは、『獣』かも。

なんか、こっちのイラストは秀永くんが少しワイルドでした。
ハルくんがシンプルすぎたきらいがあるのか…?

このお話の世界の漫才をミテミタイ。

0

漫才ブームの栄枯盛衰

「月も星もない」の続編です。
パイロットランプは、全漫優勝後売れっ子になり、深夜TVでやっていたネタ番組もゴールデンに移動となり、張り切ってネタ作り、収録をしている最中に…

芸人の浮き沈み、それをも凌駕する、漫才ブームそのものの終焉、と
先行きに対するお互いの意見の食い違いから、すれ違いはじめる二人。
互いに別の人間に癒しを求めて、恋人としての別れを決心するのですが、

前作というか、「なんでやねん」でもそうでしたが、主人公達の謙虚さ、素直さが、周りの人に報われる。
こんな二人だから、人に恵まれて、いろいろなことに恵まれて、踏み外すことなく、しっかり生きていけるのだなと。

「なんでやねん」のバンテージ・相川も良い役で登場。
おじゃま虫らしいおじゃま虫も登場せず、登場キャラは、なんだかみんな、とってもいい人達ばかりです。
こういう、前向きな作品もいい物です。

1

オールスター続編

漫才コンビ「パイロットランプ」のお話です。『月も星もない』の続編。
『何でやねん!1、2』に登場する「バンデージ」の二人も脇役としてがっつり登場する、ゴージャスな一冊になってます。
この作品単独でも読めますが、上の三冊を先に読んでおいたほうが、より楽しめると思います。

すっかり売れっ子芸人として忙しい日々を送る二人ですが、ひたひたと迫るお笑いブーム終焉の空気のなかで、ネタを見せられる仕事が減ってきて、焦りはじめる。
考えかたにもズレができてきて、でも逃げ場所がない。相方としての考えかたのズレが、恋人関係にまで影響してしまうのだ。
まぁ、現実にコンビで恋人だなんて、キツイと思う…うん。
そんななか、もはや押しも押されぬベテランとして、芸人たちの憧れのアニキとなってるバンテージの相川が、グルグル悩む受けの相談相手となって、オトコマエっぷりを見せてくれてました。カッコいいなァ相川は。

面白かったです。
知ってる漫才コンビを、たまにかぶらせてしまうんですが、それもアリですよねw

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