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表題作愛されたがりの処方箋

水島 桔平,27歳,ヒモ男
坪井 奏介,31歳,医師

その他の収録作品

  • BONUS TRACK
  • あとがき
  • カバー下 裏設定

あらすじ

「体だけじゃなくて、誰かの代わりじゃなくて
心ごと俺だけを見てくれよ―――」

ある日カフェで女の子にフラれた桔平は、隣のテーブルで別れ話をしていた奏介に興味を持ち、ホテルに誘う。
「傷心者同士さ、イヤなこと忘れようよ」
地味で真面目そうな風貌と裏腹に、積極的に快楽を貪る奏介。
そんなギャップに夢中になった桔平は、彼の家に転がり込むことに。
セックスに溺れる日々の中で惹かれ合う2人だったが、奏介には大きな秘密があって―――…?

愛は、人を変える。
体しか知らなかった2人が、本当の愛を知るまでの物語。

描き下ろし漫画6P収録!!

作品情報

作品名
愛されたがりの処方箋
著者
内海ロング 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
ISBN
9784801966253
3.8

(94)

(25)

萌々

(37)

(29)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
15
得点
361
評価数
94
平均
3.8 / 5
神率
26.6%

レビュー投稿数15

読みやすい~!

年下ヒモ×新米医者でワンナイトから始まるストーリー。

高校からの親友に片想いをしている健気な受けと、本気で人を好きになったことがない攻めが本当の恋を知るまでのお話です。

主に攻めの視点でたまに受け視点あり。

ヒモな攻めがチャラそうに見えて、受けのことを好きだと自覚してからの更生が素晴らしい!
受けの爛れた性生活や秘密にも関わってくるので、一筋縄ではいかない感じが物語を更に面白くしていました。

親友も何だかんだいい人で、憎めないキャラ。
難しい話も出てこないし、とても読みやすかったです。

0

ヒモ男が愛を知る時

全部読んでみれば「面白かった」とは思うんだけど。
冒頭の始まり方とかそういうのがなんとも…

ヒモ男(27才)が女性に捨てられて。
隣の席で男から捨てられた「らしい」男にコナをかけ、即ベッドへ。
ワンナイトでは惜しいと思ってたら、その男は姉の家の近所の診療所のお医者さんだった…
で、その診察室でまたH。

え〜……
って感じ。

この感想が、ん⁉︎、になっていくのは、Hだけじゃなくて心が通じてきた甘い雰囲気が漂い出した時。
普通ならヒモ/セフレから恋人に…の流れだと思うでしょ?ところが。
今夜はHしなくてもこうやってくっついて寝るだけで…そんな甘い夜のはずがその後奏介の男漁りが始まる。
一体なぜ?
…と奏介側に興味が移る。
だけど奏介も可哀想で…
だから冒頭から終盤までがあんまり楽しく読めない感覚なんですよね。
最後はちゃんとハッピーエンドになるのですが。

絵柄もいいし、起承転結というかヤマをきちんと作ってハラハラも感じさせつつ全体もまとめる、という部分がしっかりおさえられていると感じました。
総合的には「萌」で。

0

切ない大人の恋

ストーリーが!良いです。泣ける。
こんな作品はネタバレなしで読むことをおすすめします。

高校生や大学生とは違って、社会に出て、いろんな経験をしてきた大人同士の恋。身体をつなげることには慣れているのに、心を通わせることには不慣れな二人。

基本的には二人なフォーカスした感じでストーリーは進んでいきますが、要所要所で登場する脇役たちに、きちんとそれぞれの役割があることを感じさせてくれる本です。

どこか冷めた二人が、「これだけで十分」にたどり着くまでの話。

0

言葉足らずかな?

