いつか恋になるまで 下

itsuka koi ni naru made

いつか恋になるまで 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神178
  • 萌×254
  • 萌26
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

195

レビュー数
23
得点
1186
評価数
260
平均
4.6 / 5
神率
68.5%
著者
倉橋トモ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
シリーズ
家族になろうよ
発売日
ISBN
9784801967489

あらすじ

付き合い始めたものの、先へ進めずにいた2人。

必要だったのはささいなきっかけで、和馬は千秋を欲しがる体に素直に従った。
思春期とは怖いもので、一度踏み越えてしまえばいくらでも求めずにはいられない。

ただ幸せな時間を重ねるほど、和馬には抱く思いがあった。

この関係は、誰にも言えない―――。

そんな変化にいち早く気づいたのは、やっぱり千秋で…?

表題作いつか恋になるまで 下

上村千秋・高1~高3・幼馴染みの恋人
和馬・高1~高3・幼馴染みの恋人

レビュー投稿数23

この先もずっと、一緒に生きていく

上巻で両想いとなり、付き合い始めた和馬と千秋。
だけど、キスや触れ合い以上のことはまだシておらず。
それでも千秋からの熱はひしひしと感じていて、
ある日、千秋の気持ちを知った和馬はついに抱かれる決意をします。

そして、迎えた二人の初めての夜。
下の階には家族がいる中、夢中で抱き合い、
初めてなのに千秋にお尻をいじられて早く早くと
千秋を欲しがってしまう和馬がどエロでした。
普段は可愛いの塊の千秋もいざ攻めスイッチが入ると、
子犬から狼の如く豹変し、雄み満点でした。

一度覚えてしまうと、あとは若さのままに家や学校、
色んなところで求め合ってしまう二人。
それも片思い時代を振り返れば幸せいっぱいの日々。
が、そんな中、和馬は千秋との関係にある思いを抱えていました。

いとおしくても誰にも言えず、悪いことなど
していないのに後ろめたさを感じてしまう恋。
千秋への想いと現実の狭間で思い悩む和馬でしたが、
そんな惑いも千秋の
「ここに誰が居ても俺は和馬のこと抱きしめたい」と
いう一途な愛が吹き飛ばしてくれます。

ただ、根本的な部分では解決しておらず、
将来の選択にさしかかると進路や二人の未来のこと、
考え方の違いからすれ違ってしまいます。

千秋との将来に向き合えず逃げてしまう和馬と
どこまでも自分の気持ちに正直な千秋。

気持ちは千秋と同じはずなのに、和馬さえ居ればいい、と
言う千秋に「自分も」と返すことのできないもどかしさ。
自分や周りに嘘をつき続ける罪悪感と真実を告げることで
全てを失うかもしれない恐怖が和馬を苦しめます。

けれど、そんな和馬を救うのもやっぱり千秋のまっすぐさでした。
純粋で、揺らぎない強い想い。
和馬だけを見つめ「一生手放すつもりはないよ」
と言いのけてしまえる千秋が本当に男前です。
千秋、いつの間にこんないい男に…

そして、二人を後押ししたのは「先生」との出会いでした。
『家族になろうよ』の亜弓の父である、あの先生です。
二人が巴以外に初めて自分たちの関係を打ち明け、
受け容れられたのが先生だったのです。
周囲に拒絶されることを恐れていた二人には何ともないこと
のように認めてくれた先生の存在は大きかったんだろうな…
巴だけではなく、和馬と千秋にとっても大切な人だったんですね。

その翌日は、高校最後の夏祭り。
花火を見上げながら、二人が想いを通わせた数年前の夏祭りを
思い返した和馬は今、千秋が隣にいる奇跡を噛み締めます。
そして、人ごみに紛れて手を繋ぎ、将来を誓い、
花火が上がる中、キスをする場面がとても素敵でした。

最後は卒業式で、千秋に想いを寄せた本條さんや
いい雰囲気の巴と先生たちも描かれます。
最初は当て馬女子として登場した本條さんは失恋後は
二人の関係をそっと応援してくれるいいお嬢さんでした。
BL作品で男女の恋が気になることはあまりないけれど、
巴と先生の馴れ初めは気になりました。

