【電子特典付き】限定特典と割引が充実!
灼熱の王宮で、美形王子に執着されて――。
アラビアンシリーズ5作目は第7王子リドワーン。
アラブでセレブで攻めの王子たちの執着と溺愛がすごくて文句なしのハピエン♡なシリーズ。
なのですが!
今作は表紙に子どもがいますよ…
頼むから養子パターンであってくれ!と願いながら
読み始めました。
まさか受けの律の実子だったとは…
律と、リドワーンの実姉アニーサと半年の婚姻関係中にできた子ども…。
なんて複雑。
BLに女の影はいらない派の私の心中はモヤモヤ…
さらにそのアニーサは実はリドワーンのことが好きで、気を惹くために律と子を作ったと!
なんてこったの展開でした!
が!リドワーンがかっこいい年下攻めなので
ヨシとします。
ゆりの先生のこちらのシリーズはまとめておもしろいので、こういうパターンもありですね。
うーん。これは…。初めてのパターンかも。地雷の方もいるかもしれません。
読みはじていきなりお話が始まって、あれ?続きものだったのかな?と不思議に思うと、過去のエピソードの回想に入ったり、と順番が凝ってますね。
大学生の頃と現在と律が別人になっちゃったみたい。アニーサとの離婚があったからなのかな?
うーん。いきなりアニーサが押しかけてきて、親友みたいな存在だったのに、押し切られて結婚しちゃって。反対されたのに…。しかも半年で国に帰られ離婚すると聞かされそのまま4年。
リドワーンも気の毒ですが、何もそこまで思いつめなくても。というかアニーサ、罪な女だなあ。結婚の動機がなあ…。そして離婚後の取引も。ちょっとなあ。実はアニーサは子供を…。
律もリドワーンと再会して周りの人に色々言われたら、急に僕は本当は!ってなって。
うーん。そういうものなのか?
甘々が欲求不満かな。すれ違い長すぎ。
あと、これはシリーズの順番通りに読んだ方が良さそうですね。
今までのシリーズの中で1番無理矢理感があったと思いました。
まずリドワーンが律を避けたり遠ざけようとする理由が苦しくて、律に対する誤解がこじ付け過ぎて盛り上がりに欠けました。
律がリドワーンへの恋に気づかずにというか、男性故に恋愛対象から無意識に外してた点は理解出来ました。
しかし律が恋心だと気が付いて必死で告白したのにも関わらず、抱いておいて信じないで拒絶するのが余りにも不自然過ぎました。
それでいてファルラーンが登場してからの律の再告白をあっさり受け入れる辺りが解せませんでした。
私はアニーサが律の元を急に去ったのは、律が本当に好きなのはリドワーンだと気が付いたからだと勝手に想像してました。
だからファルラーンに託した手紙は、2人の仲を邪魔して来た事に対する謝罪だと思っていたんです。
そしたら何と謝罪ではあったけど驚愕な内容で、一気にアニーサが大嫌いになりました。
やむに止まれぬ事情があったとしても許されないと思いました。彼女は母親になるべきじゃなかったです。
こういう登場人物作るからBLに女性は要らないって思ってしまうんですよね。
それでもエピローグでのリドワーンの律の実家での話とか、律の兄たちに対するリドワーンの挑発はとても面白かったです。
でも面白かったのがエピローグだけでは中立にしか出来ません。
今回も溺愛・ワチャワチャ・エチと三拍子揃った上、お子様の可愛さまで加わって大満足でした(*´艸`*)
アニーサにしてやられたと言うか女の執念を見た気分。アミンの存在を考えたらこれでいいのかも。
リドワーンが拗らせてて焦れったかったけどある意味粘り勝ちだし、律の思い切りが小気味よかった。リドワーンの為なんだけど、結束して2人を応援する王子さまやパートナーが出てきたのも楽しかった。今までのcpが仲良く出てくるの嬉しい。上手くいった瞬間から執着心発揮するリドワーンに笑った。兼守美行先生の美麗なイラストにも拍手。
アラビアン5作目。前作までのカプが出てこられるので、読んでいた方が面白いと思います。今回の攻めはちょっとシンクロしにくかったので中立よりの萌にしました。最後の方や番外編ではゆりの先生通常運転!と感じて良かったんだけどな。本編250P弱+あとがき。
大手文具メーカー社長の三男である律。父の会社に入社して4年目、ある日、会社に戻ると「父のところへ行け」と長兄から言われます。社長室に行ってみると、そこにはデルアン王国第7王子であるリドワーンの従者であるタリーフがいて・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
アニーサ(デルアン王国王女、故人、うーん・・・)、アミン(アニーサの子)、タリーフ(攻めの従者)、第5王子アルディーン・晴希、第6王子シャディール・慧、王弟ファルラーン・直哉、受け兄二人と父。慧と晴希が援護射撃してくれてます。
++攻め受け+アニーサについて
受けはゲイなんて全く頭になかった愛され三男坊さん。いいようにアニーサに言い寄られ押しかけ結婚させられ、目的達成したらさっさと離婚され。ねえねえ、いいとこある?君・・?優しい善人なんだと思うのですが、ぽややん坊ちゃんという印象をぬぐえませんでした。アミンの良いお父さんにはなりそうだなあという点がアピールポイントかな。
攻めは、受けを好きすぎて、ひねくれ横道に入って出てこれなくなったのでは?と思う方。彼もアニーサの被害者という点があるのかと思いますが、さっさと素直になって、「ストレートであろうが関係ない、絶対惚れさせてみせる」ぐらいの気概を持ってくれれば良かったんじゃないのと思うのです。さっさと日本に帰れだの、監禁するぞだの、分かりにくい・・・。最後になってようやっと強気な部分が出てきたので一安心でした。
アニーサがねえ・・・強い女性だったんでしょうね。好きな人のためなら一直線、短い人生、やりたいようにやってやる!という感じです。そのおかげでかなり遠回りしてしまった二人ですが、アミンが産まれてきたのはアニーサがいたおかげ。可愛いアミンと三人で仲良く暮らしていければよいなと思ったお話でした。
