ホスト生命の危機! 彼氏バレ炎上編スタート

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表題作蜜果 2

貴宏,34歳,元タチ専ボーイで現風俗店長
須賀希雄(レオ),24歳,ノンケのホスト

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「愛してるってどうやったら証明できんの」10歳差のレオと貴宏(たか ひろ)は夜のお仕事カップル。
ゲイとノンケのすれ違いに折り合いがつきいっそう愛が深まったと思うレオだったが、
客に貴宏との恋人関係をバラされ女性向け風俗左遷されることに。
さらには、ウリ専を卒業したはずの貴宏が「特別な男」を抱いたらしいと知ってしまった。
悶々とするなか、夜職と恋愛のはざまで揺れる想いをぶちまけるが、
「お前が身体を売れるはずがない」とにべもなくキスで口を塞がれてーー...?

作品情報

作品名
蜜果 2
著者
akabeko 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
シリーズ
蜜果
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526010
4.7

(446)

(369)

萌々

(50)

(16)

中立

(7)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
39
得点
2100
評価数
446
平均
4.7 / 5
神率
82.7%

レビュー投稿数39

愛の軌跡

落果を読んだ時点では実はそこまでハマってなかったのですが、蜜果を試し読みしてどハマりしました。
以来ずっと単行本化を待ちわびていて、発売日にはこれまでやったことのない「特典欲しさに複数購入」までしてしまいました。
発売前、あまりに蜜果が好きすぎて自分はヤバいかもと思ってたのですが、発売後にこうやってたくさんの人が面白い、大好きと仰ってるのを見て「ああ、本当に蜜果は素晴らしい作品で、多くの人から愛されてるんだな」と感慨深くなりました。

もう、最高でしたね・・・。
例えこれで次巻が出なくても悔いはないと思えるほど、すべてが完璧でした。
(もちろん続きは出て欲しいですし、編集部様にもちゃんとリクエスト済です笑)
いくつものさりげない伏線が、以降の回で効果的に使われて回収されていく様子は本当に見事でした。
「えー、あの時のあれがこう繋がるの!?さりげなさすぎて気付かなかった!!」と何度も唸りました。

ちなみに店長がそんなにレオのこと好きって知らなかったと言うコメントもたまに見かけるのですが、落果関連の特典小冊子・ペーパーなどでいかに店長がレオのことを愛しく思っているのかを垣間見れますので、もし機会があれば見て欲しいなあ・・・一緒に萌えたい。
(むしろあれだけいちゃいちゃしてたのに、まだお互いの気持ちを確認し合ってなかったのかと蜜果を読んで愕然とした笑)
というか、落果スピンオフ本編の時点でレオが泣き出しちゃったとことか、ほっぺにキスされてきゅんとしてたので、最初から店長はレオくんに惹かれてたんでしょうね^^

それにしても、エロのオンパレードでびっくりしました!笑
いや、こんな糖度とエロ度の高いものを読ませて頂いて、ぐうの音も出ません。
ちるちる作品ページの「プレイ」の欄もとんでもないことになってるじゃないですか笑
シュークリーム作品だったので電子が白抜きなことは覚悟していましたが、紙の単行本は落果の時と同じトーン加工で死ぬほど嬉しかったです!!!!!!!
エロいBLならそれなりに読んできたつもりだけど、こんなに最高のエロがたくさんな上に胸が締め付けられるような切なさもあって、akabeko先生って凄すぎん!???ってなりました。
ちなみにレオが就職したところはアダルトグッズを取り扱う会社なのですが、店長のプロテクが見たいので店レオの二人には道具に過度に頼らず愛し合って欲しいなと希望します笑

皆様には是非紙で読まれることと、電子ならシーモアさんが限定ペーパーを付けててくださってこれがもうとんでもなく可愛いのでそちらをオススメします。
小冊子はアニメイトさんももちろん良いのですが、個人的にはとらのあなさんの方も激プッシュです。
質問コーナーとエロクイズと書き下ろしがむちゃくちゃ最高なのと、落果の時のペーパーを復刻して付けて下さってて、もう企画担当者様は神です!!

