アレグロ・アジタート 富士見二丁目交響楽団シリーズ第2部

アレグロ・アジタート 富士見二丁目交響楽団シリーズ第2部
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レビュー数
3
得点
20
評価数
5件
平均
4 / 5
神率
40%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
角川書店
シリーズ
ルビー文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥520(税抜)  ¥562(税込)
ISBN
9784044346157

あらすじ

新人演奏家の登竜門・日本音楽コンクールに挑戦するため、圭の見守る中、音大時代の恩師から猛特訓を受ける悠季。その甲斐あってこぎつけた第二次予選当日、圭から結婚指輪を贈られる。それをお守りに全力で審査に臨んだ結果は!? 表題作他、「皇女のための前奏曲 ハ短調」、ドラマCD原作・外伝「八月十二日(晴れ)」収録。

表題作アレグロ・アジタート 富士見二丁目交響楽団シリーズ第2部

天才指揮者・桐ノ院圭
バイオリニスト・守村悠季

その他の収録作品

  • 王女のための前奏曲 ハ短調
  • 八月十二日(晴れ) <外伝>

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レビュー投稿数3

日コン予選と小夜子

富士見二丁目交響楽団シリーズ第2部第6巻です。
悠季24歳・圭24歳交際10カ月目
『アレグロ・アジタート』
基本雑誌掲載→単行本発売なので単行本ではフライングでいきなり結婚初夜です。
8月13日日コン終了までの禁欲宣言。
8月19日圭、悠季の専属トレーナー宣言。伊沢の特訓による家事指導。
8月25日日コン一次予選突破。富田さんフジミに勧誘。
8月28日日コン二次予選三条さんとツィガーヌ、圭から結婚指輪。二次予選突破。

『王女のための前奏曲 ハ短調』
フジミ専用練習場のための取引、小夜子の所属バレエ団の生演奏。
9月15日悠季一人でバレエ団と合わせ練習。小夜子と昼食をともにし、もう一度練習したいと頼まれる。
小夜子が謀略とあわせ、悠季に好感を持っていることがわかり圭は「小夜子となら普通の恋愛が可能だが、一生自分でいいのか」と問いただす。
9月17日小夜子とスタジオで練習。芸大講師の阿部先生と対面。

『八月十二日(晴れ)』
8月7日東コン予選落ちからの、圭視点のお話です。
8月8日圭24歳誕生日。誕生日プレゼントは悠季の実家への墓参り招待。
8月1続き2日悠季、圭とともに帰省、墓参り。墓前宣言による結婚。


初めて読んだ頃はこの飛び飛びの時系列にとまどってこんがらがってました。いや、今もこんがらがってたのでこの再読再燃してからは年表作ってまでがんばって理解したわけですけど。
もう年月もたってフジミの考察サイトも数少なくなってしまいましたからね。ぜひちるちるさんで残して行っていただきたいです。

えー、日コンですが、就職試験では倒れて受けられないまで行ってたアガリ症の悠季がけっこう余裕を持ってコンテストに臨むのがね、一皮むけたなぁと実感します。
そしてぐっときたのが「本当に結婚したのはこの夜だったのかもしれない」この一文です。8月12日はなんか元気づけるためっていうのがなんか引っかかってたんですよね。
そして阿部先生に見せつけるためにエレベーター前で肩を寄せ合うところ、挿絵の効果もすばらしく、とても好きです。

<褥状況>
・圭の誕生日に初めて悠季からお誘いHを仕掛けますが考え過ぎた圭により未遂。
・禁欲宣言してから1か月本当に何もなしなのに欲情してる自分に、「自分は淫乱なのかもしれない」と自問自答・・・。そう考えるとロンティボーの時には悠季は成長してるんですね(しみじみ)
・禁欲生活からの脱却は悠季からの頑張ったお誘いでした。今度はできたよ(笑)

<別視点話>
・小夜子目線は「桐院小夜子さまのキモチ」(第3部外伝)

<主な曲>G線上のアリア(小夜子の伴奏)
シベリウスバイオリンコンチェルトop47(日コン本選)

