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表題作花鳥風月 9

吉利谷瞬,平岡組組長
財前真澄,平岡組の顧問弁護士

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

極道の道を歩む吉利谷。
彼を脅迫するために攫われた財前。

互いに惹かれ合い、プロポーズまでしながらすれ違っていた彼らに危険が迫る。

長い長い片想いが、ようやく叶うー。
志水ゆきのストレートラブストーリー、
不器用な大人の恋を描いた
吉利谷と財前篇収録の第九巻!

作品情報

作品名
花鳥風月 9
著者
志水ゆき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
花鳥風月
発売日
電子発売日
ISBN
9784403667640
4.6

(140)

(107)

萌々

(26)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
18
得点
654
評価数
140
平均
4.6 / 5
神率
76.4%

レビュー投稿数18

幼馴染世界一

最最最爱吉利谷✖️吉利谷这对!财前好男前,又率直,有这样的老婆,吉利谷你真的好命哦!

0

いやー!本当に良かったです。

平岡組組長:吉利谷瞬×平岡組顧問弁護士:財前真澄です。

前回、めちゃくちゃ気になるところで終わったのですが、やはり今回も寸止めを食らってました。
(まぁ、病院のトイレですしね。)
もちろん吉利谷は財前に一発貰ってます。

そして、前回ちょろっと出てきた女性弁護士の彼氏ですが、この彼氏がとんでもない奴で!
なんと吉利谷の異母兄弟(弟)でした。
しかも吉利谷を呼び出すために財前を人質にして拉致しますが、そこは吉利谷がしっかり制裁を加えていたので、良しとします。
あと、財前はそこで吉利谷がヤクザになった本当の理由を曜明から聞くことになります。
というか、吉利谷の父親は本当に最低だな!と。ヤミ金業者に絡まれているところを吉利谷が助けたのにも関わらず、さっさと逃げるとか!!本当に最低ですよ!
とりあえず吉利谷は曜明兄に助けられて良かったです。財前は納得してない感じですが。

そして!そして!やっと!初Hですよ!
やっぱり財前は受けでしたね!!しかもまさかの童貞ですし!(これは意外だったw)
今回で吉利谷×財前は一段落したと思うので、次のCPも楽しみなんですけど、あとがきでイチャイチャさせたいと書いてありましたので、そちらも楽しみです。

0

このCPが一番好き

花鳥風月のシリーズでは、吉利谷と財前の二人のお話が一番好きです。
曜明も好きですが、受けが今ひとつ好きになれなかった…なので、攻め受け双方好きなのはこちらのCPなのです。

財前よ…君は本当に良いやつだ。そんな君の想いをわからず勘違いしてしまう鈍チン野郎な吉利谷も不器用で色々あったから、ヤクザになっちゃったのよね。

彼らが子供の頃から、吉利谷、財前、一見の三人は男の友情で繋がっていた。それぞれがそれぞれの道を歩んでいるんですが、道を外れたと認識してる吉利谷は彼らから距離を置きます。
それでも毎年、財前の誕生日には短いメールが届く。。。消息確認のように。

この巻でやっと財前と吉利谷の間で色々なことの辻褄が合い、お互いの気持ちを理解します。結ばれて良かったなと。

でも財前…、君はホントにストイックだね。まさかの男女どーてーとは。。思わずペットボトルを落とした吉利谷の気持ちはよく分かる(笑)

組のイザコザなので、曜明がちょいちょい出てきてくれて嬉しい。火弦のワンコさ加減も可愛く思えてきました。昔はあまりにも自虐というかマイナス思考で(そりゃ過去がそうさせているとはわかるけどー)好きじゃなかったけど。