落果である意味最悪な出会いと再会があって、蜜果で二人が心を通わせあって恋人同士になっていく。
そこにレオくんが店長を5年も探していたことを鑑みると、再会出来て本当によかったねと心から思います。
大好きな作品なので、これからもいろんな人に読んで頂いて幸せな気持ちに浸ってもらえたら嬉しいです。

17

続編希望の声が上がるの分かる!(私も上げる!笑)(既に落果の続編だけど


風邪ひきHって、介抱してたら風邪を引いて弱っている姿に昂って致しちゃった的なものというイメージがあったのですが、さすがakabeko先生でした(笑)


街を去るレオ(11話)のくだりが…最高でした。
自分の看板(No.1ホストの看板)を見つめるレオ、レオへの想いを整理して第三者視点での自分達を知った店長の告白、ちゃんと知ってるレオ、…すごくエモかったです。

そして、THEホストの服のままドッロドロにされたレオが、可愛がすぎました。
逃げ場がない、壁に押さえつけての、100%での挿入、めっちゃ良かったです!


ホストを辞めたレオと店長ももっと見たいと思いました。
あと、あと、女郎蜘蛛もなんだかんだいい人そうで、女郎蜘蛛ももう少し見たいなと思いました(笑)

14

神×100

「読めばわかる!!」という一文でレビューを終わらせたいくらい。
「とにかく読め!!」です。後悔はさせない。

上巻はレオ視点で、レオのちょいアホな可愛さを堪能したけど、下巻は店長視点も加わってパーフェクト!

蜜果ってあるけど、ほんとハネムーンか?っていう甘さ。
店長、レオのこと溺愛しまくりです。あくまで店長流だけど。

店長が風邪を引いちゃう回、看病パターンに持ち込まないところがこの二人らしい。
そしてレオの新しい扉をまた一つ開けてしまって、さすが店長。

そして店長のドストレートな告白、めっちゃ萌えた。
店長って、あまり感情をあらわにすることがないじゃないですか。
それなのに、あの店長が……!!!と。

おまけに、嘘ついてたレオにちょっと振り回されて、「ずっと言いそびれてて‥‥」ってレオが切り出した時の、覚悟を決めた店長の顔!!
店長をこんな心境に追い込むことができるレオってあんた凄い子だなって。
そこからのお仕置きエッチの苛烈で幸せそうなこと!

体から始まった二人が恋人同士になって、深い絆で結ばれるってそれ100回読んだみたいな鉄板ネタなんだけど、なんか新鮮なんですよね、この二人がそれをやると。
1話1話、どれも楽しめて、お馴染のアレ感がまったく無かった。
神100個でも足りないです。




ーー
あらすじで
「さらには、ウリ専を卒業したはずの貴宏が「特別な男」を抱いたらしいと知ってしまった。」
ってあるけど、これは上巻のやつのことで、下巻ではその真相が明かされるだけです。
(これ読んで、えっ?!また?!って思ってしまったので)

13

文句なしの神作品。

『蜜果』の2巻。
まずこの表紙。
貴宏さん、色香がダダ洩れです、ちょっと抑えてください。
と言いたくなるような絵柄にまず悶絶。

貴宏さんの「仕事」で少しぎくしゃくしたままの2人。それを打破するべく二人が向かったのは、温泉旅館へのデート。レオの不安に、きちんと答えようと、貴宏さんは過去について話し始めるが―。

身体の関係から入った二人。
相性が良かったから続いた関係。
それを乗り越え、二人は恋人になっていく。

端的に説明するのであればそういったストーリー。王道の、もっとバッサリ言ってしまうと既視感ありありの展開なのです。なのにakabekoさんが描かれるとこうも魅力あふれる作品になるのか。