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2人にとっての大きなエポック

シリーズ第2部の6冊目。通しで10冊目になります。圭と悠季、2人の結びつきが更に深まる巻です。

《出版社あらすじ》
新人演奏家の登竜門・日本音楽コンクールに挑戦するため、恋人の指揮者・圭を見守る中、音大時代の恩師から苛酷な猛特訓を受けるバイオリニストの悠季。その甲斐あってこぎつけた第2次予選当日、圭から結婚指輪を贈られた。これをお守りに全力で審査に臨んだ結果は…!? (表題作)。その他、悠季の故郷を2人で訪れ、亡き両親の墓前で結婚を誓い合う外伝など、若き青年音楽家たちの恋と成長の物語3編。

収録作
・アレグロ・アジタート
・王女のための前奏曲 ハ短調
・八月十二日(晴れ)〈外伝〉 

「アレグロ・アジタート」は、悠季が日コンの二次までを突破する話です。本選終了までの禁欲宣言をして、福山先生に踏まれる蹴られるの過酷な特訓をしています。圭は夏休み中なので悠季のトレーナーとして家事全般を引き受け、料理は伊沢さんに弟子入りして頑張っています。愛されまくりな悠季です。そして日コンの2次予選会場で、悠季は圭から「緊張を解くおまじない」と言って結婚指輪を贈られます。また、日コ続きンで知り合った富田さんがフジミに入団することになったり、高嶺が悠季と三条さんの演奏からコンチェルトの意味を悟ってソラくんを忘れて帰ったりと今後が楽しみな展開になっています。

「王女のための前奏曲 ハ短調」は、小夜子さん属するバレエ団との共演の話です。悠季は小夜子のことを圭の妹ということで胃が痛くなるほど気にしていましたが、彼女に気に入られ、自分も彼女のことを好ましく思っています。そんな悠季に圭は、本当に僕の伴侶でよいのか?と問います。実は圭は、悠季が結婚を申し出てくれたのは東コン予選落ちして落ち込んでいる自分を慰めるためだったのでは?と思っていたのです。けれど、そうではない悠季の想いを知り、この時2人は本当の意味での結婚をします。なお、禁欲宣言は1ヶ月ほどで終了していますし、バレエ団との共演も成功しました。ちなみにハーピストは圭の元恋人のエンドレでした。

「八月十二日(晴れ)〈外伝〉」は、圭視点です。悠季の実家の両親の墓前で2人だけの結婚式を挙げる話です。とっても中身が濃くて感動的な話でした。悠季が両親にカムアウトするシーンには目頭がジワッときて、圭に結婚を申し出るシーンにはグッときました。また、圭が悠季の浴衣姿を見て秘かに温泉行きを決意したり、幻の名酒:雪中梅の影響で温泉旅行先を雪の越後に決めたりしている様子にニヤニヤしてしまいました。ちなみに、この話の冒頭で圭は、悠季から誕生日プレゼントをもらったくだり(前巻の「夏の嵐」)について色々と考えているので、分かり難かった圭の心の動きが理解できて良かったです。

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禁欲の日々!

バイオリニストにして現在無職の守村悠季は、一念発起して日本音楽コンクールに出場する決心をします。
でも、参加者の中ではトウが立っているだけでなく、上がり症の悠季は、恋人の桐ノ院圭に「優勝するまで、コンクールに集中するためにHしない!」というある意味恐ろしい決意を発表してしまいます。
そのとたん、圭が欲しくて欲しくてどうしようもなくなってしまう悠季。
コンクールはどんどん予選が進み、なかなか落ちない悠季の禁欲生活は、延々と続きます…。
そんなコンクールのどたばたを描いた「アレグロ・アジタート」。

「王女のための前奏曲 ハ短調」は、「アレグロ――」の続きになっています。
コンクールと平行して、「そんなに予選に残るとは思わなくて」バレエの発表会の伴奏を引き受けてしまった悠季の前に現れたバレリーナは、なんと恋人・圭の妹!!
この妹が悠季にちょっかいを出してきて、嫉妬に駆られた圭は…。というストーリーです。
いつもはポーカーフェイスの圭のあわてたり、焦ったりする様子がありえなくてとても楽しい作品になっています。

「八月十二日(晴れ)外伝」は、悠季の両親のお墓の前で、二人続きの愛を報告し、二人だけの結婚を告げる「八月十二日(晴れ)」の圭サイドからのお話になっています。
淡々とした圭の語り口調ですが、その中に、悠季への愛情が強く感じられて、ジーンとしながら読んでしまいました。
結婚を決意するまでの経緯もよくわかり、圭はこんなことを深く考えていたんだなあ、悠季の幸せモノ~! と、叫んでしまいたくなる雰囲気でした。

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