ラストシーンは和馬と千秋、二人が親に
自分たちの関係を告げるところで終えます。
これからずっと、二人で生きていくために。

甘酸っぱい青春ラブストーリーとしてだけで終えてしまわず、
家族との関係や現実の間で揺れ動く二人の葛藤なども描かれ、
読み応えがありました。
『家族になろうよ』を読了後にこちらを読むと、こうして
乗り越えて現在の二人があるんだなぁとしみじみ感じました。

0

ここに誰がいても俺は和馬のこと抱きしめたい

付き合って数ヶ月。なかなか進展しない二人。ある日、カズマが偶然チアキのスマホで男同士のセックスのサイトを見つけてから、一気に二人の関係が加速する。1回シテしまえば、覚えて仕舞えば、もう欲がとめられない。チアキの部屋で家族に見つからないように、学校の人気のないトイレで、、

そんな最中、母親から彼女について聞かれたカズマは、急に不安になる。悪いことをしているわけではないけど、誰にも気軽に話せない自分たちの関係。世間体とか、将来とか、いろんなことがモヤモヤする

カズマがいれば、他のものはどうだって良いと言い切れてしまうチアキ。考えれば考えるほど、「これで良いのか?」と、迷いが深まるカズマ

二人のモヤモヤが最高潮に達したときに、偶然にも手を差し伸べてくれた先生。最高のオトナ!この本は、メインの二人以外も魅力的なキャラクターばっかりです

上巻に続き、素晴らしい一冊

0

可愛いがいっぱい

幼なじみDK!!もうこれだけでかわいい!

ずっと秘めてた想いが溢れる千秋
とまどいながら受け入れる和馬
王道展開だけど、千秋の一生懸命でおおらかなところ、
和馬の男気があって、千秋を引っ張っていくところ、
幼なじみだからこその距離感、仲の深め方にキュンキュンしました。

いざ恋模様となると立場が逆転して、和馬が押されてるもの良い~
頼りない千秋の男前度がぐん!!と上がる!
腹をくくってからの和馬はカッコよくて、色気もましましで!!
情欲が溢れた表情や攻め方、ほんと~~~~にたまりません!!

と満足度が高いのですが、下巻の後半で尻すぼみ。
巴と先生の匂わせシーンいる?
これまで、二人の幼なじみとしてほどよく顔を出してたのに
出しゃばり度に、え?となりました。
それより、二人の仲睦まじい姿にページを割いてほしい・・・
とモヤモヤしてたんですけど、レビューを読んで納得。
本作が、「家族になろうよ」の前のお話で
後からの発売だから、種明かし的な意味合いがあったんですね。
にしても、いらんけど。
子捨て話を美談にした「家族になろうよ」に
げんなりしてるからだと思いますが。


あと、最後の
「友情とも愛情とも違う。」
「これは紛れもなく恋で。」
恋より愛の方が深いと思ってるんで、なんか軽く感じたというか、
すっと入ってこなくて、ハテナがいっぱい。
ということで、面白かったけど消化不良でした。

0

2人なら踏み出せる一歩

付き合って数ヶ月、まだ最後まではしていない2人でしたが、いよいよその時がっ!
幼なじみの良いところは、一緒にお風呂も一緒に寝るのも家族にあやしまれないことですね。
ねーちゃん来た時はヒヤヒヤしたけど。巴も、最中の2人もさぞかし笑

家でも学校でも仲良し(色んな意味で)な2人にどんな試練が?と思っていたのですが、和馬が自分たちの関係を後ろめたく思っている事でした。
彼らは家族ぐるみの付き合いだから、2人ともの家族を欺いているような気分になってしまうのでしょうか。
今までの大切な思い出や関係性が壊れてしまうのが怖い。

一方で千秋はどんな選択の際にも和馬と一緒にいる事を選びたいと揺らぎがありません。
これからもずっと和馬といたいから、家族にも隠してはおけないと。
まっすぐな千秋の気持ちに和馬も答えて、卒業式の日親にカミングアウトという所でエンディングを迎えています。

この卒業式の日のお話の流れが本当に素敵。
2人で手を繋いで駆け出す描写がキラキラで尊い。
この2人をずーっと見ていたい気持ちにさせられました。

この後の展開は「明けても暮れても」で描かれているのかな?と思いましたが、試し読みでは大学生になった所からでしたね。
すんなり受け入れてもらえたのかな?

