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表題作嘘つきは親子のはじまり

葉室志信,42歳,資産家
水家真,23歳,フリーター

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

フリーターの真は、脅迫されて資産家・葉室の今は亡き婚約者の息子に成りすました。だが葉室は、真がバイト先で密かに憧れていた客。息子候補は4人。実は葉室が愛人を探すための口実という噂まで…!?

作品情報

作品名
嘘つきは親子のはじまり
著者
小中大豆 
イラスト
東野海 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592877233
3.6

(35)

(8)

萌々

(10)

(15)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
126
評価数
35
平均
3.6 / 5
神率
22.9%

レビュー投稿数7

19歳の年の差!

息子探しというサスペンス風なお話に、ラブがミックスされたような内容です。

真は、実母に資産家の志信の息子に成りすますように言われます。言うことを聞かないとバイト先の店長や元同居人に迷惑をかけられると思った真は、嫌々従います。行った先には、息子の候補が他に3人いました。そして、志信という人物が、以前から憧れていた人だったのです。

嘘をつく自分に胸を痛める真。志信との関係を、遊びだと割り切ってても、どんどん好きになる気持ちにキュンとなります。全て理解した上での、志信の、19歳の年の差の、大人の包囲力が良かったです。

4

息子探し≧ラブ

最近コメディが続いていた小中大豆さんの新刊は
ちょっとシリアス系でした。


ゲイのフリーター・真は
金に汚い母親とその恋人に脅され
息子を探す資産家・葉室(攻)の屋敷に身分を偽り潜入。
(跡取りのいない葉室は、ほかの男と駆け落ちした婚約者の息子を養子として迎え入れるつもり)

屋敷には自称息子がほかにも集まっていて
葉室は一ヶ月彼らに屋敷で寝泊まりしてもらい
その間に本物を見極めると。
本物は誰なのか。そして葉室の提案の真意は。
ラストで全てが明らかになるミステリ系の構成で
なかなか工夫されています。


ただ、息子探しと恋愛話を同時進行で進めるため
どちらの描写もちょっと中途半端感が。
特にラブ面は随分あっさりでした。

真はいくら物事に頓着しないぼんやりさんといっても
今までタチしかやったことないなら
受けることにもう少し戸惑いを見せてほしかったかな~
はじめから感じまくっているのがちょっとうーーん…でした。
挿絵イラストの真がとてもイケメンなので
性格ももう少し硬派であって欲しかったかもw
ラブシーンが短く甘さが足りないのも残念でした;


でも、シリアスな空気中に
しれっとギャグが挟まれてる感じはツボで
小中さんのこういうセンスはやはり好きです。
◆初老の執事がプライベートでは超ファンキー
◆モブキャラ(息子候補)が作中で主人公をモブ呼ばわり
…などなど、そこはかとなく可笑しいですw


既刊と比べると
キャラの濃さやラブ度がちょっと足りないかな~~
…ということで評価は低めですが
全編に漂うシュールな空気感は結構好きでした。

8

タチだと思っていたけどホントは無自覚ネコだった

小中大豆さんの作品は初めてだと思いいます。
お名前や作品は見かけても購入に至らず…
今回は、カバー絵の仄暗いお膝抱っこが何故か気になったのと、あらすじの謎解き的な話が面白そうだったの。

23歳フリーターの真くんは親に捨てられただけじゃなく金をせびられカツカツの生活なのに、現在も母親から負わされた借金返済に過重労働を強いられています。
その上、世話になっている勤務先のオーナーや同居している友人を守るため詐欺の片棒をカツがされることになるのです。

この二人素直じゃないし、いろいろすれ違っちゃってなかなかうまくいきません。
真はゲイだけれど無自覚ネコちゃんなので相手をなかなか意識できません。
うんと年上で大きな相手を抱く対象には思えず、ましてや抱かれる側じゃないし…って。
葉室のほうも真に恋人がいると勘違いしてるから、初めて抱いた夜「興味があったから抱いてみたかっただけの遊びだ」と言っちゃうし。

最後に真の母親らが逮捕され2度と真に手出しできないようにしてくれたのでほっとした過払い金も返されたしね。
天然で恋愛感情には鈍い真ですから、末長く根気よく愛してあげてほしいものです。
愛されることにも愛することにも不慣れで知らないことばかりですから。

素は怖い荒城執事やバーのオーナー小野田さんのキャラが面白かった。

2

この歳の差カプ萌え

シリアス展開な歳の差カプでシリアスモノが苦手な私でも意外にすんなり読めて
思っていた以上に楽しめる作品で満足しました。

受けになる真の境遇が実母の非道さで可愛そうなことになっている内容です。
それに真が今まではタチだけだったのが受けになり年上攻めに可愛がられるのも
今までの不幸がこの人に会うための試練だったのかもと思わせてくれるほど
ラストは甘くて幸せそうです。

タイトルは内容にそぐわない気がしないでもないのですが、
ゲイで資産家の社長である攻めの志信が亡くなった幼馴染の忘れ形見を
養子に迎えて財産を譲るということからトラブルが発生。

資産を狙う会社の重役や親族が志信が探している亡き幼馴染の息子だと名乗る人間を
送り込んでくるが、その中の一人に真も母親に脅されて参加することになります。
でも志信と真は初対面ではなく、真がバイトする店へ志信が客として来ていて
真は直ぐにバレると思っていたが、志信は全然覚えているそぶりも無く
真は憧れていた人に覚えてもらっていなかったことにがっかりしながらも
店のマスターや友人を守るために嘘をつき続ける流れです。

互いに誤解してしまう展開で、真は嘘をついて志信の屋敷に偽者3人と滞在し
本物の息子がわかるまで軟禁状態に近い環境で真は志信に遊びだといわれながら
一夜を共にしたことで、今まで誰にも恋愛感情を抱いたことがなかった真が
初めて恋するけれど、その恋は決して報われないと知りつつも初めて好きになった
相手に遊びでも抱かれたことに幸せを感じる幸薄い真が切ないのです。

もっともラストは天然気味の真がビックリしてしまう幸せが待っていて
年上カレに甘やかされて可愛がられる姿は萌えで可愛いです。
そして気になるのがジジコンビ、真がバイトするマスターと志信の屋敷で働く執事
この執事の執事らしからぬワイルドな感じも面白いし、オネエ言葉のオジサンマスターも
いい味だしていて、もしかして老人コンビの老いらくの恋なんてと妄想しました。

1

オヤジ萌?

オヤジ…とは言え、まったくもってオヤジ臭がしません!
お金持ちの40代ですが、イラスト含め、物語での言動も年齢を感じさせてません。まぁ、そういう設定なんですけどね。じゃぁオヤジである必要性はあったのか?と思ったり。

でも、お話は王道ラブストーリー。
嘘をついて攻めに近づくんですが、とっくに見破られてて、でも攻めは受けを好きで最後はラブラブへの道をまっしぐら。
ストレスを感じず、最後まで読めるお話でした。

0

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