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ものすごく頑張って読んだ。途中何度も放置しながらだった。
前巻、今巻まともなのは可畏だけな気がする。
突然兄弟仲良くを押し付けられる慈雨くんがかわいそうなんですけど、私変ですかね?
まだ小さい子供を親の都合や感情で振り回す嫌な展開に挫折を繰り返しなかなか読み進められなかったんですよねー。
潤がすごくおバカさんにしか見えなくなってしまいました。一緒に料理して和む?この場面ではぁ?ってなりました。悪い人じゃない?この期に及んで?
ミハイロの為にと思ってるかもしれないが、結局は自分が親として認められたいだけ。犠牲にしているのは自分の心ではないじゃねーか!かえって子ども達や可畏の負担になってる事に気づけよ?
精神衛生上悪影響しかねーよ!という。
勘違いした親の身勝手な話を読まされた感。
濃厚なチッスを見せつける?潤さん、ツァーリを見つめながら?え?何それ?意味わからんってか意味なくね?
もうね、いいよ。何を読んでるのかわからなくなってしまった。
最後にはまるでヴァンパイアか?って感じになってるし。
誰が何と言おうとツァーリは卑劣だし、そんな相手にいつまでも隙を見せるおバカさんはもういいよ。ってなりました。
私には絶望的に合わないって事なんでしょうねー。
評価低いレビューが多くてびっくりしたので、久々にレビューします。
(めっちゃネタバレなので、未読の方は要注意です!)
話の流れ上、どう転んでもスッキリ大団円とはいかないですし、落としどころとしては最善だったと思います。
あのまま、ミロくんが一緒に日本で暮らしても、結局、いつまたツァーリがすべてを手に入れようとしてくるか、可畏も潤も気が気じゃない生活になると思うんです。
だからといって、ツァーリを殺してしまうのは、ミロくんの心を傷つけるので論外ですし。
ミロくんがツァーリの元に残ったからといって、可畏や潤の不安は無くならないと思いますが、私たち読者には分かることがあるのではないでしょうか。
それは、ミロくんを怪我させてしまったことで、ツァーリに起きたであろう心の変化です。
ツァーリは、愛する我が子を手に入れて歓喜したのも束の間、自分の目的のために平気でミロくんを利用するような、人の心が分からない人です。潤を苦しめることになってしまったミロくんの気持ちなんて、ちっとも顧みてません。
潤にも、愛してると言いつつ、潤の意思や感情を完全に無視して行動し、それを何とも思わない傲慢な男でした。
でも、ミロくんに大怪我をさせてしまったことで、1巻で可畏が潤を殺した(と思った)時と同じことが、ツァーリに起きたのではないでしょうか。
親に生き埋めにされ、愛に飢え、弱味を見せられず、暴力で周りを支配していた可畏。
千年の孤独を生き、恐怖で恐竜人世界を支配しているツァーリ。
ツァーリの気持ちも分かると、可畏も心中で語っていますが、ある意味、似た者同士の二人なんだと思います。
シリーズを通して、潤と出会ってからの可畏の変化が楽しみな作品でした。
潤を大事にするために自分の欲求を押し留めたり(2巻で、潤の母親の渉子さんを殺さずに、頭を下げた時は感動した~涙)、潤の気持ちを理解しようと努力したり、それでも衝動を抑えきれずに行動してしまい、後で深く落ち込んだり…。
楽観的かもしれませんが、ミロくんを怪我させてしまったツァーリの様子からすると、ミロくんが側にいることで、可畏が辿った道を、ツァーリもまた辿って行くように思います。
ミロくんは潤譲りの深い愛情を持っているようですし…。
電子版のSSで、ツァーリの元に残った理由をリュシアンに聞かれて、ミロくんがうまく言葉にできなかったシーンがありましたが、あれがまさにミロくんを象徴しているように思いました。
幼さ故に自分の心境を説明できないでいましたが、潤が可畏の孤独に寄り添ったように、ツァーリの孤独を感じ、ツァーリを癒したいと思ったのではないでしょうか。
こんな事態になった分岐点はどこだったのか、と可畏が自問自答し、過去は変えられないと自分に言い聞かせる場面がありますが、本当にそのとおりで、過去を変えられない以上、いまの時点での最善を手に入れたと思います。