付き合った相手の家を転々としているヒモ男の桔平。
彼女にフラレた時に偶然隣の席に居合わせた奏介と速攻で身体の関係を持ち、翌朝目覚めた時にはいなくなっていたもののまた偶然の再会。
その後奏介の家でまたヒモとして暮らしながらも桔平なりに奏介のことを本気で好きになっていった時に奏介がセックス依存症だと知る、という展開に。
そこからは気持ちが上手く伝わらなかったりすれ違ってしまったりと
ハラハラするようなところもありましたが、ふたりともすごく幸せそうだなと思えるラストになっていたのは良かったです。

好きだからこそ疑いたくなる、好きだったら信じてほしい…ふたりの言いたいことはよくわかるのだけど。
これを察して欲しいというのは無理な話だよな、と。
お互いに言葉足らずですれ違っている感じがあり、かなりもどかしく感じる部分はありましたが桔平は自分のだめなところに気付くことが出来たし奏介は気持ちを真っ直ぐ伝えることが出来て。
なんだかんだお似合いなカップルだったのかなと思いました。

0

溺愛!!

言ってしまえば、王道ストーリーなのですが…面白い!!
攻めがヒモだから苦手な人もいるかもしれませんが、
悪い人は出てこないから胸糞悪くなることはありません。
(個人的見解なので、胸糞悪ってなったらごめんなさい
m(_ _)m)

!以下ネタバレ!
依存性ってわかるまでの流れが好きでした。
信じる、信じないがしっかり描かれていて、
これがストーリーの軸かなってわかりました。
面白いかつ何かを得られるような作品でした。
この展開には、当て馬的存在の親友が上手いこと
機能していました。
めっちゃ相思相愛です。溺愛溺愛してます。
以上のことから、面白い作品だなって思いました!

内海ロング先生の作品、他に3作品読みましたが、
どれも面白いです!
他の作品ももっと読んでみたくなりました。♡

1

表情がいい

苦手な偶然の再会&拾う系は、そこからどれ程マイナスがプラスになるか…ですが、細かいところが気になってやっぱりダメでした。
奏介が真面目なようで(真面目だからこそ?)危機感なくて、通帳持って逃げられるぞって感じの…桔平が病院で万一保険証出してたとしても(保険料払ってなさそう)。北見先生が不信感を抱くのと同じく、桔平が27歳で無職というロクでもない男である限り、何言っても説得力がなく感じでしまう。絵柄が可愛くて、桔平を見る奏介の健気な表情は好きなんだけどな〜

0

明るくてシリアス、地味でエロ、そして可愛いとかギャップよ

アニメの様なテンポの良さや絵柄で読みやすかったです。その流れでシリアスになっていくのが意外で、どんどん面白くなりました。

地味で真面目な医師が裏ではエロくて欲しがりで、という奏介の魅力は破壊的でした。
桔平の当り前の行動(一日家でしてるよりデートしよう、今日は抱いて寝るだけ)が、悩みを言い出せない奏介を切なくさせているのがたまりませんでした。
悩みを打ち明けられれば「えっ…⁉︎」と桔平と読者は驚きます。でもその次ページ、4話表紙の奏介の寝顔が可愛くて(笑)!まだそんなギャップを隠し持ってるなんて〜という感じでした。

桔平は意思表示をハッキリしてくれる愛嬌が好感持てます。
「いってらっしゃい 帰ったら気持ちいいこといっぱいしようね」なんて、奏介で無くても仕事行きたく無くなります。

治ったのかという結末がしっかり描かれてないのでは?ともう一度読み返したら、あぁ…ッ‼︎かなりポジティブなラストなんだなって目の前が明るくなりました。
でもちゃんとした治療なく癒せるものなのかな?

個人的にどうも桔平が某アニメの主人公に髪型が似ていてフラットに作品を見られず…桔平が髪を短く切ったの最高だったので(それにそそられる奏介も)もっと早めに切って欲しかった(笑)
kindle unlimitedにて

1

軽いかと思ったら重かった

kindle unlimitedにて読みました。

チャラいヒモ男の桔平(攻め)は喫茶店で彼女にフラれ、隣の席で同じようにフラレた(ように見えた)奏介(受け)とホテルで一夜を過ごします。ところが、翌日朝起きたら奏介は既にいない。桔平は仕方がなく姉の家に転がり込むけれど、風邪を引いたのか近所の病院に行く羽目に。そこで奏介にバッタリ再会して・・となるので、途中まではチャラい攻めが恋に目覚めて改心する話なのかなと思ったんですよね。ただ、既に書かれている方もいますが、この印象が後半で見事にどんでん返しされます。