0

こっちを先に描いて欲しかった!!

「家族になろうよ」のレビューで、昔の話を先に出してほしかったと書きました。
出たー!出たね!出ましたね!!って、気付くの遅かったけど。

本当に「家族になろうよ」が完全に長年培ってきた前提ありきだったので、すっきりしました。すっきりどころか、この話を先に読めていたら「家族になろうよ」も中立なんて評価で、辛口全開レビューにはならなかったと思う。もったいない。
前作のあとがきで「学生時代も描きたい」とあったので、きっと倉橋先生的には「家族になろうよ」のプロットを考えた時点でもう構想が出来上がっていたと思うんですよね。
それが出版社とか編集の意向でこういう順番になってしまったのかな。何度も言うけど、本当にもったいない。

上下巻合わせてのレビューになります。

小さい頃から一緒だった和馬と千秋と巴。
その関係は幼馴染みの枠を超えて、家族と言っても過言ではないくらい一緒にいるのが自然だった。
高校に上がって、和馬に彼女ができたことで均衡が崩れて…。

彼女以前に中3でこすりっこデビューして、定期的に行ってます。
ただ動き始めるのは彼女ができてからで、成長期でどんどん背が高くなって、中学生で「ジミコ」と呼ばれていたのが嘘のようにモテ男に進化した千秋との距離が少しずつ開いていくのを感じた和馬がまず動きます。
夏祭りのあの場面で千秋を追いかけた時点で和馬の気持ちも察せるようなものですが、和馬自身がまだ気付かない。早く気付いておくれよ、と思いつつも、千秋の男らしい真っ直ぐな行動とか、その後の様子も萌えるのでこれはこれで良しです。

とにかく千秋が揺るぎない。男らしい。
小さい頃はぽわぽわしてかわいらしかったのに、自分が欲しいものが分かっていて、それに向かってやつべきことも分かっている。覚悟ができているので少しのことでは揺るぎません。この安定感と安心感。イケメンか。あ、イケメンでした。
千秋の懐の広さと深さのおかげで和馬も逃げずに向き合えたのだと思います。からかっているわけでもなく、思いつきでもない、長年ずっと想い続けてきた気持ちをぶつけられたからこそ真剣に受け止める。すてき。
本当にこの2人の関係、理想的ですね。悩んでもちゃんとお互いに気遣える。相手が悩んでることが空気で読み取れるくらい、長い間一緒にいるから、ちゃんと2人で話し合えるし分かり合える。
しみじみいい関係だなと思いました。

そして前作で不評すぎた巴も、こうやって2人を一番側で見守ってきたことが分かれば、子供を2人に任せようという流れも分かるのです。広い世界で驚くことをしてやろう!というのも先生との出会いがあったからで、そういうところが「家族にー」より先に読めてたらなあ。まあ、それでも1歳児を置いていく決断は支持できないけど。

ずっと好きで、やっと想いを告げて、相手にも返してもらって、結ばれて、しあわせなはずなのに、悪いことをしているわけではないのに、自分たちのことを誰にも言えないつらさも乗り越えて、それで「家族同然」の2人から本当の「家族」になっていく。
この過程をじっくりと見事に描かれたこの作品。
ぜひとも読んでほしい。
わたしのように「家族になろうよ」で不完全燃焼な気持ちを覚えた方には特に必読です。
読み終わってから「家族になろうよ」をもう一度読んでみましたが、レビューを書いたときとは全く印象が違って楽しめました。
ぜひ!

