ある日突然現れて、俺の心をかき乱した――

コミック

  • 傷心男に春のあらし

傷心男に春のあらし

shoushinotoko ni haru no arashi

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作傷心男に春のあらし

永島櫂
高3,美形優等生
古賀 栄輔
33歳,フリーライター

その他の収録作品

  • ヒゲ男と春うらら(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

フォトグラファーの夢破れ、人生諦めモードで過ごす栄輔は、
唯一の癒しである近所の桜の木の下で一人の高校生に出会う。
思わずシャッターを切ってしまうほどの美男子・櫂は、のちにお向かいさんだと判明。
その後、毎日のように栄輔のボロアパートに入り浸るようになる。
非の打ち所がない優等生は栄輔の前でだけは自然体でいられるらしく、
栄輔自身も櫂との時間を大切に思い始めていた。
しかし、櫂の好意が恋愛感情だと知り、栄輔の中に戸惑いと不安が膨らみ――?

作品情報

作品名
傷心男に春のあらし
著者
ココミ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796413190
3.8

(69)

(17)

萌々

(31)

(16)

中立

(5)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
262
評価数
69
平均
3.8 / 5
神率
24.6%

レビュー投稿数10

若者とアラサー

初読み作家さんです。
やさしいタッチの絵で、Kindleの評価が
めちゃくちゃ高かったので読んでみました。
エッティなシーンは多くないけれど
ピュアでおだやかな空気が流れています。
ほんと、春のあったかい日のような。
アラサーの恋って良いですよね。
しかも相手は15下のDK!
そこが恋に落ちるー⁈って感じなんだけど
ちょっとくたびれた(とはいえ30過ぎ)
自然体な栄輔さんに惹かれた櫂くん。
恋人になって初々しい感じのふたりが
とても良かったです♡

0

おじさんと高校生

これを読んでいて、ずっと頭の中の通奏低音のように思い出していたのは、はやりやまいさんの「あさはらたそかれ」。
しがないおじさん(あんまりしがなくないけど、ぼさっとしたおじさん、だが、そこがいい)と、ぴちぴちの高校生のカップル。

この作品では、二人はお隣に住んでいる。おじさんの方は、写真家の夢をあきらめてフリーで色々な仕事をしている。隣に家が建ち、家の窓から桜の木がみえなくなったことを嘆いている。
しかしなぜか、その隣家の高校生に懐かれ、いつしか自分の家で一緒に過ごす時間が長くなる。

おそらく高校生の方はかなり最初からこの”おじさん”を意識しているんですが、おじさんの方はちょっと鈍い。
ふたりのほんわかしたやりとり、嫌な人が出てこないストーリーは気持ちよく、すごく好きな雰囲気でした。
人がつきあうときって、こんな感じかもしれない、と思わせる空気感がありました。

0

春に読みたい一冊


高校生×売れない写真家で15歳差カプ。

「桜」と「写真」がキーワードになっているお話です。

好青年で優等生な攻め、ボロアパートでフリーライターで写真家の受け。
二人はお隣さんである日をキッカケに受けの家へ出入りする仲になります。

受けの家庭が少しだけ複雑で、そんな時に優しく慰めてくれる大人がいる安心感。
そこから好きになって、受けもおじさんだからと距離を置いたりしてもやっぱり惹かれてく。
歳の差のもどかしさもありながら、それでも年下攻めの直向きさにキュンとくる。

後半は、大学進学で遠距離になってしまったり存続の危機を迎えますが、描き下ろしで社会人になった二人のその後が見れてかなり満足度が高かったです。

絵や構成がとても上手くて読みやすかったです。
なかでも、受けが撮った攻めの写真が素敵で、その一枚絵をしばらく見惚れてしまいました。

0

ヒヤヒヤしてしまう

リスタートは…の作者さんだったんですね!
優しい雰囲気のお話と絵ですね。

ただどうしてもヒヤヒヤして読めませんでした。だってお向かいさん家の息子だよ?
あんなにアパートに入り浸ったり、夏休みに帰省したときも会いに行ったり。
不自然がられたりバレたりしないの?

優等生な櫂は継母や義理の弟との関係がギクシャクして家に居づらくて。
とっつきやすい隣のアパートの住人栄輔に懐いて…。

ほのぼの触れ合いは良かったんですよ。
遠距離恋愛で寂しくなったりも。
でもどうしてもヒヤヒヤして。親バレしたりしたらどうしよう?滅茶苦茶にならない?と。

大好きなバンドの曲を連想しました。桜の季節過ぎたら…。

0

自分たちらしく

15歳という結構な年齢差があるふたりのお話でしたが、櫂が大人びていることや栄輔がくだけた人というのもあって年齢的なハードルの高さはあまり感じなかったかなと思います。

すぐに身体の関係を持つようなお話がとても多いなかで、焦って前に進もうとせず何気ない日常を大切にしているふたりなので、彼らのあたたかさがより際立ったように感じました。

特に大きな波はなく淡々と進んでいくようなところはありますが、それが逆に自然体な彼ららしくて好きでした。
少しずつ、自分たちのペースで。この先も一緒にいる幸せを選択していくのでしょうね。
桜の木が繋いだ優しくてあたたかい、素敵なお話でした。

0

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP