電子限定おまけ付き
偶然、つい最近読んだ別作品でも父親と息子の拗らせ関係のお話しを読みました
その作品が正に冒頭、卯一と松見が解釈談義をしていたギリシャ神話:オイディプス王のお話し(私が読んだ作品ではエディプス表記、英語と独語の発音違い)を作品タイトルに冠したものでした
おもしろい偶然
そして私はこういうややこしい感情が更に入り組んだ人間関係で抉るお話しが好きなんだなぁとこの4巻の重苦しいグレーの表紙からスッカリ虜になりながらページを捲りました
そして思う…まさかココで松見さんが表紙になる日が来るとは微塵も予想していなかった…!しかも松見さんが表紙の理由、明虎と父親の関係⁈確執⁈
明かされぬ謎も、奥も闇も深いこの世界観がヤバイ…(゚Д゚;)‼
そうだよねぇ。。。今思えば何故か2巻にだけ目次的なページに人物紹介相関図的説明があって、その時点でさして重要とは思えなかった松見さんがしっかり描かれていましたもんねぇ~
そりゃ単なる半田さんの親ってだけの立場じゃない訳だよねぇ。。。
いやぁ、、、驚いた!
プロットの練り込み方がスゴイ!!!
4巻はもぉとにかく松見さんのジェラシーが暴走し、生み出す緊迫した事件の連続が映画を観てるかの如く次々と襲い掛かってきます
矢継ぎ早に起こる不可抗力な事件の中で掛け違っていく人間関係
そして不用意な一言、誤解、そして一縷の温情
卯一の立場で物語を読んでしまうとその胸中が辛過ぎて苦しい。。。
「四代目~」で先を知ってるとは言え、やはり明虎と卯一のあの引き寄せ合い共鳴する事を避けられぬ通じ合っているとしか思えない関係性が壊れる先は全く予想出来なかった(3巻迄は・・・。)
だけど、この巻を読んでしまった事で先に起こる終着への覚悟が必要な事も理解してしまいました。。。
この覚悟がお門違いならいいのに、、、と願わずにはいられない
卯一の純粋さがどこまでも真っ直ぐでそして、痛い……。
表紙の松見サン…こえーよ。ホラーだよ。
で、この昏い目がどこから来ているかがついに明かされます。
それは…
松見さんは明虎の◯、ということ。
だから、一瞬卯一に甘いかと思いきやの思いっきり残酷に変貌!って感じで、松見さんの陰険で冷酷で、でも多分情熱的なところが見えましたね。
明虎に対しての憎しみと裏腹の表裏一体の激しい心が。
その道具になった卯一。
ロシア人たちからの輪姦/暴力シーンは悲惨。卯一嫌いの私でも目を背けたくなりました。
しかし、卯一は魔女なのか?骨折もせずに逃げおおせる。
そんな周囲など見ない魔女でも子供を盗まれた母親には?
そこまでになった原因に自分が絡んでることを自覚したら?
この巻はやっぱり仁義も何もないヤクザもののくだらないメンツのお話。
そのメンツの裏で全員の本音が爆発したような、そんな進行だったと思います。
さて、4巻!
いつも表紙を見る度に〜松見さん乳首のピアスが気になりますwww
そんな松見さんの狙いがやっとここで明かされた。そして、明虎とは異母兄弟ってことも。
元々は、松見さんと明虎の兄弟喧嘩なんだけど、会長の態度とか見ると、、、
松見さんも可哀想だな。と、思う節もあるかなぁ・・・
4巻は、内容がハードだわ。
それぞれの、心の本音の部分が大爆発で、ぐっちゃぐちゃ。
剥き出しで、ぶつかり合ってる。
しかし、辰之が誘拐された事により、明虎、卯一、麻巳、浅生田。
この4人の気持ちに整理がつきましたね。
この巻は、読んでいて1番〜痛いし辛いわ。
5巻へ!
全員が本性…というわけでもないけれど、信念とは違うであろうカッコよくない面をバンバン出してくるのが非常に良かった。卯一の録音、松見に唆される浅生田、卯一を疑った麻巳と明虎…間違えた後の修復もみんなぐちゃぐちゃとしてカッコよくないところもさらに好き。明虎だけはカッコ良い男で貫くこともできたかのかな?とも思ったが、浅生田にあの役回りをさせないといけないところと、5巻で結局諸悪の根源(自分はそう思ったけどそう感じない人もいるでしょうが)が明虎だと分かるので、こいつもホント大概だなと。だがそこがいい。
どういう気持ちで読んだらいいか分からんんんん!!
だって、四代目~読んでるもん。2人の行く末知ってるもん。
こんなに執着し合ってて我が道行ってて破滅しか見えん!!嫉妬って重い恐い苦しい!!主カプを応援できんって初めてかも…
何がどうなってしまうのやら…
地味に努力して役割を全うする人に肩入れするタイプなので、麻生田、頑張れ!麻巳!松見さん!!!なので…卯一は興味深くて報われなさは苦しい、幸せになって欲しい、欲しいもの手に入れて欲しい、けど!!今の状況も私には自業自得に見えて…明虎×卯一の刹那的な唯一無二感はキリキリくるけど!けど、麻巳に返してやってくれ!という気持ち。BLなのに!!
割り切って演じてた麻巳、辰之のために演じきれなくなった麻巳に肩入れしちゃうんよ…明虎×卯一の誰にも変えられない強固な繋がりはぐわってくるんだけど!これ、本当にどうなんだろね。明虎さんと卯一は決別して大丈夫なんかな。そのキーマンが麗華ちゃんなんかな。結末は知ってるのに、どう収まるのか全然分からない!!すごく面白くてすごく複雑な気持ちになる。
そして、ちる情報のエロ度についてモヤモヤ。
1巻は明虎×卯一:少なめってなってるけどカラーで威力が半端ないのに、ひかり真っ白わからんちんで大後悔…
4巻は明虎×卯一:標準的。次こそ修正ゆるめのRenta!だけども、え?標準?1巻より少なくね?モブちんしか出てこんし!明虎さんの巨ちんは!?コンチクショ-!!
と、またしても本編と関係ないとこで荒ぶりました。エロ度もだけど、tnk露出度が知りたい。