1

立ち入れない世界の眩しさ

可愛い高校生ふたりが生々しくて青くて戸惑う、この時だけの(もちろん彼らはずっと一緒なのですが)相手しか見えない真っ直ぐな姿勢が眩しい。

和馬が普段は引っ張っているのに、性の面では千秋に怖気付くのも可愛い。
千秋のマスク姿と胸倉つかむ和馬がめちゃいい。。
行為シーンも「エロいだろー‼︎」っていう表現じゃなくて(かなりエロいけども)青くて綺麗なんだよなぁ。

その後のお話の方が先に出ていることを知り、今作のあまりの完璧な自然さに驚きました。
すごく完成度も何もかも素晴らしいのですが、いいなぁとか妬みの所為で良い作品に出会えたのに読後ハイテンションにならず少し落ち込んでしまう自分がいます。

0

古き良き時代のBL

ストーリーは王道なので最近の個性豊かな作品群の中では新鮮さがないような気がしますが、BL好きな人には必ず刺さるシーンがたくさん散りばめられていて良かったです。
ちなみに、私は上巻ではあまり和馬が好きじゃなかったのですが、この下巻では好きになりました。和馬はイマドキの男の子って感じで芯がないというか、周りに流されがちなところが好きじゃなかったのかもしれません。でも、千秋との恋愛で色んなことを乗り越えて成長して、自分はこうしたいと思えるものが見つかったんですよね。
というか、和馬にしても千秋にしても、お互いのことに関しては周りが見えないんですよ。二人とも「普通」に見せかけて、お互いにだけ本気を見せている。この関係性がすごく尊いものだと感じました。

2

(*´꒳`*)

「いつか恋になるまで」
表紙も中身も綺麗な作品です
千秋くんと和馬くんの初々しい感じが本当に尊いです、尊すぎます(*^^*)

私がいままで読んだ中で1番好きな作品です!!
巴ちゃんの立場素敵だなぁと思いました。2人の周りにいる人もとても素敵な方たちです

うまく言葉にできないけど、、本当に本当に素敵な作品です!
毎回読み終わったあととても幸せな気持ちになれます(*´꒳`*)是非読んでみてください…

未来編の「家族になろうよ」も読んでみようと思ってます
最後の方に出てきた担任の先生好き(o^^o)

レビュー初です…変な文章ですみませんm(_ _)m





2

ちょっとした台詞にもぐっとくる

 上巻である程度綺麗に纏まっていたので下巻はどう続くんだろうと思いましたが、やはり進路や将来のことをどれくらい真剣に考えているか、親にはカミングアウトするのか、というところが主な課題となっていましたね。ただ、あまりにシリアスに描かれるということもなく、2人の関係性は安定した上に乗っかっているという感じ。悪意を持って2人を糾弾する人もいないし、悩んでいるのはあくまで2人だけ。多様性への理解が多少は深まった現代なら、割とこれがリアルな感じかもしれないなと思いました。

 2人はお互いの真摯な気持ちは十分過ぎるほど理解していて、そこはやはり長年ほぼ家族のような距離感で接してきたからこそですよね。出会って僅かでここまで相手を信用するのは至難の技。家族のような関係だったからこそ恋人になるのに1つハードルが多かったけれど、いざ付き合ってしまえば相手の気持ちを疑う余地など微塵もないからか、抜群の安定感があるなぁと思いました。真剣だからこそ将来を不安に思った彼らだけど、巴の前向きさに感化されて、一歩踏み出して親に伝えよう、というシーンで終わります。実際カムアウトする場面まではないけれど、読者が希望を持って読み終えられる良いラストだったんじゃないでしょうか。青春の甘酸っぱさ、萌え、ストーリーがバランス良く詰まった素敵な作品でした。

1

最高の読後感

上巻の感想で、ラストで若さ溢れてるはずの千秋がすっごいエロいことにブレーキかけられるのすごいな〜とかいってたら…のゲイ動画。いや〜リアルですね。ソシャゲからの、ありそうだものそんな事。千秋が涼しい顔してて、そんなのおくびにも出さない感じなのも逆にエロい。

上巻で付き合って、下巻はその先…どちらかを描いて1冊にする本は結構ありますけれど、こういう形で未来を先に見せて(「家族になろうよ」)、そのあと高校生の恋愛とその葛藤を描いてくれるのってあまり無い構成で満足度が高まる!
描かれなかった家族へのカムアウトが気になるところではありますが、この余韻を壊すのは無粋ですな。

読み終わったときのタイトルがいい!愛になることを讃えるのが常ですが、彼らの場合は家族愛に近いものが、恋となったことに意味があったのね。

1

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