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ロンドンの蜜月なんて題にしておきながらいい意味で裏切ってくれました。
素晴らしい礼の成長の物語でした。
今就活中の学生に読ませたいくらい。
自分の信念、生き方、価値観を持つことがいかに大事かと。
エドとの新天地で羽ばたくかと思いきやそうはいかない。
己を知るところから始まり、最後にはエドと生きていく決心まで読ませてもらいました。
礼はただぐすぐすの受ではなかった。
多少私誤解してました。申し訳なかった。
長いけど飽きさせず、高い筆力で描いてくれて感謝します。
この縮小しつつある小説界でもっともっと書いていただきたいです!
迷ってレビュー見てる方がいましたら強くおススメします。読んでみてください。
BLの枠を超えた名作です。
ロンドンの蜜月、というタイトルにエドand礼の
さぞ甘やかな日々が見られるのだろうと思ったのですが。甘かったですね、私が笑。
ロンドンに引っ越して最初の1週間だけ甘いひとときを見せてもらったあとはもうずっと、礼にとって試練でした。
日本での経験が全く役に立たず、何をしていても
エドの名前を出されてしまう。
厳しすぎる現実。
これでもか!という展開の、最後の最後に
助けてくれる友人チームとエドの根回しには
涙が出ました。頑張って読んで良かった…!
エドとは対等になれない、と悟った礼が今後どのように変わっていくのか楽しみです。
2、3日前から積読になっていたのを読み始めたこちらのシリーズ、読み始めたら本当に本当にページをめくる手・次の巻を求める手が止まらず、読み耽っています。
タイトルには「ロンドンの蜜月」とありますが、蜜月というより、切なさ辛さが大きく、またもや泣きながら読んで少し休んで、また読んで泣いて…を繰り返しました。
日本で僅かながらも築いてきたと自負するものが、イギリスで粉々に打ち砕かれ、「何者でもない自分」を自覚させられる礼。
礼ほどの苦労も経験もしていないけれど、自分自身も会社を辞め、失業期間もあり転職も経験したため、読みながら礼と一緒に打ちひしがれ、どっとエネルギーを持っていかれた気がしました。
最終的にエドの力によって立ち上がり、自分の言葉でデミアンに勇気を与える礼の姿、心底格好よかった。。
決してエドと対等にはなれず、権力や金でエドを救うことはできなくても、、
愛する人の力を借りることに傷つきながらもそれを受け入れ、デミアンの作品を世に出したこと、一人の作家を殺さず光を当てさせたこと、それは礼だけではできなかったことだけれど、確実に、礼がいたことで成し遂げられたことなんだな、と。
そして作中で言及されている「欧米と比べ遅れている」と言われる日本のアートシーン。なんとなく知っていたけれど、登場キャラのセリフによって語られる内容はやはりショッキングでした。
数年前に大々的に行われていた「怖い絵」展を思い出し、どんな多大な人の努力によってあの美術展が開かれたのか、、と、のほほんと鑑賞を楽しんでいた自分が恥ずかしくなったりして;
決してロマンティックに語るだけでは済まない、商業主義の面を強く見せるアート界の現実があり、日本のアート界、携わる人々の意識が今後変わっていかなくてはいけないとしても。
礼の心にも強く残ったギャラリー客の一人のセリフ、「アートは、私の心にも宿っている」という言葉が、何か心に明るい希望を与えてくれる気がしました。
何者でもない存在である礼だけが与えられる、エドへの愛。
一生、対等ではいられないことを受け入れ、諦めること。
男としての自分の矜持やプライドを諦め、与えられる唯一とも言えるものを惜しみなくエドに与える礼の姿も、エドに負けないぐらい男らしく(あんまりこの言い方は好きじゃないけれど;)覚悟があり、最高にかっこいいー
そんなことを感じた一冊でした。うまくまとめられない。。
そしてやっぱり、自分は不器用で皮肉屋で、でも「認められたい」と心底願っている引きこもり(?)芸術家・デミアンというキャラが大好き!
愛すべき人物。デミアンがいつか、誰かに愛で包まれるといいな、、包まれてくれー…!!
と、そんなことを願いながら本を閉じました。
エドと「対等」でいるために自分の力で仕事を見つけたいと頑張るのですが……蜜月なんてとても言えない、礼にとってはハードな出来事の連続で胸が痛かった。 ここまで大きな権力、富を持っているパートナーと生きていくにはどう折り合いを付けるべきかという事がずっとテーマだった気がするなぁ。それは出会った時から付きまとっている事実で、エドはずっとそれがわかっていたんだよね。 礼にとってはほろ苦い経験でもあったかもしれないけど、礼の「らしさ」が発揮された物語でもあったなぁと思いました