本作は伏線が最初から散りばめられているのですが、どうしても桔平中心に話が進むので、あまり奏介の問題点に気づかないんですよね。ただ、世にいる受けの中でも奏介はなかなか難儀だなぁと思いました。今作の裏テーマは「親友って何だろう」ですね。私はやはり、奏介は親友に報われない恋をしていた時期があったと思います。ただ、その時期は随分前に終わっていて、心はとっくに離れているのに、物理的にそばにいるせいで身体だけ熱を持ってしまったのかなと推測します。身体はエロいのに、恋には淡白なタイプなんですね。前半は桔平の成長、後半が奏介の変化になるのかなと思います。通常は受けと攻めのどちらかに比重を置いた描き方になるのですが、本作はどっちも楽しめるというお得な感じ。想像以上に内容が濃く、嬉しい誤算でした。

特に好きなポイントとしては、(内海先生のスタイルかもしれませんが)言葉があまり多くないところですね。最初に伏線を散らして、あとは絵で回収するというなかなかの高等テク。最後の奏介がメガネをかけていないカットが大好きです。物語の見せ場はいくつかあるのですが、実はちょっとしたところに幸せが詰まっている。丁寧に作られている印象を受けました。

ちなみに、私は経験豊富な受けが好きです。これ以上ないほど男を知り尽くしてるはずなのに、「こんなの初めて」ってイキまくるの最高じゃないですか?本作を読んで再確認しましたが、気持ちが通じ合ってからのイチャイチャは別格だと思いました。

5

うーん

電子で評価が良かったので購入しましたが、中立の評価です。萌えはなかった。

0

一読の価値ありです

良かった‼︎
面白かった

レビューにもありますが、ネタバレ読まないことを本当におススメします
ハズレ無しです

キャラクターが魅力的で、心情描写が素敵
攻めの姪っ子が可愛らしくて
子どもながらに、確信をついてくるのも
シンプルで良かったなー

エロい描写も満載で、ややシリアスよりな
展開のお話ですが
ところどころに、ほっこりするコマも
あって重たすぎずなところも読みやすかったです

最後の描き下ろしを読むと
これからの2人はいっぱいイチャイチャ
するんだろうなぁと甘々な想像がし難くないのですが、そこに至るまでの過程が
幼いというのか、大人に故の拗らせなのか
ありそうでなかったお話です

7

誰だって愛し愛されたい

ヒモ男というのはどうも好かんのですが
そんなヤツが本当の愛を知るお話は好きです。
今まで女性の家を転々としていた桔平が
きっかけはチャラさの延長でも奏介と出逢えて良かった。
ヒモ力を発揮して家事をこなしたりお世話して
奏介を思いやれるようになったのは目覚ましい成長かと思いきや
無理矢理シてしまうのはやっぱりよろしくない…。
依存症がいけない事だとわかっていて苦しんでいる奏介を知らずにいたとしても
堪えるべきだった気がします。
反省して前より優しくなれて今度こそ大丈夫かと思ったら
今度は奏介の渾身の告白を茶化すだなんて…。
ここは間違っちゃいけないところだったけど
結果的にはちゃんと本気を伝えられて何よりでした。

当て馬(?)の将也は
奏介の事を心配するのは親友だからと言っていましたが
なんだかちょっと腑におちませんでした。
依存症の元凶でありながら自分は女性と結婚するのにそれはないんじゃないかと。
一番苦しんだのはやっぱり奏介で、
真面目で誠実だからこそだったのでしょう。
なので桔平はもう絶対に奏介を傷付けないで欲しいな。
ちゃんと髪も切って就職もして大丈夫そうで良かったです。
個人的に髪を切った方が男前だと思います。

2

愛しているからこそ信じて欲しい。

尊かった。。。。。


本気の恋をしてこなかった桔平が彼女に「私だけを見て欲しかった」とフラれる。
その横で地味目な奏介が失恋しているのに気付き”慰め合おう”と誘う桔平。

奏介の一途さや抱えている悩みを知り
奏介に惹かれ「好きになって」と告白する桔平。

奏介の拠り所や救いであろうとするし、奏介を包み込みすべて受け入れようとする桔平だけど
奏介の自分への気持ちを信じ切れずに受け入れられなかった事で
傷付く奏介がたまらなかったです。ほんと心が締め付けられちゃう。

”愛して欲しかった”と悲しむ彼女をハイハイと受け流してきた桔平が
”愛して欲しい”と願う程に変えてしまう奏介が・・・ホント尊い。
奏介の照れ顔も泣き顔もすべてにキュンキュンでした。

1

愛されたがっているのは さぁ、どっちだ??

