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変態αに身も心も振り回されて…………もう殺意しか生まれません。
有給に魂を売ったリーマン・鈴谷(Ω)が、発情期だと嘘をついて(要はズル休み)有給を取っていた事から起こるあれやこれやを、ドタバタハイテンションラブコメ風味に描いたお話になります。
私はオメガバが大好きなんですよ。
これまでヒートを起こした受けと理性を飛ばしちゃった攻めと言う、オメガバ一番の醍醐味シーンなんかをですね、もう萌えまくりながら読んでたワケです。
が、これ、一方が冷静だと、途端にギャグになっちゃうんだなぁ。
古池(攻め)の「ここも可愛がってあげますね」とか「俺の前では強がらなくていいんです」って本来なら萌えまくりのセリフが、もう完全にギャグなんですよ。
「何言ってんだ、こいつ・・・」とか「頼むから早く射精してお帰り下さい」とか、至って冷静な鈴谷の(内心の)ツッコミによって、完全に勘違い系の寒いセリフになっちゃってんですよ。
だって、彼は発情期のふりをしてるだけで、至って平常運行だからね。
と、もう、この二人のズレが面白くて面白くて。
いや~、居るよ。
こういう、家が大好きで働くの嫌で嫌で仕方ないタイプって、本当に居るよ!
そして、通常のオメガバだとうっとりしちゃうアルファ攻めが、設定が変わるだけで、痛い勘違い系攻めって、目から鱗と言うか愕然ですよ。
作者さんの、この発想が凄い!
作者さんの、この発想が本当に凄い!!
これ、ここに古池の婚約者が絡んだりと、愛しあう(?)二人にお約束の試練なんかも訪れます。
これもですね、面白くて仕方ないんですけど。
だって鈴谷を置き去りで、古池の両親とか婚約者とか周囲だけが盛り上がっちゃいますからね。
また、婚約者とか両親とかが至って深刻なのが笑えちゃうんですよ。
この、温度差!!みたいな。
あとですね、お話自体はテンポ良くサクサク進みと読みやすいです。
基本的にゲラゲラ笑えるラブコメなんですけど、その中でもちゃんと二人のラブが自然に進展して行く所も素敵でした。
私は藤峰式先生の作品が好きで作家買いしてますが、今回は特にオススメ。
名作が出ましたね~!!
※当初、「萌2」でしたが、何回も読み返すうちに「神」に値すると思うようになったので、評価を変更させてもらいました。
オメガバースは得意じゃないのであまり読まないのですが、レビューを拝見して「これはいけるのでは!」と試し読みしたところ、もう冒頭から抜群に面白い!
次ページへ…くらいの感覚で購入ボタン押してもうたわ〜。
仕事大嫌いなΩ・鈴谷は、薬が効かない体質だと嘘をついて、会社の「発情期有給休暇制度」を取得し、毎月7日間の有休を満喫していた!
好きなだけ寝て、朝昼からビール、夜更かししてゲーム…と、ぐーたら生活を送ることが何よりも好きな鈴谷。
ある日、いつも通り有休を満喫していると、来客が。
なんと会社の後輩でαの古池が、発情期の鈴谷を心配して(?)、セックスしにきたのだった!
セックス中にうなじを噛まれてしまった鈴谷は、これまた嘘がバレないよう、古池との番を演じることに…
このくだりが最高に面白くて。
嘘がバレると困る鈴谷が、発情期を演じて古池に抱かれるんだけど、彼には「そこまでして有休取りたいんかい!」って突っ込まざるを得ない…笑
ホント、めちゃくちゃ笑えるんです。
アホだしギャグだし。
…と思ったら、意外な純愛物語に胸が熱くなり、ホロリとくる場面も。
嘘だろ。完全ギャグじゃなかったんかい。
心の準備がぁ〜!!
古池の元婚約者・桐生とバンドマン斗真のサブカプの恋話もよかったです♪
これもっと見たひ…
笑いと感動の振り幅よし。
演技セックスとヒートセックスの振り幅最高ー!
いや、鈴谷さん…あなたがこんなにエロい人だとは思ってなかった…最初の演技セックスのときは、「この人不感症?」とか思ってごめんなさい。
モロ感エロエロなお方でした…♡
ただ、お笑いにはツボがあると思いますので、まずは試読をオススメいたします♪
ゆーちん24さま♡
こんにちは。コメントありがとうございます。
「令和」‼︎ 本年度もお互いにBLに明け暮れましょう。
どうぞよろしくお願いします♪( ´▽`)
ゆーちん24様の、初☆藤峰式作品が「有休オメガ」で良かったです!
