電子限定おまけ付き
6巻は高校生達に焦点があたります
大人組はとりあえず落ちついたので
柊に志純が物語に大きく関わってきます
そして高校生達には大きな転機とも言える進路について
ギヴンにデビューしないかと話があがります
立夏はもちろんデビューしたいですが戸惑う真冬
そんな立夏には柊、志純のバンドのサポートに呼ばれるという
吉田由紀の作った未完成の歌を完成させることになる立夏
そしてそれに熱中するあまり真冬との小さなすれ違いが続く
志純×柊の関係にもとても悶える
なんだその執着は
いいぞ、もっとやれ
てか吉田由紀の存在が大きすぎるな……
過去と現在が交差し、想いが交わり、葛藤が続きます
四人組バンドが2組のカップルになり、どうしていくのかと思ったら…さらに別の二人をくっつけ始めたみたいです。メインバンドを成長させながら、いろんなところでBLさせていくんでしょうか。正直柊とシズには思い入れゼロだったので、切ない恋心を綴られても盛り上がりませんでした。
立夏が別バンドに参加してさらに高まっていく様子とか、真冬の過去を知るとかはとても良いです。やっとここが描かれたのかって安堵もあって。
でもサブタイが「柊Mix」ってことは、こっちのカプ誕生までがメインなんでしょうか。長編になりカプ乱立させてどうにか凌いでるみたいな…もっと一組に絞った掘り下げが欲しいところ。
作品そのものは嫌いじゃないですが、視点の逸れっぷりがしゅみじゃないので、ここまでで脱落です。
普段1シーン以上は濡れ場があるのは当然という作品ばかり読んでいると、このシリーズの爽やかさがとても眩しく感じられます。皆高校生らしい純愛で、ちょっとした相手の言動に一喜一憂したり、自分の気持ちが分からず悶々としたりするところはとてもリアル。このまま彼らの鮮やかな青春を描ききって欲しいですね。立夏と真冬、秋彦と春樹の関係性にはあまり進展がないので、この2組が好きな方には少し物足りないかもしれませんが、私はこの巻で柊と玄純の関係性がとても気になりました。この2人の進展も今後是非描いて欲しい。そして、真冬が自ら積極的に動けるようになればと思います。
ひりひりするような展開だった梶のターンが終わり、この巻では、明るくて屈託のない柊と、無口で何を考えているか分からないドラムの上ノ山の二人に焦点があたります。
この二人は、ギヴンの原点回帰のような雰囲気を持っていて、高校生同士の甘くて苦い恋が、ややコミカルなテイストで描かれます。
メインカップルの立夏と真冬の方も少し進展があります。
あらすじにあるように、プロデビューの声がかかりますが、真冬の煮え切らない態度にイライラする立夏。
どちらも決着がつかないまま次巻に持ち越しです。