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表題作構いたくなる背中

長谷川由紀
サラリーマン
佐倉清三
サラリーマン・主任

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

数ヶ月前に恋人に浮気され破局したゲイの佐倉は
人肌が恋しく夜な夜な男を漁っている。
ある日、見知らぬ男に邪魔をされセックスのチャンスを逃した佐倉は次の日、
見知らぬ男あらため長谷川と会社で再会を果たす。
男を漁っていたことを口止めする佐倉に対し
長谷川は寂しいなら一緒に住まないかと言いだして――

【描き下ろし11Pあり】

作品情報

作品名
構いたくなる背中
著者
ゆいつ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
ISBN
9784758079242
4

(158)

(57)

萌々

(65)

(29)

中立

(6)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
22
得点
638
評価数
158
平均
4 / 5
神率
36.1%

レビュー投稿数22

2人の感情の変化を、丁寧に描いた作品。

作家買いさせて頂いております。

どの作品も 男体の描き方とストーリー構成が素晴らしく、読む度にじわじわと好きが溢れてくるところが、ゆいつ先生の作品の魅力です。

『構いたくなる背中』
佐倉さんの睫毛と目元の黒子、唇、それから 時折見せる寂しそうな表情……
色気があり、素敵です。
少々泣き虫なところも、可愛らしい人です。

長谷川さんは、何と言うか……
感覚がちょっとズレているようで。
言動の1つ1つに、真面目を通り越して「天然……??」というところがあります。
好き嫌いの分かれそうなキャラクターではありますね……
本編最後に明かされる 下の名前が可愛らしいところ、個人的な萌えポイントです。

もどかしく、苦しい程にすれ違い、漸く 想いと身体が繋がる場面では、ぶわっと心が温かくなるような感覚が致しました。

12

たぶん、自分のツボです。

電子版を購入しました。表紙が気になって試し読みしましたが、前作も拝読した作家さまでした。何だか私には刺さる作家さまです。
絵柄がきれいなのも好きなポイントですが、特に身体が、筋肉が…良いです。そして、淫乱ビッチで強気で綺麗な受け、というのは私の最も好みな部類なので、佐倉さんはドンピシャでした。
長谷川くんは寡黙な後輩で、彼もまたとても良い攻め…我慢してるけど、吹っ切ったら凄い、というのは燃えます。
腰にくる、自分にはとても良いエロスを楽しませていただきました。
電子版特典ストーリーは、会社の飲み会のお話。酔うとかわいくなる佐倉さんを、独占したい長谷川くん。こちらも良かったです。

11

構いたくなる人

身勝手な読後感想。
ゲイの佐倉さんは、寂しそうな表情の綺麗な人。一度見たら後ろ髪をひかれるような影を持つ人。お人好しで日陰に身を潜めて我慢する質。綺麗で色っぽいし、構いたくなる魅力的なキャラを持つ人。泣きホクロがカワイイ。唇をかむ癖など、芸が細かいいじめられ役の設定でした。

構う長谷川さんは、がっしりした体系のスポーツマン。鈍いけれど、とても人柄がよい。影を感じる佐倉さんの傷を癒したくてきになってしまう。

佐倉さんを振った元恋人は、割り切った人。一般的にいうと要領よく割り切る元恋人のような人が多いし、安定型なんでしょうけど。
人口過多な今世は、同性の愛であろうと純愛を至高とするべきだと思う。子孫より愛を貫くべき時代なので、元恋人は今世で不要な選択をした人と言えると思う。
元彼から再縁を求められたとき、佐倉さんは思いっきり心のビンタを張れて良かった。

ゆいつ先生は、こういう内面をくすぶるような描写が上手なのかも。続けて他も読んでみたい。






5

出会ってしまった

ノンケ長谷川とゲイ佐倉が街中で出会い言葉を交わし、翌日には同じ会社に勤めていることに気づく…という始まり。
2人が友人として仲良くなっていく途中のエピソードに都合良すぎるでしょ?とも思いましたが、そこはゆいつ先生の美麗な絵でスルー出来ました。

佐倉が自分の気持ちを押し殺しながら笑顔で長谷川と話すシーンは「すれ違い、切ない」好きの自分にとても刺さりました。
本来の一途さを取り戻し素直になった姿に読んでいて泣けてきてしまいました。

好きになった相手から直接拒絶される「すれ違い」は大好物で佐倉が可愛かったです。
ガッチリした体つきの真面目な長谷川と失恋のトラウマをビッチになる事で誤魔化していた佐倉は、とてもお似合いでお付き合いも上手くいく未来が想像出来ます。

0

元彼と同じ銘柄のタバコだから、忘れるために禁煙努力したの?

gâteauで連載時から読んでいましたが、単行本化されたので迷わず購入しました。
描き下ろしもたっぷりで、最後まで楽しませていただきました!

ゲイで恋人に捨てられ、禁煙にも失敗した佐倉。
人肌恋しく、一晩限りの相手を探す日々。
ある日、同じ会社の長谷川に男漁りをしていることを知られ、1人が嫌なら自分が話し相手になるから一緒に住まないかと提案される。
下心で承諾した佐倉だったが、ご飯を食べてテレビを見て、ゲームをしたり一緒に眠ったり…全く色気のある雰囲気にならない!
佐倉が恋人を作ろうとしないのは、好きだった男に結婚を理由に捨てられたから…恋をするのが怖いのだ。
その元カレ・五十嵐と会社で再会した佐倉は感傷的になり、長谷川にキスしてしまう。
その後から、長谷川は佐倉を避けるようになり…。


恋に臆病になっている佐倉が、硬派で寡黙だが真面目で優しい長谷川を好きになっていく。
トラウマをも跳ね返すほど、長谷川はいい男だと思う。
体目当ての他の男たちと一緒になりたくないという思いから、佐倉が好きでも決して手を出さない。
突然、佐倉を突き放すようになったのは悲しかったけど、キチンと両思いになってから初めて体を繋げるところは好きでした。

長谷川に突き放されても、頑張って話をしようとする佐倉が健気で切なかった…。
佐倉の表情がいつも可愛くて、下唇を噛んで涙を我慢している姿にはキュンとしました。
長谷川は寡黙だが聞き上手だから、佐倉は格好悪い自分をさらけ出して色々な事を打ち明けることが出来たのだと思います。

よく知らずに同居してしまうのはちょっと性急だと思いましたが、それを差し引いてもお互いに好きになっていくのは自然な流れだと思いました。
両思いの2人が幸せそうで、今度こそずっと一緒にいられますように…

15

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