ドラマCDは途中で止まってるんですが、再開して欲しいなぁ。豪華キャストすぎて、今から同じ声優さん達でやるのはコストが合わないのかもなぁ。この巻のCD聞きたいす。

3

これが本当の幸せのパンケーキ

 吉利谷の印象が最初の頃から随分変わったなぁというのを、改めて感じる巻でした。丹羽や火弦達の前では父兄のような存在感で、陽明や一見に相対すると隙がなく飄々としていて、ヤクザのトップとして誰にも喰えない感じが前面に出ていた印象でしたが。彼は財前相手だと、喜怒哀楽も普段の何倍にもなるんですね。吉利谷が唯一心を許し預けているのが財前。この関係性が尊いなぁと。

 やはり2人が晴れて伴侶になるまで波乱がありましたね。結ばれるにはきっとまだリスクがあるだろうと思っていはいましたが、またもや一歩間違えれば死んでいた内容でハラハラ。糸川はアルコール中毒寸前になったり、火弦は陽明を守って撃たれたり、このシリーズの受け達は皆極限まで体を張らされますね。もちろん、後の展開と落差があればあるほど物語の面白さ、深みは増しますが。危ない目はどうかこれっきりで。受けでありながら、精神的には随分吉利谷を支えている男前な財前に惚れ惚れしました。

0

なんか感無量すぎる。

泣いたわ……。
財前の盛大で熱い告白。
ようやくストレートに届いたね。

それにしても……
っったくよぉ〜、ばか吉利谷!
なんで財前の一番が一見だと思ってたんだか……って感じだけど、「指は自業自得、お前の所為じゃない」と微笑む姿がかっこいいから許す!
(八巻読み返しても、あの盛大な勘違いにはどこ見とんじゃ!節穴め!!って感じだけど)

はぁぁ、財前がかっこよすぎるよぉぉ。
男前受け、尊い。
「俺は吉利谷の弁護士なので」とかさ、口だけじゃなくて合法的に守れる弁護士だなんて、かっこいいよぉぉ。

自立してる男前受け、最高すぎます。
不動の男前受け、最高。

で、よーーーやくの初エッチ。
「友達」という枠で無理やり閉じ込めてきた彼らの想い。
それらが走馬灯のように……じゃないけど、ここまで来るまで本当に本当に長かったねー。
ついについに……という感じで、また泣けたわ。

次はどのカプなのかなぁ?
個人的には財前好きすぎるので、このまま吉利谷×財前でいいなと思います。
だけど、もう吉利谷も財前も辛い目にあって欲しくないわ……。

ーーー
財前のあまりの男前っぷりに触発されて、男前受けを集めた本棚を作ろう!と思い立ちました。

1

これからはぐっすり眠れるね。

幼なじみ、両片想い。
ようやく幸せになれました。
財前のためなら全てを捨ててもいいし、何なら自分の思いまでも捨てようとするキリヤ。
健気すぎる。
ずっと誰かに1番に愛されたかったキリヤ。
1番大事な人に愛されて本当に良かった。
どうしてこんなにすれ違っちゃったんだろう。
キリヤが臆病だったからなのかな。
財前は今回も男前でカッコ良かった。そして美人。
逃げようとするキリヤをしっかりと捕まえてくれて本当に良かった。財前が捕まえなかったら、また離れていくところでしたよ。
財前を抱いていないと安眠出来なかったキリヤ。
これからは理由を付けなくても財前は一緒に寝てくれるね。
これからはずっとずっと幸せな眠りにつけるね。
次回も本当に楽しみです。

2

ご馳走さまでした

いゃぁ、良かった。良すぎて、またレビューを書くのに暫く発酵させないといけなかった。

8巻で吉利谷の気持ちは伝わったものの、財前の気持ちがイマイチわかってなかったので、今回の財前からの告白、涙が出そうになりました。

8巻であそこまで進んでいたのですんなり行くのかと思ったら、まだまだスリリングな展開があり、おまけに吉利谷がヤ○ザになったいきさつまで、そんなにドラマがあったのかと中身の濃い9巻でした。