2巻ではレオの本名も分かります。
ああ、だから源氏名がレオなのね?という感じ。しかも若干可愛い。

で、そのレオくん、ホストクラブを首になり、次に異動を命じられたのは女性専用風俗店。レオが女性を抱くのか―、とちょびっと萎え萎えになりつつ、でもそれよりもっと深刻なのは貴宏さん。自分の最愛の恋人が仕事とはいえ女性を抱く。でも、自分も元タチ専。

レオが選ぶ道は―。

仕事と恋。
どちらを選ぶか、という不毛な問いを織り交ぜ、少しずつ心も身体もしっかり繋がっていく不器用な男たちの恋のお話。

akabekoさん作品はすべて読んでいますが、一番好きな作品かも。
『落果』の時はなんとも言えないほの暗さを感じたこの二人が、こんなに可愛いお話になるなんて、さすがakabekoさんといったところか。

akabekoさんらしいダークさやシリアスさを求めて手に取られる方には、もしかしたら若干肩透かしを喰う作品かも。でも、めちゃめちゃ萌えました。

文句なしの神作品。
どうぞ、1、2巻まとめて堪能されてください。

10

エロくて切ない夜の世界

1,2巻読んでのレビュー。

『落果』の店レオが大好きだったので、まさか2人の名前が判明するまで2人の話を読める日が来るとは……感激です。

『落果』の時から、店レオははちゃめちゃエロかったですが、セフレの流れで付き合うようになってからの『蜜果』ももちろんエロかった。
『落果』の腸内洗浄→「出産」って言いながら腹を押して水を発射させるプレイ(語彙力)がすごい印象的で、そのエグさが大好きだったんですが、『蜜果』にはそのエグさがなかったです。
でもひたすら愛で押しつぶすようなエロがいっぱいあって、これはこれで最高でしたね。エロはエロでも違うベクトルになってました。

また、ストーリーも、『落果』はノンケが堕ちる可哀想で可愛いお話でしたが、『蜜果』は夜の世界に生きる2人の愛を描いたエロくて切ない雰囲気に変わっていました。もちろん、どちらもとても好みです♡


以下は詳しいネタバレありでのレビューになります


失礼かと思いますが、エロ一辺倒のデロデロストーリーじゃないの!? 2巻もあるの!? なんて思いながら読み始めて、すぐそうじゃないと悟りました。

基本はエロ主軸で、このエロを描くためのストーリーはこれ、みたいな感覚で描かれてるのかな?とも思いましたが、このストーリーの部分がすごく切なくて。

ハプニングバーでの事件では、「最終的に選ばれるのは女」という不安が付き纏ってしまう、ノンケとゲイの恋愛の難しさ、不安定さ。

店長が仕事で誰かを抱いた疑惑事件やレオの炎上事件では、水商売を生業とする人たちにつきまとう恋愛自体の難しさが、それぞれ描かれていると感じました。

もちろん基本的には「レオ可愛い〜エッチ〜」「店長意外と可愛い〜容赦ない〜」で進むんですが、所々に仕込まれてる切なさに、ぎゅーっと胸が締め付けられてしまいました。

そして最後は、お互いがお互いにとってかけがえのない存在になっていく。ちょっともう普通に感動しました。

まさに、エロもストーリーも堪能したい派の私にとっては、こういうエロエロ作品が読みたかった!!!と言う作品でした!akabeko先生、ありがとうございます。

欲を言えばもっと拗れに拗れて、雰囲気が激ヤバになってくれても、闇属性よりの私は喜んだんですけど、何しろ2人がラブラブすぎて案外サラッと解決します。愛の力が強すぎて、闇はここでは生きていけないですね笑

あと、エロ。
温泉旅行のレオがエロエロで可愛かったのと、2巻最後の結腸攻めが、も〜!良かったです。ハプバーでの見せつけエッチも容赦ない店長の攻めが見れてハッピーでした。潮吹きが癖になっちゃったレオくん可哀想で可愛い……。

とにかく胸を痛めつけられるような苦しいお話をご所望の方にはちょっと物足りないかもしれませんが、エロもストーリーも楽しみたい!と言う方、エロエロを読みたいと言う方にはおすすめです♪

9

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