潤に出会って可畏が変わっていったように、ツァーリもミロくんとの生活を通して変化し、この少し歪な家族のかたちも、幸せになるための通過点だったと思える日が来ると思っています。
暴君竜10巻、一応ここで一区切りらしいです。先生本当にお疲れ様でした。ここまで書いてくださったこと感謝です。
で、感想なのですが、他の方と同じくスッキリとした読後感は正直得られませんでした。
何となく予感はしていていましたが、ミロくんが生みの親より育ての親であるツァーリを選んだこと、それは一定の納得をしているのですが、やっぱり可畏と潤が心からのハッピーを迎えてほしかったという気持ちが大きいです。ずっと辛いことの連続だったので。でも、大人になるって清濁を飲んで生き続けることなのかも…とも思えて、犬飼先生らしいとも思いました。
本当のゴールは子供がある程度大きくなった時に迎えるのかもしれませんね。
まだまだ番外編などもあるようなので、期待を込めて待ちたいと思います。
前作が可畏にとって辛い辛い内容でしたので、どのような続きになってるのか…
可畏が幸せになってますように…!!そんな気持ちで発売を待ちわびていました。
根本が暴君竜だからでしょうか…教育がまだ必要なのか、
犬飼のの先生、可畏に厳し過ぎませんか!?笑
行間のいたるところに可畏の成長痛が感じられ、萌えるどころでない。
うっかり忘れがちですがまだ十代ですもんね。
成長する姿が痛々しいですが、同じくらい眩しい。
潤がそうさせたのだと思うと本当に尊いです。
ツァーリの狡猾な言動に、若さや経験の浅さを痛感せざるを得ない可畏の悔しさを思うといたたまれません。
勧善懲悪でないシリーズ一区切りにスッキリしないものを感じますが、
必要悪を行使する父親が側にいるミロ君の成長もある意味楽しみですし、
私にとって最推しである可畏が、困難を乗り越えてまたひとまわり大きくなる楽しみを与えていただいたのだと思っています。
一区切りと言いながら、物語終盤にこれでもかというほど伏線をばら撒いてくださり
犬飼のの先生には感謝しかありません。
ひとまず、先生に「お疲れ様でした」「ありがとうございました」をお伝えしたいです。
そして伏線回収の番外編、長編を楽しみに待つことにします。
読み続けてきたシリーズです。
今回で一区切りということでした、お疲れ様でした。
前巻からあまり間を置かずに出された今巻ですが、物語はあまり進展しなかったな、というのが正直な感想です。
ツァーリの元にいたミハイロを自分達の元に、と考えていた潤と可畏でしたが結局はそのまま、という形で終わったので、物足りなさを感じるのはそこかもしれません。
もちろん、いろんな出来事があった末の結果で、ミハイロも潤をママ、可畏をパパ、慈雨と倖を兄と呼び結果的に親密にはなりましたが…
一旦は潤達と日本で暮らすと言ったミハイロですが、お互い恐竜化したツァーリが可畏に攻撃されそうになった時に可畏を止めようとしてツァーリの尾に直撃、その後ツァーリと共に戻る決意をします。
潤や可畏達が、「ミハイロが決めたことなら仕方がない!でもいつかは!」と、納得とまでは行かずとも前向きに妥協したラストなら一区切り感があったのかも。
でも最後まで、ミハイロはいつ来る?と、ミハイロの事ばかりだったのであまりすっきりしませんでした。
ツァーリに関しては、そもそも善人になると言うこと事態に無理があると思うので、可能性があるとするなら、良い例が可畏だと思います。
特に今巻は可畏が自分自身を抑制し、人として成長していると感じる描写が多かったです。
堪えきれず恐竜化しましたが…仕方のない場面でした。
暴君だった可畏が少しずつ人間(というか潤)寄りの思考を持つようになり、今回も一度は潤を一人でツァーリの元に行かせる決断をしています、覆しましたが。
自分一人の欲求のみで突き進み、かつては潤にさえも暴力をふるうことがあった可畏が確実に変化しているので、ツァーリにも変化がある事を期待します。
その鍵がミハイロなのかも。
潤が不死になってしまいましたのでそれも含めて今後どうなって行くのかも気になりますし、可畏も潤もやられっぱなしではないと思うので、番外編など楽しみつつ続編を待ちたいと思います。