内海ロング先生だから、まぁエチはそーんなにエロくも無いだろうと思っていましたが。
まさかのセックス依存症⁈ という事なので、珍しくエチ三昧です。そりゃもぅ序盤から致しております。
しかも抱かれる方の奏介が、昼間は大人しそうで真面目な勤務医というこのギャップ萌え。
それだけでもぅエロい。ご馳走さまな感じです。

自他共に認める甲斐性無しのヒモ男 桔平は、フラれたのをキッカケに女の処を追い出され、たまたま出会った奏介の処に転がり込む。真面目な奏介はそう嫌がる事も無く、甲斐甲斐しく世話を焼き、もちろんセックスの相性も良い。ヒモを自認する桔平の方が早々にほだされてしまう。
奏介の身体だけじゃ無くて、心も。愛も。全部欲しい‼︎ こんなにも、これまでの女にも(男もイケるので、男もいたらしい。)誰にも感じて無かった初めての感情を知る事になる 桔平。
一方で、奏介には「昔の男」=「今は親友」という イケメンが直ぐ側で見守っていて、桔平はそれが面白くは無い。そこは意外とふんわりとしていて、今となっては奏介の「気持ち」が微妙にも感じられるんだけど…。奏介の心からいつの間にか 出て行っていて。愛情は桔平にスライドしていた、という事なのか。奏介の言うように、ただ親友が結婚してしまうという寂しさだったのか。今ひとつ判然とはしていない様な気もするんだけど。もしかしたら、奏介自身も気付いていない事なのかも知れない。
とにかく親友の存在を妬いてばかりいる桔平を「俺が信じられないのか?」などと難詰してしまう。奏介は結構面倒くさい人だった。そして、誰よりも愛されたがり。
愛されたいから身体を求めてしまう。こういう女子結構いるな…。という余計な事が頭に浮かぶ。
そう、桔平の元カノもそうなのだ。別れた彼女が再度桔平の前に現れたりする。
彼女も桔平に愛されたがっていた。
桔平はもぅ間違えたりしないし、奏介との恋が最初で最期になるんだろうと願ってもいるけれど。
この「愛されたがり」の二人には一抹の不安もあったりする。
だから彼らには定期的に「処方箋」が必要なんだろう、なーんて穿った見方も出来るかも。

桔平の美人のお姉さんが逞しいシングルマザーっぽくて、可愛い姪っ子の世話を焼く桔平も可愛い。
みおちゃんの些細な一言でハッとするのも効いていて良き。みおちゃんはきっと、ママに似たいい女になるであろう。

0

ネタバレなしで読むのをおススメします。

キレイなんですが少し可愛らしさもある画で、表情がいいHな描写がよけいにそそる作家さん。
別れ話をしているカップルとして隣席しフラれた二人が、慰め合い一夜を共にして…
よくあるカラダから始まる大人の関係になって、気持ちが通じていくお話かと思って油断した。

単話で追っていた作品で、受けがかわいくて読んでたんですが、半分経過してからが本筋だった!
後半に入ってから、え~~~っ!!!そっちいく?!と…すっかり夢中で毎月悶えて配信待ち><


ヒモ生活をしている桔平はフラれても次の心配をするレベルの軽さ、
奏介に桔平が声を掛け一夜を共にすると、地味な奏介はどエロい淫乱ネコで、
見た目とのギャップと相性のよさにハマる桔平。
一旦は逃げられるも、偶然入った病院で内科医をしている奏介と再会し、
桔平の押しの強さでヒモになることに成功する。
思いのほか奏介との生活は居心地が良くて、Hだけでなくどんどん奏介の内面にも惹かれていき、
桔平も根がイイ真面目なヒモなので、奏介も大事にされデートをするほど順風満帆にみえた二人の生活。