今までは曜明×火弦が一番の推しカプだったけど、吉利谷×財前カプも同じくイチオシのカップルになりました。

5

何を書いても陳腐になりそう…泣

ずっと新刊を待っていました。
8巻が2019年の10月発刊だったので、おさらいとして再読しました。

それ故に追って来た過去の残酷さに胸が詰まってしまいました。犯人の身勝手さに反吐の出る思いでした。
それから吉利谷が平岡組に入った真実に唖然としたのです。
それを知った財前の悔しさにとても切なくなりました。

そして事件が解決してからの第六十七話では鼻血を吹きそうになりました。一途な財前が大好きです。

あとがきにまだ続くとあって安心しました。
他カップルのその後も読みたいのでこれからも追い続けたいと思います。

3

愛の強さと深さに激萌え

このシリーズ、不意にぶっこまれる不穏な展開が悲惨なのでそこだけ怖いんですけど(他は安心して読める)今回の大塚はまだ小物でよかった。
財前は死にかけたので気が気じゃなかったけど。PTSDにならないかと心配になる。

財前を危ない目に合わせたので、距離を置かねばと考える吉利谷を見越して「別れないから」と、吉利谷のそばにいると決めた時点で覚悟はできている、と言う財前かっこいいし、愛情の深さを改めて感じました。

キスの続きをしたいと、ごねた吉利谷が財前に勝てる訳もなく…と吉利谷が財前には弱いのもいい。
翌朝、吉利谷の体にキスマークたくさんつける財前ww 吉利谷のこと好きすぎでしょ。知ってたけどw ツンな財前がこういうことをするんだ〜と萌え萌えです。

「何があろうと俺は吉利谷の味方」
これ前にも言ってた財前、それができる職業にも就いて有言実行の男ですね。

吉利谷がヤクザになった経緯を聞いた財前が
「俺ならもっと…俺が助けてやりたかった」
のもいい(涙)
お墓に一緒に入ろう、と言うのも!!
プロポーズどころか一生、いや、死んでからのデートの約束までしてしまう。気持ちの強さ、深さを感じられて…今までのことを思うとほんと感動しますね。

吉利谷が告げたことを「一言で簡潔に言え」と言う財前がいいし「愛してる?」と言われ、デレ?ながら「そっちじゃない」「好きだ!」のくだりもww え?そっちが聞きたかったん?と萌えるし、かわいらしいし大変w

と、言わせといて「でも俺の方がもっと好きだ」てなんなん?!ww 自分も言いたかったから吉利谷に言わせたん?!とまたまた萌えるやら笑ってしまうやらww

ここからはもうね、またまた最高の流れですね。
財前がまさかの初めてだったり。
初めてで、よかった、だったり。

最中、財前が吉利谷の顔を見上げて、これまでの好きだった吉利谷の姿を思い起こしてきゅんとなっているのが…こちらもきゅんです!!

吉利谷の「こんな幸せな気持ちで眠りにつくのは初めてだ」
こういうセリフが読みたいんですよね。
こういうセリフに出会うとこちらまでしあわせになる。読者冥利に尽きる。こういう感情を味わうためにBLを読んでいるんだとつくづく思います。

翌朝、隣に吉利谷がいなくて探す財前。
キッチンにいる吉利谷に抱きつくところは、激萌え!!
やっとデレたああぁぁ〜〜〜(吉利谷と共に感動)

今後、吉利谷と財前のお話はまだまだ続くようでうれしいです。
毎回、先生あとがきで先を楽しみにさせるのお上手ですよねw めっちゃ楽しみになります。

シリーズ通して最初は、曜明×火弦が好きだったのですが、吉利谷×財前も大好きになりました。
大人な2人がかっこいいし、愛が強くて深い。
財前が美人なだけでなく強くて覚悟ができている、好きなタイプの受けですし。

