新たな難題に、潤と可畏が親の覚悟を試される──!? 大人気暴君竜シリーズ第9弾! !

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表題作少年竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ9

竜崎可畏
18歳,T・レックスの遺伝子を持つ竜人で大学生
沢木潤
19歳,私立竜泉学院大学一年で可畏のパートナー

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

竜人界の何人からも襲われず、
身の安全を保証する絶対不可侵権──
誰もが欲する権利を潤に献呈したのは、
巨大毒竜の影を背負い、自ら学園に現れたツァーリ。
血相を変える可畏をよそに、逡巡しつつも潤は、
家族の安全のために受け取ってしまう。
ところがそれは、潤の存在を知らない全世界の
竜人に、潤が超重要人物だと知らしめることで…!?
取り戻した日常に忍び寄る、ツァーリの巧妙な罠!!

作品情報

作品名
少年竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ9
著者
犬飼のの 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
暴君竜を飼いならせ
発売日
電子発売日
ISBN
9784199010163
4.1

(112)

(72)

萌々

(12)

(10)

中立

(5)

趣味じゃない

(13)

レビュー数
14
得点
443
評価数
112
平均
4.1 / 5
神率
64.3%

レビュー投稿数14

表紙の通り重めの展開…9巻

(少々ネタバレしますので未読の方はご注意を。)
8巻で無事に潤が可畏達の元に戻り、幸せそうに終わりましたが…。9巻は表紙が不穏な雰囲気ですね、可畏が苦しそうな表情。

8巻ラストの潤の胃痛などで、卵について匂わせていましたが、やはり卵ができていましたね!

すごく幸せな家族水入らずの誕生パーティーで始まりますが、直後に可畏父クリスがやってきて、その態度から実は卵ができていたことを可畏が察します。ここから段々暗雲が立ち込めていきます。

潤がツァーリから絶対不可侵権を受け取ったことにより、可畏は激怒、夫婦喧嘩となり、可畏は出張と称して学院を出ていきます。

その後ツァーリから、卵が孵化して子どもがバイカル湖に来たことを知らされ、ショックを受ける潤。しかもその直後その子ミロが学院にやってきます。ミロは大好きな倖と楽しく遊ぶのですが、アクシデントが起き、可畏に殺意を向けられて去っていきます。このシーンが大変切なかった…。

そこへ海底で卵の殻を見つけた蛟がやってきて、生まれた子は肉食竜人で、可畏の子でもあることが判明。
(蛟好きなので、また出てきて嬉しい♪)

可畏は自分の子どもに殺意を向けてしまったこと後悔し、自身の辛い過去も思い出し苦しみます。このシーンがまた、可畏もミロも不憫で可哀想で泣けてしまいました…。

最後は潤と可畏が話し合い、二人ともミロに会いたいという優しい気持ちになれて、またウルっときました。ミロはツァーリのもとにいるので前途多難だけど、とりあえずよかった〜。

もう9巻ですけど、この二人子持ちとはいえ、まだ18歳と19歳なんですよね。
なのに色々背負って、考えて、自分を責めて反省して…。なんかちょっと不憫になってきます。まだまだ若いのに。

最後に出てきたツァーリの潤への強い執着が怖い…10巻の展開が気になります!潤たちとミロの関係がどう変わっていくのかワクワクします♪ハッピーな展開になるといいな。

1

まだだった!

ネットで注文した新刊が届いた♡
「あれれ?ちょっと薄い??」

ウキウキしながら読み始め、ほのぼのした潤のお誕生会から一転!不穏な空気が…次々に招かれざる客が現れ…

少年竜はまだ飼いならされませんでした…

続刊があるのですね

いや、まぁ、このシリーズは続き物と言えばそうなんだけど

これからの期待を寄せて神評価ですが、次出るのっていつなんでしょう?

1

可哀想な……

得てしてBLは『可哀想な受け』が登場します。
少女文化の延長線上にあるからだと思うんですけれど。
以前から少しばかりそういう匂いを漂わせていたのですけれど、この『暴君竜シリーズ』はついに『可哀想な受け』ではなく『可哀想な攻め』が全開のお話になってしまいました。

多くの方がはらはらして物語の先行きをご心配されていると思うのですけれども。
そんな中、不謹慎なレビューなんですけれども。
でもここは『ちるちる』なんだもん、萌えを叫んでいいよね。

NTRと負け犬に萌えツボがある私は、この巻の可畏に激しく萌え~~っ!
ど真ん中だよ、どんぴしゃりだよ。
あらすじがどうのこうのじゃないの。
もう、可畏の言動のすべてに萌え転がったっ!

有能で強くてプライドの高い攻めが自分の力ではどうしようもない事態にぶつかって、でも愛する者と自分の尊厳を守ろうとして苦悩する姿を見るのが「だーい好き♡」っていう、あたしみたいな姐さまはいませんか?
そんな方にはこの本、もうウハウハですよ。

蛇足
双子が歌い踊る『こんぶの歌』。
DVDを出してくれたら絶対買います。
可能であれば、笠井画伯の流麗かつ可愛らしい双子ではなく、ちょっとヘタウマが入ったブルブルした線で描かれたEテレ風アニメーションにしてくだされば、萌え死にしてしまうかもしれません。

10

でも好きな子は自分が守りたいよね…。

ずっと読んできてこのお話が一番、可畏と潤が可愛らしく思えました。
だって可愛いじゃないですか。大好きな人を守るのは俺だけが良くて大好きな人が安心できる場所は俺だけがあげたいだなんて愛おしくてキュンキュンします。
対して、大好きな人が辛い目に遭ったり傷ついたりしてほしくないって気持ちも分かります。
二人とも可愛すぎてもう愛おしい。
お互いを思いやる気持ちゆえにぶつかって、もう大嫌い!ってなってもその後冷静に考え直して誤ちを認められるのだから素晴らしい。
ちゃんとした「ケンカ」をしているのを見て、ああ、この二人は本当に対等になったんだなあ」としみじみしてしまいました。

7

私は可畏よりです

今回もハラハラドキドキさせていただきました。(語彙力皆無ですみません)
冒頭の家族水入らずのシーンはほんわかさせてもらいましたし、後半は一体どうなるのかとハラハラしました。

ここのレビューを見てると、潤寄りの方が多いようですが、私は可畏寄りの心理状態で今回の作品を読みました。

もし自分が可畏と同じような状況に突然なったら…?

実際小説ではなくリアルで受け入れられる人は100人に1人、もしくはそれ以下なのでは無いでしょうか。しかも18歳なら1000人に1人もいないと思う。

悩んで悩んでその末に覚悟を持って受け入れるならまだしも、急にそんな状況になっても受け入れるよって笑って言える人がいるなら、むしろその人の精神状態がおかしいんじゃないかと私は疑います笑

最初は可畏のようになって当然だと思い、むしろそこを理解出来ず逆ギレする潤は我儘だなぁと感じました。
時計の話も、安全第一とはいえ深く考えず受け取ってしまった潤。目の前で自分のプライドを踏み潰されたら、私なら激怒まで行かなくても多少は不快になります。

ただ最後にちゃんと自らの非を互いに認め合えるところは流石です。

可畏×潤ファミリーに幸あれ。
そしてミロくんにも幸あれ。

可畏よ、これからも大変だろうけど頑張れ。

6

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