溺愛御曹司×お兄ちゃんと慕う年下男子の、ラブラブ同棲生活!

小説

  • 初恋の人のお嫁さんになりました。

初恋の人のお嫁さんになりました。

hatsukoi no hito no oyomesan ni narimashita

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表題作初恋の人のお嫁さんになりました。

二階堂和人,29歳,大企業の御曹司
朝比奈悠里,18,内気な大学生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

両親の海外赴任で一人日本に残ることになった悠里を心配して、両親が同居人として連れてきたのは、幼い頃家の事情で同居していた大好きな“お兄ちゃん”の和人。モデルみたいに綺麗で、大人の魅力を纏った和人との再会にどぎまぎする悠里だが、和人は昔と変わらず悠里をめちゃくちゃに甘やかしてくれる。二人きりの新生活は和人曰く「新婚さんみたい」で…!? けれど、彼がいずれ大企業を継ぐ御曹司の立場にあることを知った悠里は、急に距離を感じてしまい…? 激甘ラブ!

作品情報

作品名
初恋の人のお嫁さんになりました。
著者
chi-co 
イラスト
陵クミコ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784041090725
3.4

(20)

(0)

萌々

(8)

(12)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
68
評価数
20
平均
3.4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数7

おぼこい受けと初恋のお兄さん

キレイなお兄さんがおぼこい18歳をひたすら溺愛するお話。

悠里が和人のことをまず一番に表すのがキレイってところが、んん?大丈夫?と気になりました。モデルなみの美貌なんですね。

この本の前にchi-coさんの義父と養子の甘々ものを読んだので、自分が悪いのですがまたか…。幼子を愛でるうちに恋愛感情になり…って。ありえるのか?と思ってしまいます。

早いうちに和人が二人の仲を恋人に昇格させて、あま〜い雰囲気になります。
悠里がおぼこすぎて可愛いのですが、こんないたいけな子を…といけない気持ちになったり。

もうお腹いっぱいです。

0

THE 王道溺愛もの

とても可愛らしいお話でした。
年上×年下、初恋、美しく体躯の良いハイスペックな攻めと素直で愛らしい受け…
と、王道の甘いラブストーリーとなっています。

受け攻め両者の視点で紡がれていきますが、お互いがお互いの事を溺愛しているので、これでもかというくらいあちこちに好きがダダ漏れです。
悠里は、はじめは憧れのお兄さんに対するピュアな好意から。
和人ははっきりとした独占欲と恋愛感情。
どちらも相手の事が好きで仕方がない!という糖度100%な心情が1冊にギュギュッと詰まっています。
和人視点でお話を読むと、いかに悠里が可愛くて仕方がないのかがわかりますね(笑)

大きな事件や当て馬など、嫌なことはほぼ起きません。
最初から最後まで甘い雰囲気のまま、ただただ2人が幸せです。
久しぶりに古き良き王道BLを読んだなあと純粋に癒されました。
甘くてピュアな優しいお話を読みたい気分の方や、BL小説初心者の方におすすめしたい1冊です!
歳の差カップル2人の糖度の高い生活をちょっぴり覗いてみませんか?

0

ちょっと物足りなかった

溺愛執着攻めでした。
受けが幼い頃に受けの家に下宿していて、人見知りなのに自分に懐いている受けを凄く可愛がっていました。小学生になったある日に「お嫁さんになりたいけど、男の子同士は駄目なんだよね」に「大人になっても覚えていたら…結婚出来る」みたいな発言してました。攻めは大学生になっても下宿していたかったようですが、父親の一言で一人暮らしをする事になります。それでも繋がりは持ちたいと、何かの折にはお祝いを手紙付きで渡していました。
そして父親の海外研修で両親が海外移住するにあたり、一人暮らしになる受けの家に保護者兼同居人としてまんまとやって来るんです。

2人になってから甘々な思わせ振りな言葉を吐きまくりです。大学生になっても幼い受けは段々と囲い込まれて行きます。受けも初恋のお兄ちゃんだった攻めが大好きですが、天然過ぎる故に煽るような事を言って攻めが悶絶したりしてます。

攻めが30歳間際になって来てたので、心配した父親が政略結婚をさせようと見合いの話しを持って来たりと波乱はあります。この父親が自分は大学卒業後すぐに恋愛結婚しているので、攻めに反論されてました。

父親に自分でパートナーを選ぶし、後継者も育てる発言をしていた攻めの覚悟を知った受けは自分も頑張ろうと一緒にいる覚悟を決めます。

特に辛い思いをするとか妨害が入るとか当て馬も存在しない作品でした。

0

ロックオンされたのはどちらなのか!?