そういえば、吉利谷を嫁に貰ってやる、と言っていた財前だけど、受けに回るよう準備していたんですね。そういうとこやぞ!(いいぞ、大好き)と思いましたw

5

綺麗で男前な恋人。『幸福』を手に入れるまでの長い長い時を経て。

吉利谷 × 財前 編がみっちり長いので、私としては、一見 × 糸くんや、それ以前に、もう忘れそうになっている、1巻〜3巻に登場している大輝 × サバト様や、この2人を取り巻く人々の事を描いて欲しい。博巳さんとか、幹久とか。ガラのこと、忘れてないよね⁈ 彼等の事は終わって良い筈では無いのだがなぁ。それに、番外編として毎回楽しみにしている、曜明さんと火弦のイチャイチャも無くて。とにかく物足りない。うー。
吉利谷は、自分の弱味になってはならないと、財前との距離感に気を付けていたつもりだったが、結局。付け狙われていたので、財前をピンチに晒してしまう事になる。それは、吉利谷に浅からぬ因縁を持った、義理の弟に当たる男、大塚の仕業だった。
吉利谷も。財前も。不遇な家庭環境で育った。家も家族の愛情も。何もかも諦めて、自分の道を切り開いて来たのに。
吉利谷の父の胸クソっぷりったらありません。それはもう、反吐が出るほど。

この巻は、そんな大塚の非道な事件を挟み、スリリングに展開していくものの、結局は大塚は小者。財前は、火弦や曜明さんの働きもあって、無事救われる事となる。
吉利谷さん的には愛する財前の幸せを願い、一歩引いていたし、財前の想い人を一見だと勘違いしていたのもあって。友情の域を出ない様に一線を引いていたつもり。
財前の方は、吉利谷に線引きされた事で、切なく諦めかけていた。長くすれ違って来た期間を埋める様に。愛し合う2人。財前はその楚々とした美人さんっぷりに似合わぬ大胆さで、百戦錬磨の吉利谷さんをもドギマギさせる程に煽る、煽る。その男前っぷりは清々しくて。
志水先生もあとがきで書かれてますけど、一番アダルトなカップルなので、あんな事やこんな事も恥ずかしがる事なくやってくれるそうです。
先生のお気に入りなのだというので、今しばらくこの2人のエピソードは続くみたい。
巨大長編になっても良いから、他の全員について。描いて頂きたいものです。
そして、曜明さんと火弦のイチャイチャはもっとみたい。
曜明さんのムッツリがいつか情熱に変わる日も見てみたい。

0

デレをかみしめる

9作目は1冊まるごと吉利谷×財前でした

前作まで寸止めで焦らされ続けましたがやっと思いが遂げられました。
ようやく身も心も手に入れたという思うが溢れた1冊でした。

吉利谷が財前は人見の事がずっと好きだったと勘違いしたり、今は臨時で元カノが同じ事務所で働いていると聞いてもやもやしてるところがちょっとかわいかったです。

吉利谷は組長としてはすごい奴らしいけど非道でチャラい自信過剰な男という印象であまり好きではありませんでした。
人見が言うように財前は甘すぎるし。
今作で吉利谷は難儀な問題に直面。
血のつながりのない父親は身勝手で卑怯だし継母は病んで義弟は両親の悪いところを集めたようなしょうもない男。
ますます吉利谷がかわいそうに見えてきて…
徐々に苦労人で一途な面にちょっと絆されてきてしまいました。

メガネっ子火弦がお気に入りです。
まじめで機転の利くかわいい子です。
弁護士事務所でのお仕事は終わってしまいますが今後もメガネっ子火弦の登場も期待します。

キスマーク&キスマーク返しのシーンがほのぼのして好きです。
その時の財前の熱い思いがAmazon特典冊子で描かれているので入手可能でしたらお勧めしたいです。

でもなんだか遠くに来てしまったなぁという感じがします。
田舎で心に傷を負った男の子が恋人や周りの人のおかげで癒され、そこに住むカップルたちのあははうふふなのどかでラブリーな物語かとか思いきや、いつの間にかやくざの抗争とか拉致られたり死にそうになったりハラハラドキドキな展開になるとは想像もしませんでした。
いつのまにか甘いのや辛いのやちょっぴりほろ苦い飽きないおいしいお菓子の詰め合わせになっていました。