私もまだ未読のものがあるのですが、本作はスマッシュヒット‼︎‼︎だと思います。すごくいい‼︎大好きです♡
ちなみに私が大好きになった、初読み藤峰式作品は、「ハッピーエンドを信じてる」です♡ このハイテンションさは「有休オメガ」に連なるものがあるかと思います。おススメ出来ます。ただ、読み応え的には「有休オメガ」に敵わないかな。そのくらい本作は素晴らしい!です。
あと、「drap milk」に連載中の「褒めると伸びます」と、分冊版「童貞ヤクザとデリヘルくん」を楽しみに追っかけてます。
いやーん、嬉しくて語っちゃいました♡
今まで見たことないオメガ…!
レビューがまったくない状態だったんですが、試し読みの時点でもうこれは…とギャグ好きセンサーに引っかかり即購入してしまいました。
最初から最後まで笑いどころがいっぱいあり、エロもしっかりありでテンポも良く最高でした!
オメガバースが苦手でも読めると思います。
オメガバースのαが特権意識持ってて偉そうな感じとか、Ωが虐げられているみたいなところが苦手というか、意味が判らない……と思ってしまうんです。
でもこの作品はΩが虐げられることもないし、それどころかピルが効かないΩに対して用意された発情有休制度(それを取ることで嫌味を言われたりはしない)をちゃっかり利用してズル休みしている図太いΩなんです。
そんな彼が、毎月7日間の有休を死守するために発情期を装う羽目になった事をきっかけに着々と追い詰められていく様子が最高にコミカルで笑えるお話でした。
ピルが効くくせに、発情期を装って毎月7日間の有休を取得している鈴谷。
昼間からビールを片手に積みゲーを消化して、自由気ままに過ごす7日間は鈴谷にとって命の洗濯&何にも代えがたい至福のひととき。
ところが会社の後輩でαの古池が、突然家にやってきて、絶体絶命の大ピンチ!
発情期じゃない事がバレたら会社をクビになってしまう事を恐れた鈴谷は、発情期を演じることにするんです。
色々煽ってくる古池に対して、有休を死守するために主演男優賞並みの演技で感じまくるフリをする鈴谷。
一体何が悲しくて俺は淫乱を演じてるんだ??と思いつつも、この背に腹は代えられぬ感がうけます。
おまけに一方的に噛み付かれて(ピル効いてるから番にはなっていないけど)まさかの番成立。
発情期を装うどころか、番のフリまでしなくてはいけない事態となり白目状態になる鈴谷。
それだけではなくまさかの同棲開始、知らないうちに婚約者として両親紹介と着々と外堀を埋められていくんです。
有休を守りたかっただけなのに〜!!!!という鈴谷の魂の叫びが聞こえてきそうな状況には笑うしかない。
鈴谷の同意もなく噛みついて番成立させようとする古池には正直どうかと思うものはあるんだけど、好きな鈴谷に対してはどこまでも真っ直ぐなところがいいなって思いました。
だから演技しなくちゃいけない状況にウンザリしていた鈴谷が、何考えてるかいまいち判らないけれど自分に対して真っ直ぐな古池に触れていくうちに次第に演技と素の境が曖昧になっていく状況が萌える。
藤峰式さんがオメガバースを描かれると、こんな突き抜けたコミカルなお話になるのかぁと思いました。
オメガバース特有の悲壮感ではなく、有休を失ってしまう事を何としても避けたいダラリーマンの悲壮感に満ちてて面白かった。
藤峰式さんの中で、コミカルさとラブのバランスもちょうど良いし、今のところ一番これが好きだなぁと思います。
最高!
笑いました!!
発情有給休暇制度を利用して、抑制剤が効いているにもかかわらず有給を満喫する鈴谷(Ω)。
発情期じゃないのに取得した有給中に、突然家にやって来た部下の古池(α)。
不正な有給取得がバレ、有給を失うよりも発情期を演じることを選ぶ鈴谷…。
しかし古池にうなじを噛まれ、今度は番を装うことに!
オメガバースの設定は作品毎に若干の違いがありますが、今作は全人類が妊娠できる世界。
その設定は生かされていませんが、ありがちな運命の番も社会的カースト制度も出てきません。
それがすごく軽くて、こんな感じならオメガバースの世界も悪くないと思わせてくれました。
描き下ろしまで笑った〜
とても楽しかったです!