そんななか、桔平が男連れでホテルに入ろうとする奏介と出くわす!
激怒する桔平は奏介をクソビッチと罵り、酷く抱いて出て行きますが、
奏介が元カレと同じ病院に勤めていることを知り、自分じゃダメなんだとショックを受けながら
奏介を引きずって生活している状態の中、また違う男を連れている奏介をみかけ…。

今まで終わった相手に未練など持ったことがない桔平が、裏切られても奏介が忘れられず、
苦しそうな奏介をみて自分も悲しくなってしまう。
寄り添いたいと思ってしまうほど、初めて本気になった桔平が真剣に奏介に向き合うことで、
奏介がやっと隠していた秘密を桔平に話すことができる…実はセックス依存症だった!

え~~~っ!!!そっち?!と…3話の終わりに新事実!
なぜそんなことになったのか?元カレと何があったのか?もう???だらけで悶々としてしまった。

元カレは親友で、一度だけ学生の時に、お互いに好奇心でふざけて抱かれただけで、ずっと親友関係。
親友に彼女ができて初めて気持ちに気付き、自分がゲイなのかもわからず知らない男と関係をもったり
片想いの親友への気持ちも、何が欲しいのかも分からず、カラダだけが男を求める依存症になっていた。

親友への片想いをこじらせた事が原因だとわかった桔平が、恋人になり奏介に寄り添っていくんですが、
今までと違ったスタンスで必死に向き合っていく桔平が、いじらしくてステキです。
ここのあまあまが大好きです!なのに…奏介も桔平に向き合った結果…別れを決意する><
え~~~~!!!

桔平、初めての本気の愛です…
寄り添っても、努力しても治らない奏介の依存症、どこかで親友への想いを疑っている。
元々の桔平の性格もあるんですが、本当の気持ちが桔平に伝わらない、奏介のもどかしさや痛みが、
みていてほんとうに切なかったです。

相手を本当に信じることができた時に、相手も信頼し向き合ってくれる。
そんな簡単で難しいことを教えてくれたお話でした。
二人で親友の結婚を祝福する場面もステキでしたが、半年後にHなしで眠る事ができた奏介…
その時にやっと自分の想いが奏介の穴を埋めたんだと実感できた、桔平の満たされた表情が堪りません!

途中から変速して加速するストーリーに最後までかぶりつき、最後は一緒に満たされました。

※Renta購入:修正はガッツリ白抜きですが、受けの表情がすばらしい!

11

本当の気持ちを知るには、まず相手を信じること!

期待以上に良かったです!

いつものように女に振られた桔平は、隣で男同士で別れ話?をしていた奏介に声をかける。
振られたもの同士慰め合おうとホテルに行くが、部屋に入るなり地味な奏介が積極的に求めきて、そのギャップに夢中になる桔平。
ヒモの桔平は奏介の部屋に転がり込み毎日のように抱き合うが、奏介は外で他の男とも会っていて…。

意外とシリアスなお話です。
高校時代に親友と関係を持った奏介はその恋を拗らせており、セックス依存症になっていた。
奏介の彼氏になって依存症を治そうと尽くす桔平だが、報われない想いに苦しむ。
そして奏介もまた、届かない気持ちに悩んでおり…。

途中から2人は両片思いで、完全にすれ違ってしまっています。
奏介の依存症、未だに親友が好きなのだと疑っていること、振った女の気持ちを理解できないこと…など、伏線はたくさんありました。
桔平は自信がなくて、人の気持ちを信じることができない男だったのです!
奏介は桔平が好きだし言葉にもしていたけれども、桔平には真剣に取り合ってもらえなかった。
奏介が依存症に陥ったのは、大切なものに気持ちが届かない辛さからだったのでしょう。
だから桔平が奏介を信じ、思いが通じあってからは一緒に眠るだけで安心する事が出来るようになりました。
一緒にいるだけで幸せ…その気持ちをずっと忘れずに居られれば、2人はもう大丈夫ですよね。

描き下ろしでは2人がイチャイチャする姿がみられて嬉しかったです!

5

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