8

大人のBLです

割と無表情だった財前。
ちょっとムスッとしてるような横顔がめちゃくちゃカッコいいんですけど。
そんな財前が可愛い顔しちゃって、別人なのかと思うくらいに笑

BLにハマり出した頃から読み始めて、そんな花鳥風月ももう9巻かと感慨深いです。大人同士の展開を安心して読める一冊です。
最近のBLで展開が早すぎたり、コマが多過ぎて読みにくく感じるのを何故か思い出しました。
花鳥風月には花鳥風月の世界が健在で久しぶりに読み返しました。

9

尊すぎる9巻!!

待ちに待った9巻です。なので、読むのがもったいなく、しばらく寝かせておきました。なぜなら、吉利谷と財前の長い長い両片思いが実り、2人のイチャイチャがようやく見れるのですから!!

…が、最初は財前が拉致されたり、吉利谷が負傷したり、かなりハラハラする展開でした。まぁ2人の愛情が深まっただけなので、結果的に全然OKでしたが。だって、財前の男らしい告白も堪能できたし、感無量の一言です。

そして、大事なあのシーンですが、童貞処女な財前なのに吉利谷を言葉で翻弄してる様子にニヤニヤが止まらず、何度も見返して幸せを嚙みしめました。

でも本心では、もっともっと尊い2人のイチャイチャエピソードやプレイが見たいので、是非是非10巻でもこの2人でお願いします!!

5

クールで情熱的で素敵!

吉利谷×財前編、ついに!!の巻です。
吉利谷は組長なので度胸もあるし喧嘩も強いし男前なんですが、それを上回る男前を感じさせてくれる財前が大好きなのでとても楽しかったです。クールな表情でさらりと殺し文句を言ったり、容赦なく吉利谷を蹴って殴る姿がとても格好良いです。

それと、あとがきで「読者からかつてないくらい処女童貞を望まれた」と先生が書かれていたのに笑いました。その結果も楽しみに読んでみてくださいね。

7

やっと

財前の甘いこと
もーふりきれちゃった財前最高!
しかも、元カノいたのにDT
キリヤの為に守ってきたのね♪
先生にもカミングアウトだし
もー財前男前~(*^^*)
キリヤといつまでも
ラブイチャしてください。

14

迷子になってる

人は読みたいように読むものだ。
だからこの9巻を素晴らしいと読む人々の方が正義なのだろう…
だが。
私は迷子になっている。
この「花鳥風月」。何が言いたい作品なのか、さっぱりわからない。

8巻のレビューでも書いた通り、吉利谷x財前まで本編に組み込む意味があるのかどうか。

この「花鳥風月」。
はじめの一見x糸があって、続いてサバトの人生を揺るがすドラマチック、そして火弦の命を賭けるドラマチック。
大筋より各CPのクライマックスに惑わされる。
そして本巻でも吉利谷と財前が結ばれる。そこはまあいいですよ。でもさ。
さて大筋がなんの話だったのかさっぱりわからない。

この話の全貌で、何が言いたいの?ロンド方式ですか?
それにしたって各CPのエロを入れれば読者は黙ると思って欲しくない。
編集さん。志水ゆき先生。
どう進めて行くの?
何が言いたいの?何を主張したいのこの「花鳥風月」は?
もう9巻ですよ。