今回は次期社長が既定路線の営業企画部の中堅社員と
両親の海外赴任で進路に迷う新大学生のお話です。

受様の初恋の人だった攻様との同居生活が新婚生活になるまで。

高校3年の受様は1週間前に第一志望大学の合格が確定しましたが、
研究員である父親が約3年間アメリカに出向することになり、春から
1人暮らしするか、休学して両親と渡米するかの二択を迫られます。

受様の父は研究者としては優秀ですが、洗濯機を泡にしたり、掃除機
をゴミ詰りで壊したりする生活破綻者で、母が同行しなければ生活で
きない事は明白です。

しかし受様も一通りの家事は出来てますが、甘えたで引っ込み思案で
人見知りも激しい自覚があり、一軒家での1人暮らしでご近所付き合
いまで出来るのか、不安しかありません。

かといって見知らぬ人との共同生活となる寮や浪人したわけでもない
のに同級生が年下ばかりというのも考えられません。そんな状況を
打破したのは父の友人の息子である攻様の同居人立候補でした。

攻様は大企業の御曹司ですが、二代目として苦労した父の方針で早く
から親離れをさせるためと高校は父の友人宅での下宿生活、大学は
1人暮らしをしていました。今は三代目社長就任が既定路線で営業企画
課の中堅として入社7年目を迎えていました。

もともと淡白な性格で何事もそつなくこなしてきた攻様は、下宿先で
出会った人見知りな小さい男の子がすこしづつ攻様に懐いてくれる事
に癒され、純粋に自分を慕ってくれる存在に今までにない感情が生ま
れていたのです。

大学に進学し、社会に出ると将来の社長夫人の座を射止めんとする女
達に辟易して受様を懐かしく思い出すようになります。長く会ってい
なくても受様は変わらないだろうと思え、そんな受様との何とか再会
したいと思っていたところに、受様の父の海外出向を知り、同居の
手配を整えたのです。

そんな攻様の気持ちも知らず、受様一家は攻様からの立候補をありがた
く受け入れて、受様も綺麗で大好きだったお兄ちゃんとの再会に胸を
躍らせます。

両親の出発週間前にやって来た攻様は記憶の中の者よりも落ち着いた
甘い美声を持ち大人の余裕を滲ませる美丈夫となっていましたが、
昔と変わらず受様を可愛いと言って笑ってくれます。

そして2人の相性を見る目的も兼ねて4人で1週間を過ごした後、受様の
両親は攻様に受様の事を頼んで旅立っていき、2人の本格的な同居生活
が始まりました。

果たして2人の同居生活の行方とは!?

受様が高校生の時に受様宅に同居していた素敵なお兄さんが再び同居人
になった事から始まる溺愛甘々ラブコメディになります♪

タイトルからして甘~い♡ 良くも悪くもお子ちゃまな純で健気で可愛い
小兎系受様が、酸いも甘いも噛み砕く大人で腹黒策士な狼系攻様に美味
しく頂かれちゃうお話よね♪ とワクワク読み始めました。

chi-coさんらしい王道な溺愛攻でとっても面白かったです (^-^)v

未成年との同居モノって、1人暮らしには難のある受様が1戸建てとか
ゴージャスマンション暮らしの攻様宅に預けられるというのが王道で
すが、今回は受様宅に攻様が同居というなかなかないパターンです。

攻様宅に受様が住む場合、攻様にとってテリトリー内という有理な状況
で徐々に小羊ちゃんを追い詰める感じで進むのですけど、今回受様宅と
いう事で受様が攻様に迫るお風呂シーンが新鮮で面白かったです♪

お話が両視点で進むので、ぼんやりと無自覚な受様と、既成事実つくり
を目論みながらも純過ぎる受様に引いてしまう攻様の熱量の差というか、
経験値の差による肩透かしなすれ違なども安心してワクワクと読ませて
頂きました。

受様が無自覚にあおっていて、攻様が我慢きかなくなる展開がけっこう
萌えツボで良かったです。

1

いきなり新婚生活

2020年刊。
chi-coさんの小説は何冊か読んだものの、この作家さんの作風の特徴を未だに掴めていない。
ルビー文庫では甘々溺愛路線でいく方針なのかな?

大学に合格したばかりで海外出張の決まった父に付いていけない、かといって寮に入っても周りに馴染めないだろう心配があった悠里の為にと、両親は過去に居候していた和人に同居をお願いした。
共同生活で緊張していた悠里の気持ちをほぐす為にと、和人は早いうちから告白したものだから、相手を労わりお互いが抱く好意の元に歩み寄る、いきなり新婚のような甘い生活になってしまう。
第一印象は悠里5歳の頃の純粋なプロポーズで和人への刷り込みってスゴいな、と思っていたのだけどね。

悠里の人見知りの激しいところからくる世間擦れしてなさは今時貴重なものだが、不慣れながらも和人を心地よく癒したいと頑張る姿には好感を覚えた。
一方の和人も、内心嬉しさを噛み締めながら甘える部分、新婚の夫のように手伝う部分が、上手く立ち回れていた。
お互いを労わって出来る範囲で気を使う描写が織り込まれている。

実は和人は御曹司の身だが、実父との隔たり(不仲かどうかは分からない)ってのをもう少し伺いたかったかな。
和人なら意思もしっかりしているので、玉の輿目当ての女性が絡んできても悠里の前できっぱり断る場面も見られた気がする。

やっぱ、受けキャラは不器用でもきちんと自身で行動を起こす、攻めキャラは溺愛と過保護の匙加減が肝心なのよ!!と思うところがあったので、今回の和人と悠里の行動や心情はすんなりと読む事ができた。

2

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