8

財前めっちゃ喋る(最中)笑

吉利谷を探っていたのが誰か判明しましたが、(前巻までの登場人物的に)まぁそうだろうな…という感じです。ここまでは悪くなかったです。「ふり払ったはずの過去がどこまでもついてまわる」からは、次のページを捲るのがワクワクしました。
ですが、最終的な動機には少しがっかりしました。吉利谷に対する行為のきっかけとしては理解できますが、財前に対する行為のきっかけとしては弱すぎるのではないか…吉利谷が間に合わなければ財前は死んでいましたが よく財前を死なせるところまでできたな?!と思いました。
糸くんに怪我を負わせた男や、曜明さんの母や、勝又さんの孫の父みたいな、人間は自分の身勝手で 他人をここまで害することができるんだ、という描写でしょうか。

吉利谷は、"親子"という関係に魅せられて平岡組に入ったと思ったのですが(8巻)、恩を感じたからなのでしょうか?吉利谷自身の回想ではないので、吉利谷の内心は分かりませんが、"家族"や"一番"に憧れを抱いていた吉利谷が組に入った理由としては、今巻の描写は蛇足ではないかと思いました。

とはいえ、吉利谷と財前の想いがきちんと繋がったところは本当に良かったです。
吉利谷が幸せな気持ちで眠りにつけるというのは感慨深く、そのまま眠りについた吉利谷を見つめる財前の涙もとても良かったです。
悲痛な気持ちで夜明けを切望した過去がある財前が、幸せな気持ちで眠って目が覚めた先に吉利谷がいる というも、とても良かったです。

きちんと財前の1番が吉利谷だと伝えられてからの、吉利谷や財前が噛み締めている姿には、胸が熱くなりました。吉利谷と財前が幸福な姿が見れ、良かったです。

17

やっと…!

「花鳥風月」の9巻目。
「花鳥風月」で最も糖度が低いCPは吉利谷×財前の2人だと思っていますが、

キタコレ―!

甘です。
甘々です。

拗らせ捲った男たちの着地点が、やっと見えた、そんな巻でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




前巻で登場した財前の元カノ・天城さん。
財前は人見のことが好きだと思い込んでいた吉利谷にとって、財前の「元カノ」という存在は衝撃を受けるものだったが―。

さすが志水先生。
天城さんの存在を通して、そこから紡がれていくストーリーが素晴らしいです。あまり詳細に書いてしまうと盛大なネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、今巻でピンチに陥るのは財前。

財前を救うべく、吉利谷はすべてを投げ打つが。

秀逸なのは、財前の危機を介して吉利谷の過酷な過去が描かれていること。いつも飄々とした彼のその中身に悶絶した。どれだけのものを、彼は抱えて生きてきたのか。

そして財前も。
吉利谷を陰から支えたいという彼の一途な想いがなんとも泣ける。いつでも、どんな時も、吉利谷は財前の星であり続けてきたから。

幼馴染で、ずっと時を共に過ごしてきて。
大切だからこそすれ違い、拗らせた想いがやっと昇華した。

これを神を呼ばず何という。

財前さん、吹っ切れたのかめちゃめちゃデレがきてます。
貴重なデレです。
財前さんのデレを、めっちゃ堪能したよ…。

財前さん、元カノ持ちなのでねえ、DTじゃないんだなーってちょっとショボーンてしてましたが、いやいや。志水先生は期待を裏切らなかった…!

吉利谷とともに鼻息も荒く財前の可愛さをじっくり味わいました。

志水さんにしては、と言って良いかな?
今巻はエロ度はやや低めです。
が、その少ないエロの中に二人の深い深い愛情が透けて見えて、非常に満足度の高い濡れ場でした。

財前を抱き枕にしていた吉利谷。
本当の意味でやっと安穏を手に入れた吉利谷と、じんわりと幸せをかみしめる財前の2人のシーンには胸が熱くなりました。

「ヤクザ」というバックボーンを持つ今作品ゆえにちょいと痛いシーンとかも描かれていますが、それを上回る優しさと想いに溢れた巻でした。

文句なく、神評価です。
次巻も楽しみに待っていようと思います。

20

ポッチ

腐った、たら子さま
ギャー!失礼しました!
名前を間違えるとか…。大変申し訳ありません。
教えていただきありがとうございました!

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